SSブログ

F A V O R I T E ー C A T S 1 5 [f a v o r i t e s]

Ori 2021
S井開運稲荷に立ち寄ると黒猫のマオちゃんがいた。その傍でネコおばさんが身を屈めている。座布団が置いてあり、今まで抱っこしていたと話す。情報通のネコ好き婦人から、周辺のネコたちやS水製麺所の看板ネコについて会話を交わす。ネコおばさんと別れた後、黒ネコの写真が上手く撮れなくて難儀をしていると、タイミング良く白黒ネコが塀の上に姿を現わした。ヒトの気配を感じて、様子を窺いに来たのだろうか。目元涼しげな眼差しで真摯に見つめる、賢そうなネコちゃんだ...#549


Kiri 2021
稲荷公園向かいの敷地内に三毛ネコがいた。遊歩道を挟んだ一段高い敷地との間には鉄柵があって、関係者以外は立入禁止になっている。一部開放されている右側から回り込んで撮ることにした。それでも被写体との間には1m以上の距離がある。三毛の方から近づいて来る気配はない。鉄柵から目一杯、右腕を伸ばしてシャッターを押した。望遠ならば兎も角、標準3倍ズーム・レンズでは残念ながら、ここまでしか寄れない。良く言えば「風景の中に融け込んだ三毛ネコ」‥‥ブログ写...#548


Ron 2021
飼い猫は安心だが、ノラ猫の姿を暫く見ていないと不安になってしまう。台風や暴風雨の夜は一体どこに避難して雨風を凌いでいるのかと気懸かりになって眠れない。中央図書館裏に棲息するロンちゃんにも最近会えていない。先日スーパーストアで出合った、カワセミなどの野鳥を撮っている男性から、ロンち ゃんが元気でいることを訊いたので一安心したけれど‥‥写真は枯葉舞い散る遊歩道で腹這いになっているところを撮った。向かって右から西日が射してしいるが、左側にある塀...#544


Shun 2020
数年前に老齢の飼主が亡くなって、外ネコになってしまったシ ュンちゃん。世話をしている民家の外壁に 「里親さんを探しています!」(しゅんちゃん・推定4歳・牡猫)というポスターが貼ってあった。久しぶりに訪れると、残念ながら里親は見つからなかったようで、張り紙も消えていた。元飼いネコだったので人馴れしているし、性格も穏やかなので屋内でも飼いやすいと思うけれど、日本で特に人気の高いという子ネコに比べると、成ネコの引き取り手を見つけるのは難しいのだろ...#543


Pon 2020
「夕やけだんだん」から御殿坂を日暮里駅方面へ昇って行くと 、本行寺の前に茶トラ猫がいた。閉まっている門扉の下にいることが多くて、手招きすると門の外へ出て来る。暫し親交を暖めて写真を撮っていると、ネコ好きの通行人が興味を持って立ち寄ることがある(既にネコ好きの男女が茶トラと戯れていることも少なくない)。暫くすると撫でられるのに飽きたのか、門扉の下に戻って行く。2度目は再び呼びかけても出て来ない可能性が高い。お尻を向けた素っ気ない態度を見せる...#542


Tere 2020
橋の上でネコおばさんと出合った。ここのトラネコには要注意にゃん。近寄っても逃げないので安心して不用意に手を出すとネコパンチを喰らってしまうから。おばさんは知ってか知らずか手慣れた様子でゴハンを与える。橋の向こうから小さなネコも姿を現わす。これから他のネコたちのいるところも回るというので、ご同伴することにした。S神井川沿いの遊歩道を下って行くと、旧区役所と思しき裏庭に3匹のネコがいた。植木や人工池らしきものもあるが、明らかに手入れされてい...#539


Luna 2020
O久図書館が令和2年10月から休館している。老朽化した施設の改装工事のためではなく、宮前公園内に新図書館として開館(令和3年2月予定)するという。ここ暫くは足が遠のくことになる。都電A川遊園前から長期休園中の「あらかわ遊園」へ続く「バラ花壇」に棲息しているネコたちとも会えなくなりそうだから。足許に人待ちしているかのように座っていた茶トラのルイちゃんや植込みの中から姿を現わした淡いカフェオレ色のルナちゃんにも会えないのかと思うと少し寂しくなる...#537


