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猫のホーマー [c a t 's c r a d l e]



  • わたしが給料をやりくりしてオーディオセットを買った日は、記念すべき日となり、そしてオーディオセットを配達・設置した男性は、ホーマーに長期にわたる最大の影響を与えた人物になった。ホーマーはそれまで、あまり音楽を聴いたことがなかった。わたしのCDが箱から出され、あたらしいCDプレーヤーに入った瞬間、ホーマーの前にさらなる音の世界が広がった。わたしはすぐに、音楽がホーマーの気分に大きな影響を与えると気づいた。激しくビートのきいた音楽──ロックやクラブ・ミュージック──を聴くとホーマーは興奮状態にな った。ホールの『リヴ・スルー・ディス』〔引用者註:Hole 「Live Through This」 1994〕はホーマーを異常に興奮させた。居間じゅうを駆けまわり、ソファに跳びあがったりおりたり、180センチの高さのキャットタワーの頂上に躍りあがったり、有り余るエネルギーを抑えきれないといった感じで低い鳴き声をあげつづけた。
    グウェン・クーパー 「ペットサウンズ」


  • ◆ 名作には猫がいる(原書房 2022)ジュディス・ロビンソン / スコット・パック
  • 大英図書館で開催された 「本の中の猫展」(2018)に付随するイヴェントのテーマ(英米圏以外の文学)から生まれた猫文学(Literary Cats)のガイド・ブック。シャルル・ペロー 「長靴をはいた猫」、トルーマン・カポーティ 「ティファニーで朝食を」の名無し猫猫、ドリス ・レッシング 「老女と猫」のティビー、ポー 「黒猫」 のプルートー、チャールズ・ディケンズ 「荒涼館」 のレディ・ジェーン、ミハイル・ブルガーコフ 「巨匠とマルガリータ」 のベヘモート、スティーヴン・キングの 「ペット・セマタリー」、フリッツ・ライバー 「跳躍者の時空」 のガミッチ、シャーリー・ジャクスン 「ずっとお城で暮らしてる」 のジョナス、テリー・プラチェット 「三人の魔女」 のグリーボ、タッド・ウィリアムズ 「テイルチェイサーの歌」 のフリッティなどの 「有名な猫」 を手始めに、「古典の猫」 「詩の猫」 「児童文学の猫」 「しゃべる猫」 「作家とその猫」 「SFの猫」 「ノンフィクションの猫」 「英米文学以外の猫」 たちが続々登場。巻末の 「注・参考文献・索引」(32頁)も充実している。

  • ◆ 猫のダヤン 1(静山社 2018)池田 あきこ
  • 嵐の夜、稲妻の光と共に生まれた灰縞猫のダヤンと弟ジュダ、カシス。母猫のトムは子供たちを育てながら、ダヤンのことを〈この子はちょっと変わってる、それはいいことなのかしら、悪いことなのかしら〉と考える。彼女は車道を横切ろうとしたジュダとカシスを守ろうとしてバスに轢かれてしまい、飼主の少女リーマがダヤンの母親代わりとなる。ある日、ダヤンを連れてベルおばあちゃん(高祖母)の家へ遊びに行く。百歳を超えているベルは『もうひとつの国』で魔法使いをしていたと親戚たちに噂される変わり者だった。ベルを驚かせようとして、リーマが台所の大きなテーブルの上に置いたバスケットの蓋を開けてネコを見せると、「久しぶりだね、ダヤン。もちろん私を覚えちゃいまいね」 と笑う。リーマの誕生日(12/17)、招待された大勢の子供たちに追い回されたダヤンは飛び退った拍子に花瓶にぶつかり、割れた窓から雪の降りしきる外へ飛び出す。T字路に突き当たるはずの坂道が先に続いている。突然明るくなった前方から聞こえて来た楽しげな音楽に思わず踊り出す。そして緑の扉の前に二本足で立つ。「わちふぃーるど」 への入り口だった。

