欲しい物があるとき、この「声を出さないニャーオ」はすごいききめを発揮します。ほんとよ。でも使いすぎてはだめ。ここぞという時のためにとっておかなくては。/ これのやりかたは実に簡単です。ふつうのニャーオ、たとえば「外に出たいからドアを開けて」とか「おなかがすいた」とか「これは気にいらない」とかの意味を伝えるニャーオをいうときと同じに、相手を見つめて口を開けます。ただし、声は出しません。/ たったこれだけのことなのに、その効果たるや劇的です。男も女も心を揺さぶられて、まずどんなことでもしてくれます。あんまり効果があるからこそ、使いすぎが禁物なの。なぜなら人間は、ことわざふうにいうと「ごちそうも毎日では、もうけっこう」というところがあるの。これが猫なら「ごちそうなら、毎日でもけっこう」なのにね。/ ものごころついて以来、人間の研究を続けている私ですが、この声なしのニャーオがなぜこれほど力があるのか、人間の心のどんな部分にうったえるのか、すっかり解明できたとはいえません。まあ、こういうことかなと思えるのは、声なしのニャーオはあまりにもたよりなげな気配をただよわすので、人間は仏心をおこさずにはいられないというあたりでしょうか。
ポール・ギャリコ 『猫語の教科書』
◇ 黒猫オルドウィンの冒険(早川書房 2010)A・J・エプスタイン & A・ジェイコブスンヴァスティア国のロラネラ女王に拉致されてしまった老魔法使いカルスタッフの弟子、ジャ ック、ドルトン、メアリアン。3人の相棒(ロイヤル)を救いに旅立つ3匹のファミリア(使い魔)たち‥‥オルドウィン(黒猫)、ギルバート(アマガエル)、スカイラー(アオカケス)の活躍する冒険動物ファンタジーだが、主人公のオルドウィンはファミリアではなかった。古今東西のファンタジー・ヒーローには特殊な能力が備わっているのに、オルドウィンはメイデンメアの猫たちのような魔法(念力)が使えない。ブリッジタワーのノラ猫だとバレずに、賞金稼ぎのグリムスレードの魔の手から逃れ、灰色の髪の魔女アグダリーンや洞窟のトロール(巨人)やマクリートのヒュドラ(七頭竜)と闘えるのだろうか?‥‥もちろん終盤には幾つかのドンデン返しも用意されている。3部作
「The Familiars」シリーズの第1作目(続編は
『黒猫オルドウィンの探索』)で、3Dアニメ映画化の予定もあるそうです。
◇ 山のトムさん(福音館書店 1968)石井 桃子戦後、北国の山間で開墾生活を始めたトシちゃんとお母さん、友達のハナおばさん、甥のアキラさんの同居する家へネズミ退治のために貰われて来た牡ネコの物語。トムという名前は「雄猫」を意味するトムキャット(tomcat)から付けられた。特別なペットとして愛玩される前のネコ、どこの家でも普通に飼われていた健気なネコの姿が活き活きと描かれている。雑誌記者時代、知人の子供たちにA・A・ミルンの「プー横町にたった家」
(The House At Pooh Corner 1928)を英語から日本語に訳しながら読み聞かせたという逸話もある石井桃子の体験に基づいたフィクション(光文社 1957)で、作者自身は「ハナおばさん」として登場する。トムの死後に復刊された改訂版(1968)の「あとがき」には「トムを哀惜する気もちで、心臓は重たくなったと思えた」と書いている。ある日、鉱山町の郵便局へ急ぐハナおばさんの後を尾いて来てしまったトム。後ろから来た鉱山トラックに驚いて胸に抱いた手提げの中から逃げ出したトムを探し回る場面は涙なしには読めない。
◇ ネコたちをめぐる世界(小学館 1993)日高 敏隆ネコ派の動物行動学者によるネコ・エッセイ集。鰻屋の娘リュリとサンク、バルバル、ブランシェ、ポリプ(ポーちゃん)、パンダ、ゲリル、ベルベル、ミロワール・デ・シャ、レオノール・フィニ、トレード、クロ、チュッチュ、ボンジョヴィ!‥‥など、日高家の歴代ネコたちが総登場する。飼いネコや近所のノラたちが群雄割拠する5年間の盛衰史は都会の中のワイルド・ライフ。自宅のネコたちの軋轢に耐えかねて、大学の屋上に建てたネコ小屋へに引っ越しさせて大学生院生が生態や行動を研究・観察することになるが、家ネコの失踪や大学のネコたちの病死(ウイルス性腸炎)と悲惨な事件が続く。著者の興味は「彼らは何を考え、何を感じているのだろうか? 世界をどう認識し、どんな世界観をもっているのだろうか?」という点に集約される。PR誌「本の窓」(1979~83)の連載された24篇に、6篇のネコ・エッセイを併録(1989年刊)。「小学館ライブラリー版」には新たな「ネコグッズ・コレクション」も紹介されている。