Rui 2020
S田川沿いの「あらかわ遊園」は長期休園中(2022年リニュ ーアル・オープン予定)だが、都電A川遊園前から遊園地へ続く「バラ花壇」に数匹のネコたちが棲息していた。入口近くで白黒ネコ(ベンチに座っていた初老の男性がサクラちゃんと呼んでいた)を撮った。少し奥へ向かって歩いて行く。ふと気配を感じて立ち止ると、足許に茶トラのネコが人待ちしていたかのように座っていた。まだ幼さの面影が残る小さなネコは人懐 っこく、自らスリスリして来る。写真を撮っていると...#535


Peta 2020
女優の波留さんはSTモデル時代と大きく印象が異なる。派手なギ ャル風メイクによるところも少なくないと思うが、前髪を上げるか下ろすかで、ここまで違うのかと驚かされた。そのイメ ージチェンジとなったのは 「相棒(season 11)アリス」(テレ朝 2013)にゲスト出演した際の、清楚でミステリアスな二百郷茜(波留)ではなかったか。「未解決の女 警視庁文書捜査官 」(テレ朝 2018)では「体力と柔術には自信がある」肉体派熱血刑事・矢代朋を演じているが、強面の草加...#534


An 2020
ネコは狭いところが大好き。ダンボール箱や紙袋の中などにス ッポリと収まって安住している。白い輪やマンホールなど、円形のサークル内に好んで入ることも良く知られている。ヒトだ って広いリヴィング。ルームよりも狭い書斎やトイレの方が落ち着いたりする。駅前公園の三毛も車道沿いに並んでいる丸い鉢植えの上で寛いでいる。向かいの線路沿いの植込みの縁に腰かけてていると、徐に膝の上へ乗って来る。冷たい北風の吹く冬場、柔らかい毛皮で覆われた「天然湯たんぽ」は暖...#532


Az 2020
I袋駅前公園に設置されていたプレハブ小屋が撤去されて元の景観に戻ったが、棲息するネコたちの顔触れは一変してしまった。三毛アンちゃんと仲良く戯れ合っていた白黒ダイちゃんや少し離れた水天宮神社にいた白黒シコちゃんの姿が消えて久しい。相棒や仲間がいなくなって、ネコたちは寂しくないのかと 、つい感傷的になってしまう(公園のシンボル的な存在として 、アンちゃんが変わりなく暮しているのは嬉しいけれど)。その喪失感を埋めるように、新参ネコたちを見かけるよ...#531


Pino 2020
ピノとミス(スコティッシュ・フォールド)ちゃんは同じ家で飼われている三毛ネコ。姉妹なのか母子なのか、それとも血縁関係のない他人ネコなのかは不明だが、人懐っこいミスとは対照的にピノは警戒心が強い。小心者の臆病ネコである。ミスと仲睦まじく親交を深めているところを遠巻きに、興味深そうに見つめている。少し離れた場所でゴロニャン(お腹を見せて寝転がる)するが、近寄ると身を翻して足早に逃げちゃう。それでも何度も会っているうちに、次第に気を許すように...#529


Beth 2020
サンシャイン・シティ裏の「東池袋中央公園」には数匹のネコたちが棲息している。飼いネコではないのに首輪をして、固有の名前もついているようだ。近隣住民たちに愛情深く世話されているので、ノラではなく地域猫と呼ぶべきかもしれない。小さなキジトラが一段高い植込みの前で寛いでいるように見えるが、脅えたようなカン高い声で鳴いている。ネコ友たちと談笑していた女性が心配して、ベスの様子を見に来た。どうやら公園に遊びに来た子供のスケボーの音を怖がっているら...#526


Meg 2020
「谷中分室」 (谷中防災コミュニティセンター3F)からの帰り道 ‥‥ 「夕やけだんだん」 を昇ってN暮里駅へ向かう途中、延命院の門柱の上でキジトラ猫が気持ち良さそうに睡っていた。ち ょっとした撮影スポットになっていて、通りがかった人たちが立ち止ってスマホをネコに翳している。首輪のネコ型チャ ームに、名前(メグ)と連絡先(8桁の電話番号)が記されている。睡眠時は無防備になるので、出来るだけ人目を避けた場所に身を隠すはずなのに、メグちゃんは往来の多い門...#525