  • ◆ にゃんこ四字熟語辞典(飛鳥新社 2022)西川 清史
  • 中国伝来、日本由来の四字熟語(全99語)に、ネコの画像を添えた写真集。純真無垢・品行方正・油断大敵・隠忍自重・鼓舞激励・乳母日傘・前代未聞・大驚失色・興味津々・吃驚仰天など、今までもヒトをネコに当て嵌めたした猫諺やパロディ四字猫語を創作した類似本はあったけれど、シンプル・イズ・ベストというか、単純明快。一見安直そうで、深思熟考。読者は四字熟語と写真の組み合わせから立ち現われるショート・ストーリを想像して、破顔一笑するのだ。ネットに溢れている膨大なネコ画像の中から、四字熟語に相応しい写真を見つけ出すのに多くの時間を費やしたことは想像に難くない。《ある日、ある時。かわいいに ゃんこの写真を眺めていたら、なぜか突然、臥薪嘗胆とか、眉目秀麗とか、自縄自爆といった四字熟語が頭に浮かんできた》という著者の艱難辛苦、苦心惨憺、七転八倒、粒粒辛苦の賜物である。「人口に膾炙したなじみのある四字熟語は第一弾でほとんど掲載してしまっている」 著者が数万枚のネコ写真をPCで見て、心労辛苦、千思万考した『にゃんこ四字熟語 2』には 「発熱外来」 「謝罪会見」 など、世相を反映した(苦し紛れの?)四字熟語も登場する。

  • ◆ 町田尚子画集 隙あらば猫(青幻舎 2022)町田 尚子
  • 2022年全国巡回中の「隙あらば猫 町田直子絵本原画展」の図録・書籍。横長・左開き・赤糸綴じで背表紙がない(A5横判 168頁)。絵本『いるの いないの』(岩崎書店 2012)と『あずきとぎ』(2015)、『ネコヅメのよる』(2016)、『なまえのないねこ』(小峰書店 2019)、『ねこはるすばん』(ほるぷ出版 2020)、装画、挿絵などから抜粋したダイジェスト版だが、絵の中に紛れ込んでいる小肥りのグランピー・キャット、飼い猫の白木ピッピ(不機嫌顔のスコティッシ ュ・フォールド)を見つける 「ウォーリーをさがせ!」 みたいな愉しいクイズも仕掛けてある。最新インタヴューや未掲載・初収録作品だけでなく、描き下ろしミニ絵本 「白木のピョン」(8頁)も挿み込まれている。もう1人の猫画家ヒグチユウコの細密画に対して、アクリルガッシュで描かれた町田直子の絵はペインティング・ナイフによるマットな質感なので、猫の毛並みは目立たない。立体的な画面構成、ドローンのように自在なアングル。思いがけないところに抜け目なく、「隙あらば猫」 たちがいる。

  • ◆ ねこはい(KADOKAWA 2019)南 伸坊
  • 中野翠が『いつか見た青空は』(毎日新聞出版 2022)の中で紹介していたネコ絵本。青林工藝舎刊の『ねこはい』(2013)と『ねこはいに』(2016)を合本、加筆・修正した文庫版。ビールを注いでもらう茶白ネコの表紙カヴァから「ねこ杯」かと思いきや、「ねこ俳」 だった。しかもネコを詠んだ俳句ではなく、ネコが詠んだ俳句である。「まえがき」 に書いているように、著者がネコになって作った俳句に、カラー・イラストが添えてある。白茶、黒白、三毛、灰、黒、白、縞など、どのネコもユーモラスで憎めない。良い加減に脱力しているので、読者の心身も弛緩してリラックスしてしまうが、「はととった / こともあったな / いまはむり」 の白い壁に、ピカソの絵画ポスター〈鳥を捕らえた猫〉(Chat saisissant un oiseau 1939)が貼ってあったりするので油断ならない。「わがはいも / ビールのすきな / ねこである」 「ほんとうの / ねずみじゃない / のはしっている」 「こんなのを / ねこのこいとか / いうらしい」 ‥‥三句の 「おまけ」 付き。ちなみに「ねこはいさん」は未刊にゃん。