◇ キャット・アート 名画に描かれた猫(求龍堂 2012)シュー・ヤマモト名画の中に描かれた猫ではなく、絵画の中の人物をネコに変えた「猫パロディ画集」。古代 ─ 中世 ─ 東洋、ニャネッサンス、バロック、新古典主義〈ニャオクラシック〉、ロマン主義、写実主義、印象主義〈印象派〉、20世紀美術‥‥〈ニャスコー壁画〉(紀元前18000)からルネ・マグニャットの〈猫の子〉(1964)まで、古今東西のネコ名画、全124点を収録している。舶来猫のはずなのに「和風」というか、どこか親しげで庶民的なネコたち。猫美術評論家ウィスカー・キティーフィールドの巻頭エッセイ「人間と猫の相互理解と文化交流について」や作品解説も愉しい。「日の目を見るかもお金になるかもわからない猫プロジェクト」に5年もの年月と労力を費やしたシュー・ヤマモト氏に脱帽する。表紙カヴァになっているヨハネス・フェルネーコの
〈真珠のイヤリングをした少女猫〉(1665)はフェルメールの原画や武井咲が扮したコスプレ写真の〈真珠の耳飾の少女〉よりも可愛いにゃん。
◇ なんといったって猫(晶文社 1980)ドリス・レッシングノーベル文学賞作家によるネコ・エッセイ。1925年、幼いドリスは英国人の父親に連れられて南ローデシア(現ジンバブエ)に移住する。鷹、フクロウ、山猫、毒蛇など、アフリカの農場で体験した野生動物との攻防。ライフル銃で撃ち殺した山猫が野生化したペットだったり、薪の山の中に入り込んだ飼猫の尻尾を毒蛇と間違えた母親が散弾銃で射殺してしまったり、増えすぎた40匹の猫たちを父親が連発拳銃で始末したり‥‥今日の愛猫家が読んだら本を放り出して卒倒しそうな血腥いエピソードから始まる。その後、ロンドンに移り住んだドリスは友人夫婦から1匹の子猫を貰い受ける。母猫からシャムの遺伝子を受け継いだ灰色猫は王女のように振る舞う。灰色猫の求愛と妊娠、出産、避妊手術。レッシング家の一員として迎えられた黒猫との確執。黒猫の出産と育児、狩猟。2匹を車に乗せて田舎のキャンプ地へ行った時のエピソード。同性ということもあるのか、2匹の雌猫に対する著者の観察と描写は意地が悪いと思えるほどだが、腸炎に罹って重態になった黒猫を献身的に看護する姿は猫への愛で溢れている。灰色猫と黒猫に特定の名前は付いていない。
◇ 猫語の教科書(筑摩書房 1995)ポール・ギャリコある朝、朝食中に玄関のベルが鳴ったので、朝刊が来たのかなと思って外へ出ると誰もいない‥‥靴拭きの上に分厚い原稿の束が置いてあったと友人の編集者がポール・ギャリコに語る。さらに驚いたことに彼の持ち込んで来た原稿は文字と記号が入り混じった意味不明の暗号のような文字列だった。1カ月後に再び原稿を手にしてスラスラと暗号文を読み解いた著者は素晴しく頭の良い雌猫がタイプライターを使って書いた子ネコへの指南書「猫語の教科書」であると確信し、近くに住む写真家レイ・ショア夫妻の飼い猫ツィツァが作者ではないかと推測する(横書きの本書にはスザンヌ・サースの撮ったツィツァの写真が多数レイアウトされている)。第1章「人間の家を乗っ取る方法」と題されていることからも分かるように、猫の持ち物と居場所、獣医、食事と食卓、魅惑の表情とポーズ、ドア(出入口)、クリスマス、旅行、母親になること、マナー、愛情、別宅、子猫の躾けと自立など‥‥いかに飼主や家族を手玉に取って支配下に治めるかという手練手管が具体的に書かれている。
人間を虜にする秘密兵器の1つが 「声を出さないニャーオ」(silent miaow)である。実際には人間の耳に聴こえない高い周波数で鳴いているだけなのに、この「声なき叫び」が人間の心を揺さぶって絶大な効果を生む(「猫語の教科書」 の原題は