Han 2020
写真を撮ろうとして近づくと、足早に逃げて行く。尻尾を巻いて逃げて行ったのかと思ったら、急に踵を返して来て、ネコパンチを繰り出した。臆病者の小心ネコと舐められるのが癪に障 ったのか「お礼参り」に戻って来たのだ。血気盛んで勇ましいヤンキーを想わせる好戦的な威嚇行動だった。鉤爪が手の甲に食い込んで抜けないので、困惑したような表情を浮かべていた「なめ猫」ハンちゃんだったが、いつの間にか茶トラのレイち ゃんと縄張りを締めていた。白黒ハチ割れネコにはヤ...#524


Miss 2020
ネコ撮り散歩中に「ネコ・アルバム」を落としてしまった。不審者と間違えられないように常に携帯している「高透明フィルムアルバム」(L判・20枚用)なので、今までに何度か紛失の危機に遭っている。いずれも屋内だったので事なきを得たが、野外だったので自力で捜しても見つからない。一応警察に届け出たものの、手許に戻ってくる確率は低い。仕方がないので、某家電量販店で失われた写真を再プリント(DPE)した。紛失した写真を取捨選択して、「スコちゃんと植木鉢」 を加...#520


Satsuki 2020
某図書館裏のサッちゃんは写真を撮っていても知らんぷり。近づいても逃げ去ったりはしないけれど、自らは近寄って来ない。毛並みを撫でても全然動じない。我一切関せずというマイペース・キャットである。なかなか出会えないのは屋内にいることが多いのかと思って、飼主に訊くと「さっきまで寝ていたけれど、外へ出て行った」と話してくれた。茶系のサバトラ縞でマズルと胸元だけが白い。淡い緑の目と金のペンダントがチ ャームポイントになっている。黒い瞳の大きさからも...#518


Sai 2020
冷蔵庫、箪笥、塀、ヴェランダ、屋根の上‥‥ネコは高いところが大好き。樹に登ったのは良いけれど、自力で降りられなくな って(救けを求めて)ミャーミャー鳴いていたりする。ネコは後退りして(お尻を下にして)降りるということが苦手らしい。岩合さんは「夜空の星」ではなく、「朝のネコ」 たちを見上げるのだが、玄関ドアの隙間から顔を出しているサイちゃんは一体何を見つめているのだろうか?‥‥サイちゃんの躰を屈んで撫でていると、目を瞠って仰ぎ見る。次にジャ...#517


Baru 2020
少しでも近寄ろうものなら、素速く身を翻す。カメラのシャッター音にも反応して、ビクッと身を震わす‥‥敏捷で敏感なバルちゃんも、何度も通っているうちに徐々に馴れて来た。手招きすると、傍らに来て寝そべり、毛並みを撫でさせてくれるまでの親密な間柄(濃厚接触?)になった。ネコは自分の躰を舐めて身繕いするように、仲良くなったヒトの手や指を舐めてくれる。そのザラザラした感触は短時間ならば心地良い。ネコやイヌに舐められるのを嬉しいと感じるのは異常だろう...#515


Maji 2020
ネコを撮るにはロケーションも重要な要素である。岩合さんが都会の雑踏を避けて、日本国内の農村や漁港、イタリアやギリシャなど、海外の観光地まで出向いてネコを撮るのは何故なのか?‥‥現地の人に「お前の国にネコはいないのか?」と不思議がられても、海外の風光明媚なロケーションで撮る意味がある。ネコは同じでも、風景は異なるからだ。飲食店が建て込んだ駅前の繁華街や同じようなマンションや民家が並ぶ住宅地、ケバケバしい看板や変わり映えの民家の塀などはネコ...#514

                    *
  • 〈ネコ・ログ〉のダイジェスト版「FAVORITE - CATS」の第15集です

  • 〈ネコ・ログ〉の中から、お気に入りのネコちゃんを20匹ずつ紹介して行きます

  • ポラロイド風のサムネイル(ネコ写真)をリニューアルしました(2021-03-09)
                    *


スタンド・バイ・ニャー 岩合光昭写真集

スタンド・バイ・ニャー 岩合光昭写真集

  • 著者:岩合 光昭
  • 出版社:辰巳出版
  • 発売日:2020/04/27
  • メディア:単行本(ソフトカヴァ)
  • 目次:タンザニア / モロッコ / マルタ共和国 / キプロス / アラブ首長国連邦 / オーストラリア / フィジー / クロアチア / イギリス / アイルランド / アイスランド / スペイン / イタリア / フランス / スイス / ルーマニア / モルドバ / ノルウェー / スリランカ / タイ / カンボジア / ベトナム / マレーシア / インドネシア / ブータン / 中国 / シンガポー...

タグ:cats favorites
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。