  • ◆ ネコはここまで考えている(慶應義塾大学出版会 2022)高木 佐保
  • 大学3年生の時にネコを飼い始めたというネコ心理学者による学術論文。『知りたい!ネコごころ』(岩波書店 2020)が一般読者向けに書かれた入門編なのに対して、専門的な内容になっている。著者は言葉を介さないネコの思考能力の検証・実験を家庭ネコ(飼いネコ)とカフェネコたちに10年間行って来た。箱を振って中の物体(木製・スピーカー・空)の音をネコに聞かせる。スピーカーから人物(飼い主・知らない人)の声をネコの前で再生した後に、ノートパソコンのモニター画面に人物の顔を映し出す。4つの餌皿に報酬を入れて、食べられた皿と食べられなかった皿があったことをネコに体験させる。ネコの聴覚や視覚、記憶や推理力を調査する 「期待違反法」(予測したことと違うことが起きると、普通よりも長く見つめてしまう動物の習性を使って調べる心理学の実験方法)で、ネコの優れた認知 ・思考能力を解明する。「猫特集号」(週刊朝日 2022・12・23)の「驚きの “ニャン知機能” 」という記事でも彼女の研究成果が紹介されている。

  • ◆ ルイス・ウェインのネコたち(青土社 2023)クリス・ビートルズ
  • 英美術ディーラーが蒐集した19世紀ヴィクトリア朝、エドワード7世時代の猫画家ルイス・ウェイン(Louis Wain 1860-1939)の画集は大判で重い。絵画、絵本、ポスター、絵葉書、陶器製の動物「マスコット」などの図版約300点を収録している。擬人化した二立歩行のネコたちが可愛いく、意地悪く、気味悪く、怖しく、抽象化して行く様子が堪能出来る。左利きのウェインはサイン(鏡文字)を右手で、時には両手でネコの絵を描くこともあったという。評伝 「猫を描いた男」(Louis Wain: The Man Who Drew Cats 1968)を書いたロドニー・デイルの長篇エッセイ 「キャットランド」(Catland 1977)をアップデート、ロイ・コンプトンによる月刊誌 「ジ・アイドラー」(The Idler 1896)のインタヴュー記事を転載、デイヴィッド・ウートンの序論「未来派の招福マスコット猫」を併録。序文は映画 「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」(The Electrical Life of Louis Wain 2021)に主演したベネディクト・カンバーバッチ、帯イラストと惹句「ねこをみつめる そしてみつめられる」は日本の猫画家ヒグチユウコ。

  • ◆ 猫路地(日本出版社 2006)東 雅夫(編)
  • 「猫ファンタジー競作集」 と銘打ったネコ・アンソロジー(猫路地=ネコロジーと読める)は全20篇書き下ろし。新旧日本作家20名が架空の猫熟語をタイトルにした短篇を寄稿している。編者は「猫たちによって誘われる「異界」を描いた物語と、異界への書き手の導き手である「猫」たちの玄妙なる生態を描いた物語」の2種類に大別されると解説しているが、いわゆる幻想猫小説と私猫小説に二分される。皆川博子の「蜜猫」は部屋が増殖して行く幻想掌篇。花輪莞爾の「猫鏡」は同名自著を再刊する時に「猫学入門」と改題したが、大江健三郎に「猫鏡」の方が良いよと助言されたことから始まるエッセイ風の短篇。私小説風に始まり、ラストで失踪した飼い猫ヨモが幻影として顕われる森真沙子の「四方猫」。「私」 と片目の灰色猫ヌーが入れ替わる別役実の「とりかわりねこ」。「私」 の家に居着いた迪子がネコ化して行く吉田和子の「猫闇」。1999年の夏休み、アミ(私)が澁澤龍彦の十三回忌に行く佐藤弓生の「猫寺物語」。1892年の春、猫を虐待しているという噂の興業師をパリ警察のL刑事が調査する菊地秀行の「猫のサーカス」など、猫又化した先達作家に一日の長あり。

  • ◆ 猫を描く(現代書館 2022)多胡 吉郎
  • 古今東西の名画の中に描かれた猫を探す「ネコ画集」だが、その種の類書とは一線を劃す。某誌に美術エッセイを連載している「私」の見解を猫に関しては博覧強記の「猫姫」と称する女性が補完するという構成になっているのだから。絵画、エッセイ、小説(猫姫は架空人物?)が混然一体となった1冊で三度愉しめる猫本なのだ。ギルダンダイオの「最後の晩餐」、ヴェロネーゼの「カナの婚礼」、ルーヴェンス、ヤン・デ・ビア、ガロファロ、ロレンツォ・ロットの「受胎告知」、フェデリコ・バロッチの「受胎告知」と「聖家族」。猫画家ルイス・ウェイン、江戸の猫絵師・歌川国芳、「源氏物語」 など浮世絵の美人画絵師・鈴木春信、歌川広重、韓流猫画家・卞相璧(ピョン・サンビョク)、「吾輩は猫である」 の挿絵画家・橋口五葉、中村不折、浅井忠、夏目漱石。ピエール=オーギュスト・ルノアール、ピエ ール・ボナールの猫たちも登場する。コロナ禍で猫カフェも休業を余儀なくされ、「猫姫」 にも会えずに引き籠った「私」がメールや手紙で彼女と文通するラストは切ない。

