ブエノスアイレス生まれの女性SSWロリ・モリーナ(Loli Molina)は数年前から活動の拠点をメキシコ・シティに移した。4thアルバムは天性のロリータ・ヴォイスに、繊細なアルペジオ・ギターが奏でられ、ラミロ・フローレス(Ramiro Flores)が編曲した弦楽四重奏‥‥ Julio Dominguez、Cecilia García(2ヴァイオリン)、Elizabeth Ridolfi(ヴィオラ)、Lucas Argomedo(チェロ)が霧深い森の中を浮游する精霊のように優雅に暗鬱に舞う。7拍子からリズム・チェンジする〈Fantasma〉、 Juan Quintero(Aca Seca Trio)とデュエットした〈Frontera〉、Edgardo Cardozo(Puente Celeste)のカヴァ〈Martin〉、彼女が水中遊泳するPVにも魅入られる〈Si Algo Se Pierde En Ese Movimiento〉 、7拍子アルペジオの〈Volcán〉、Alvaro Ruiz(ヴォーカル)とコラボした〈Ouroboros〉‥‥全11曲・37分。見開き紙ジャケ仕様。
ブエノスアイレス出身の女性SSWドロレス・コバチ(Dolores Cobach)のデビュー・アルバム。70年代風の衣裳を纏ったアルバム・アートは初CD化された「幻の名盤」を想わせるが、2018年から2019年に間に録音された新作である。「ヴィンテージな雰囲気、心から歌う深いヴォイス、タンゴやフォルクローレからフォーク、サイケ・ロック、ソウル、ジャズまで、私に影響を与えた全ての音楽のコンビネーションが見出されるでしょう」と語っていうように、アクースティック・ギター、ハモンド、ウーリッツアー、ローズなどが優しく奏でられる柔らかいサウンドと清楚で気高いヴォーカルが時の流れが緩やかに進んでいた70年代へタイムスリップさせる。英語で歌われるフォーク・ソング〈Time Has Come Again〉やCSN&Y風のロック〈En la Oscuridad de la Selva〉もある。全9曲・36分。紙ジャケ仕様、4つ折り歌詞カード封入。アルバムには未収録だが、The Carpentersの〈Close To You〉をデジタル・リリース(2020)している。
Songs: Vámonos de Viaje / Súper V / El Temblor / Demasiado / El Club de la Montaña / Hermanos / Tema de Susana / Lento / Tu Órbita / El Concierto / Ácido
Songs: Nada Especial / El Camino Que Elegís / Plumaje / Rumor Pampeano / Escucharnos la Voz/ Stay Awake / Time Has Come Again / En la Oscuridad de la Selva / Just Like Water
Songs: Fantasma / Sangre/Lucidez / Lo Azul Sobre Mí / Un Momento en el Aire / Frontera / Martín / Tigres / Si Algo Se Pierde en Ese Movimiento / Volcán / Colores / Ouroboros
Songs: Las hormigas / La fiesta de las vizcachas / Había un ñandú / Aguas / Sapo cantor / Mira tus manos / Gato enamorado / Otra mariposa / Rana rastrera / Tatú, ¿qué tienes tú? / La carrera / El yacaré / La selva
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