「The Silent Miaow」)。猫語で書かれた処世術を人語に翻訳することでネコの秘密を人間に暴露してしまうことになるけれど、逆にネコの視点から描くことで人間を痛烈に批判してもいる。曰く「我が儘で、欲張りで、考えが浅く、所有欲が強いくせに気紛れで、臆病で、嫉妬深く、無責任で、独り善がりで、狭量で、忍耐力に欠け、偽善的で、だらしない」人間。猫嫌いの編集者は「猫語の教科書」を出版すれば猫の真の姿が明らかにされて(化けの皮が剥がされて?)、世の猫好きどもの目を醒まさせることが出来るのではないかと期待するが、著者は頭の良さに感心した猫好き連中が益々猫に夢中になるかもしれないと忠告する。大島弓子の「描き下ろしマンガ」(2頁)が巻末に付いている
『猫語の教科書』(ちくま文庫 1998)は縦書きになって、ネコ写真のレイアウトも再構成されている。
◇ 猫の本棚(平凡社 2011)木村 衣有子女性エッセイストによる「猫本」ガイド。「猫文学を読む」「猫を知る」と題して、武田百合子の
『富士日記』(中公文庫 1997)から浅生ハルミンの
『私は猫ストーカー』(洋泉社 2005)まで28冊(参考文献として挙げられているデズモンド・モリス
『キャット・ウォッチング1・
2』の2冊を加えれば全30冊)が「猫の本棚」に並ぶ。夏目漱石や谷崎潤一郎、内田百閒など猫文学の「古典」もあるが、大島弓子、ドリス・レッシング、吉行理恵、ポール・ギャリコ、笙野頼子、金井美恵子、町田康、庄司薫、岩合光昭‥‥など、
「猫のゆりかご」シリーズで紹介した
「猫本」や作者と重なる部分も少なくない。「あらすじ」を要約しただけの無味乾燥な「ブック・ガイド」ではなく、個人的な読書感想文になっているところが魅力的で、時にはスリリングでさえある。たとえば《猫が好きである自分が好き、という人が嫌いである、私は》という文章‥‥そうか、液晶モニタが180度チルトして自分撮り出来るデジカメの機能は「写真を撮っている自分が好き」な人のためにあったのね。
◇ 三毛猫の遺伝学(翔泳社 1997)ローラ・グールドグールド夫妻が動物保護センターから貰い受けた2匹の雄ネコ‥‥長毛種のマックスは胸部だけが白い黒ネコだったが、ジョージは三毛ネコだった。1週間後、夫妻は健康診断のために2匹を獣医の許へ連れて行き、「三毛ネコの名前はジョージです」と紹介する。口元を歪めて薄ら笑いを浮かべた獣医の顔が真っ青になるのに余り時間はかからなかった。三毛ネコは雌のはずなのに、一体なぜジョージのような雄ネコが存在するのか?‥‥この素朴な疑問を解明すべく、著者は図書館や古本屋を回ってネコや遺伝学の資料を渉猟する。ダーウィンやメンデルなどの遺伝学や三毛ネコ論文を検証しながら2重螺旋の旅に出る。学術的な論文ではなく、著者やネコたちの日常もリアルに描かれているところが本書の魅力。彼女の探究心はネコの好奇心のように旺盛で、「ニャンと珍しいオスの三毛ネコ」という日本の新聞記事や「三毛猫ホームズ」さえも発見してしまうのだ。「ネコはエンドウ豆じゃない」(Cats Are Not Peas 1996)という原題も
「カヴァ・イラスト」(高橋常政)も洒落ている。
◇ 手塚治虫アンソロジー 猫傑作集 I(秋田書店 2000)手塚 治虫全身が犬のように変身してしまう奇病をテーマにした
『きりひと讃歌』(1971)のような異色長編もあるが、「緑の猫」や「アトムキャット」などを描いた手塚治虫はネコ派のマンガ家ではないかと思う(この傑作集でも「猫」と「ロボット」は2巻に編まれている)。「おけさのひょう六」(1974)は民話風の短篇。佐渡の国・相川の庄の小作人ひょう六は村人の前で1日中踊り続けるほどの踊り好き。しかし、役人や代官や大名を揶揄する踊りが殿様の怒りを買って両目を刀で斬られる。越後の国から来て弟子になった遊女おけさが代わりに踊るも、大名に拉致されて都へ売り飛ばされてしまう。目の見えないひょう六は踊っている飼い猫のチリをおけさだと思い込む。「ネコと庄造と」(1975)は「ブラック・ジャック」の1篇。雪の降る寒い夜、息子が急病という電話を受けて往診に向かったブラック・ジ ャックは布団で寝ているネコに仰天する。大雪の日、崖崩れに遭って妻子を失った庄造は頭を強く打った後遺症でノラネコ親子を家族と思い込んでいるという経緯を医者の伴俊作(ヒゲおやじ)から聞いたブラック・ジャックは庄造の脳血腫手術を行なう。