  • ◆ 幸せは見えないけれど(早川書房 2010)グウェン・クーパー
  • 3年間同棲していた恋人ジョージと別れた著者(わたし)は2匹の猫、白猫ヴァシュティと灰トラ猫スカーレットの親権を勝ち取って、友人メリッサの家に居候することになった。マイアミのNPOスタッフとして働いていた彼女の家計は苦しくて、とても3匹目を飼う余裕はなかったが、係りつけ動物病院の獣医パティからの電話で一変する。病院に保護された生後四週間の黒猫は悪性の感染症のために眼球の摘出手術を受けていて、ハンディキャップに理解のある人でさえ飼おうとはしなかった。グウェンが最後の里親候補だったのだ。腰が引けていたけれど、同居人のメリッサに肩を押されて全盲の子猫を飼うことになる。3匹目の猫の名前は毛沢東(ミャウ・タクトウ)に因んだ「ミャオ書記長」に決めていたが、メリッサの提案した 「ソケット」(眼窩)にも馴染めず、X型に目を縫合してエリザベス・カラーを着けた冒険家の黒猫をギリシャ神話の英雄オデュッセウスと盲目の詩人ホメーロスから、「ホーマー」(Homer)と名づけた。全24章のエピグラフも『オデュッセイア』から採られた。

    抜糸してエリザベス・カラーが外されたホーマーは2匹の先住猫ヴァシュティとスカーレットと対面する。グウェンは間借りしていたメリッサの家から出ることになり、一時的に3匹を元彼ジョージの許に預けて、内心忸怩たる思いで実家に戻った。ホーマーは2匹の飼い犬と暮らす猫嫌い(と娘が思っていた)の両親も魅了する。非正規雇用で必死に働いていた彼女は数年遅れでマイアミに到着したドットコム革命の波に乗って再就職。地上11階のアパートメントに引っ越し、「三猫一城のあるじ」 として新生活を始めた。ホーマーは蠅やゴキブリを捕獲するだけでなく、蒸し暑い7月の午前4時に部屋へ侵入した不審者(強盗未遂犯)でさえ全身全霊で撃退した。グウェンは盲目の猫を守っているつもりだったが、逆にホーマーに命を守られていたのだ。2001年、ドットコム業界の低迷で転職を繰り返したグウェンと3匹の猫たちはNYへ飛ぶ。マンハッタンのワンルーム(31階)に転居し、9・11同時多発テロに遭遇する。アパートメントの中に閉じ込められてしまったホーマーたちの運命は?
  • ◆ 綿の国星ケーキの本(復刊ドットコム 2014)大島 弓子 / 今田 美奈子

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    • お気に入りのネコ本を10冊ずつ紹介する「猫のゆりかご」シリーズ第16集です^^

    • 『名作には猫がいる』『にゃんこ四字熟語辞典』『町田尚子画集 隙あらば猫』『ねこはい』『ルイス・ウェインのネコたち』は再録(一部加筆・改稿)です

    • 『名作には猫がいる』の中で紹介されている『幸せは見えないけれど』は必読にゃん

    • 一覧リスト〈猫ゆりすと(猫本 160)〉〈素晴しきネコ本の世界 2〉を更新しました
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    名作には猫がいる

    名作には猫がいる

    • 著者:ジュディス・ロビンソン(Judith Robinson)/ スコット・パック(Scott Pack)
    • 出版社:原書房
    • 発売日:2022/12/20
    • メディア:単行本(ソフトカヴァ)
    • 目次:はじめに / 有名な猫 / 古典の猫 / 詩の猫 / 児童文学の猫 / しゃべる猫 / 作家とその猫 / SFの猫 / ノンフィクションの猫 / 英米文学以外の猫 / おわりに / 訳者あとがき / 注 / 参考文献 / 索引