「ミッドナイト ACT.3」(1986)はタクシー運転手のミッドナイトを主人公とするシリーズ。ある夜、とんこつラーメンを食べていると、1キロ先の大通りでネコを轢いたという同僚がラーメン店に来る。食べ終わった運転手が店を出ると目の前に右後脚を失ったネコがいた。刎ねたネコが車の上に落ちて、ここまで運ばれて来たのだ。ラーメン屋の店主に飼われることになった3本足の子ネコはオオヤマネコ(Lynx)だった。「チャオがやって来た」 と 「さらわれたチャオ」(1983)は一角獣の子供を主人公にした「ユニコ」からの2篇で、鳴くとゴキブリの大群を呼び出してしまうというノラ猫チャオのエピソード。「2人のショーグン」(1979)は県会議員の息子・有馬将軍(まさゆき)と雌猫ピンクレディーの物語。将軍は東大法学部に入学させたいという父親の方針に反して劣等生だったが、家で40匹のネコを飼っているほどのネコ好き。ある夜、精霊(ネコの守護神)に出遭って目醒めたピンクレディーが将軍に恩返しを申し出る。彼女は将軍の身代わりになって優等生になるのだった。
「シャミー1000」(1968)は地球へ調査に来たネコ型異星人シャミーと男子高生の恋愛を描いたSF。「愛」を売って大金100万円を得たという五条の行方を追って風神山のヒッピー村に来た三味、四村、六角の3人。しかし、五条がいるはずのヒッピー小屋は焼け落ちて跡形もなかった。高校生たちはネコを抱いた美女に道案内されて鳥の巣のような塔の中に幽閉されてしまう。するとネコが日本語を喋り出し、着ぐるみを脱いで2本足で直立する‥‥口の聞けない娘は「家畜」で、ペットのネコだと思っていたのがシャミー族の特派調査員1000号だった。数百年前、ネコに似たシャミーをペットにして合理化された生活の慰めとしていた人間が擬人化しようとして改良すると、主従が逆転してシャミーが人間を支配するようにな ったという(猫の惑星?)。シャミー族は科学文明生活の中で唯一欠けているもの、「愛の形態」を調査・研究するために地球へ飛来したのだった。塔からサンプルの四村を連れ出したシャミー1000は彼と触れ合う中で、次第に「愛」に目覚めて行く。ちなみに「シャミー1000」は三味線の駄洒落である。
◇ にゃん辞苑(アスペクト 2012)保田 明恵ネコ版広辞苑第2集?‥‥
『猫辞苑』(祥伝社 2004)が猫イラストと猫に纏わる言葉や熟語、俚諺、故事成語など100語だったのに対し、「にゃん辞苑」はネコ写真と見出し語126語を収録している。語句の説明文だけでなく、用例や慣用句(著者の創作した架空のもの)もウイットに富み、面白い。「池袋の壁黒猫を追え」や
「ハチワレ・マトリクス」など、9篇のコラムも併録しているので、小辞典というよりも小型のムックに近い。たとえば《サイレント-ミュウ【silent-meow】/ こちらを見て、声を出さずに、「ニャー」と鳴く口の形をすること。じつは、人間には聞こえないだけで、猫同士だと聞こえる高い周波数で鳴いている。/ 本来、子猫が母猫に甘える時にする鳴き方。つまりは、慕われている証拠というわけで、こんな光栄なことはない。別名「無声鳴き」。⇔シャーシャー /「──をされて、嬉しくて涙ぐむ」/ 宝石箱を百箱積んでも──は手に入らない サイレントミュウをされることは、お金では買えないすばらしい価値がある》というように。
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黒猫オルドウィンの冒険 三びきの魔法使い、旅に出る
- 著者:アダム・ジェイ・エプスタイン&アンドリュー・ジェイコブスン / 大谷 真弓(訳)
- 出版社:早川書房
- 発売日: 2010/11/15
- メディア:ハードカヴァ