    町田尚子画集 隙あらば猫

    町田尚子画集 隙あらば猫

    • 著者:町田 尚子
    • 出版社:青幻舎
    • 発売日: 2022/08/10
    • メディア:単行本(ソフトカヴァ)
    • 目次:Welcome cats! / Fantasy 空想の部屋 / Mysterious おばけの部屋 / Landscape 風景の部屋 / Small animals 小さな動物 / 描き下ろし絵本「白木のピョン」/ Tableau タブロー / Other works 装画・挿絵の仕事 / インタビュー 町田尚子の今までとこれから / ...

    にゃんこ四字熟語辞典

    にゃんこ四字熟語辞典

    • 著者:西川 清史
    • 出版社:飛鳥新社
    • 発売日:2022/03/25
    • メディア:単行本(ソフトカヴァ)
    • 目次:純真無垢 / 品行方正 / 油断大敵 / 隠忍自重 / 鼓舞激励 / 乳母日傘 / 前代未聞 / 大驚失色 / 吃驚仰天 / 興味津々 / 機略縦横 / 虎視眈眈 / 珍味佳肴 / 水魚之交 / 陰謀詭計 / 乾坤一擲 / 相思相愛 / 馬耳東風 / 柔和温順 / 一触即発 / 眼光炯々 / 冷酷無残 / 有象無象 / 阿諛追従  立入禁止 / 猪突猛進 / 放歌高吟 / ...

    ネコはここまで考えている 動物心理学から読み解く心の進化

    ネコはここまで考えている 動物心理学から読み解く心の進化

    • 著者:高木佐保
    • 出版社:慶應義塾大学出版会
    • 発売日: 2022/09/17
    • メディア:単行本
    • 目次:動物はどのように考えるのか / ネコはどこまで物理法則を理解しているのか / ネコは "声" から "顔" を思い浮かべるのか / ネコは "どこに" "何が" を思い出せるのか / ネコの思考能力はどのように進化したのか / あとがき / 初出一覧 / 参考文献 / 注・巻末図版 / 索引

    ねこはい

    ねこはい

    • 著者:南 伸坊
    • 出版社:KADOKAWA
    • 発売日: 2019/11/21
    • メディア:文庫(角川文庫)
    • 内容:「わがはいはビールのすきなねこである」 これは猫を詠んだ俳句ではなく、猫が作った、世界初の俳句絵本です。ほんとうは、南伸坊さんが作りました。「でも、自分が猫だったらどんなかな、と思って作ったので、ほぼ『ねこはい』」 だと南さんは言っています。もっと猫になりきって作った、続編の『ねこはいに』もおさめて、贅沢な文庫版になり...

    ルイス・ウェインのネコたち

    ルイス・ウェインのネコたち

    • 著者:クリス・ビートルズ(Chris Beetles)/ 高里 ひろ(訳)
    • 出版社:青土社
    • 発売日:2023/02/16
    • メディア:大型本
    • 目次:ルイスになって / ルイス・ウェイン序論 / キャットランド / ルイス・ウェインの初期の名声 / 「犬のようにして崇高」 / わたしの猫の描き方 / ペットの世界 / 動物たちは自分の見た目をどう考えているか / ルイス・ウェイン年鑑 / ルイス ・ウェインと音楽 / ルイス・ウェインと法と秩序 / ルイス・ウェインと政治 / ...


    幸せは見えないけれど 盲目の猫ホーマーに教わった恋と人生

    幸せは見えないけれど 盲目の猫ホーマーに教わった恋と人生

    • 著者:グウェン・クーパー(Gwen Cooper)/ 高里 ひろ(訳)
    • 出版社:早川書房
    • 発売日:2010/05/21
    • メディア:単行本(ソフトカヴァ)
    • 目次:まえがき パトリシア・クーリー / プロローグ "奇跡の猫" / まさかの三匹目 / 目のない猫の、いったいどこがいいと思ったの? / ドキドキの一日目 / はみだし者たちの人気者 / 先住猫とご対面 / ママは心配性 / 猫のためなら一念発起 / 彼こそはエル・モチョ、おそれを知らぬ猫なのです!/ 犬好き両親の猫かわいがり / 転職の長いトンネル / 三猫一城の...

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