- 目次:一日の収穫 / 知らない場所 / ストーン・ランリット / ストームベリーと紙魚 / 遠出 / 真夜中の客 / 未知の世界へ / アグダリーンと大なべダコ / ダク沼のアマガエル / 指名手配 / 裏切り橋 / 秘密の歴史 / 山の錬金術師 / 二度ともどるべからず / トレンシアの滝 / 沈める宮殿 / マクリートのヒュドラ / パクサハラ / 三つの星
ネコたちをめぐる世界
- 著者:日高 敏隆
- 出版社:小学館
- 発売日: 1993/04/20
- メディア:新書
- 目次:わが家のネコ一族 / 母親リュリ / タブー平安 / ネコたちの狩り / ネコのトイレット / オスネコ・サンクの家出 / 三度目の期間 / 甘えと争い / ネコたちの闘い / 娘たちの出産 / ネコにとってのもの / ネコとドア / ネコはこたつで / ネコたちの離散 / けがの後 / ネコとローレンツ / ネコの怖いもの / ネコたちのこのごろ / 苦難のとき / ネコにおける確認 / ...ネコの出産をめぐって / 独立独歩 / その後のネコたち / メスネコたち / サバのネコたち-結びに代えて- / ローレンツと私 / コラム / 拝啓リュリ様 / 鰻屋の娘とその子たち / ネコたちに / ネコの純
山のトムさん
- 著者:石井 桃子
- 出版社:福音館書店
- 発売日:1968/07/01
- メディア:単行本
- 目次:山のトムさん / トムをほめる歌 / トムの教育 / ネズミ / 子ネコ / 友だち / トムの記録 / トムのあだ名 / トムの病気 / トムの「おすわり」/ トムの冒険 / トムのおむかえ / トムのご出勤 / トム、町へいく / 山のクリスマス / あとがき
なんといったって猫
- 著者:ドリス・レッシング(Doris Lessing)/ 深町 眞理子(訳)
- 出版社:晶文社
- 発売日:1987/06/01
- メディア:単行本
猫の本棚
- 著者:木村 衣有子
- 出版社:平凡社
- 発売日:2011/07/23
- メディア:単行本
- 目次:まえがき / 猫文学を読む / 猫を知る / 出典・引用一覧/参考文献 / あとがきにかえて──かまめしねこの名前
猫語の教科書
- 著者:ポール・ギャリコ(Paul Gallico)/ 灰島 かり(訳)
- 出版社:筑摩書房
- 発売日: 1995/07/25
- メディア:単行本
- 目次:編集者のまえがき / 人間の家をのっとる方法 / 人間ってどういう生き物?/ ネコの持ち物、ネコの居場所 / 獣医にかかるとき / おいしいものを食べるには / 食卓でのおすそわけ / 魅惑の表情をつくる / ドアをどうする?/ クリスマスのおたのしみ / 旅行のおともするコツ / 母になるということ / じょうずな話し方 / ネコにとっての正しいマナー / 愛につ...いて / 別宅を持ってしまったら / これはしちゃダメ / じゃまする楽しみ / 子猫のしつけと子猫の自立 / 終わりに / 写真家のメモ
三毛猫の遺伝学
- 著者:ローラ・グールド(Laura Gould)/ 七戸 和博・清水 眞澄=監修 / 古川 奈々子=訳
- 出版社:翔泳社
- 発売日:1997/09
- メディア:単行本
- 目次:はじめにジョージありき / ジョージはどこからやってきたのか?/ ジョージの祖先 / 性に関する昔の学説 / 遺伝学の起源 / 科学者たちはいつ、なにを見たのか?/ 初期の三毛ネコ論文 / 性に関する最近の学説 / ネコが袋から飛びだした(秘密の解明)/ 用語解説 / 年譜 / あとがき / 監修者あとがき / 索引
手塚治虫アンソロジー 猫傑作集 I
- 著者:手塚 治虫
- 出版社:秋田書店
- 発売日: 2000/11/05
- メディア:コミック
- 収録作品:おけさのひょう六 / ブラック・ジャック[ネコと庄造と]/ ミッドナイト[ACT.3]/ ユニコ[チャオがやって来た][さらわれたチャオ]/ 2人のショーグン / シャミー1000
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