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スニーズ・ラブ 84　[s k n y s - l a b]

b スニンクスの３点（2021）（2022-01-01）

1.『開かせていただき光栄です』（2011）、『アルモニカ・ディアボリカ』（2013）に続くエドワード・ターナー３部作の最終巻。新聞記者のロデリック・フェアマン（俺）がエド（囚人）にインタヴューする「調査」と先住民族モホークのアシュリー・アーデン（私）が語る「犯行」の２つのストーリを交互に章立てた緻密な構成。米独立戦争に巻き込まれた先住民族の虐殺がモチーフになっている。2. 独シュルレアリスム画家・人形作家ハンス・ベルメール（1902-1975）の評伝。球体関節人形、写真、ドローング、エッチングなどのカラー口絵や図版、参考文献も豊富で充実している。3. 英政治哲学者の｢ネコ科哲学｣（Feline Philosophy 2020）。哲学者の学説や作家の愛猫を引いて、悩み大き人生をネコから学ぶ。朝日新聞書評委員19人の｢今年の３点｣（読書面 2021･12･25）や｢私のベスト３｣（本の雑誌 2022年1月）に倣って、2021年に刊行された本の中から３冊を選んでみました。

b BEST ALBUMS 2021（2022-01-08）

Sknys' Best Albums Of 2021

b 炎のキツネ（2022-01-15）

昨年12月26日にMacBook Pro 14インチ（M1 Pro）が届いた。実店舗でオーダーしてから７週間待ちは長かったが、最上位機種（M1 Max）はネット注文でも２カ月後らしいので、年内に入手出来て良かった。OS X（Mountain Lion）が古いので移行アシスタントは使わずに、バックアップ（Time Machine）から音楽（Music）、書類（Documents）、画像（Pictures）、動画（Movies）など最小限のファイルを手動でコピーした。ネットとメールの設定（iCloudの二重認証は保留）、macOS（Monterey 12.1）へのアップデート、ブラウザはFirefox（95.02）の英語版をインストール。広告を非表示にするアドオン（Adblock Plus）と動画のダウンローダー（Video DownloadHelper）などを入れた。タブがメニューバーの上に表示されるのには異和感あり。それでもSafariよりは使いやすいと思う。一番驚いたのはノートブックでは聴こえなかった低音が立体的な音場で鳴り響くこと。音声認識アプリ（Siri）に「Hey Siri 音楽が聴きたい」とリクエストするのも愉しい。

b 走るネコ（2022-01-22）

初期設定を終えてから、macOS（Monterey）を補完する無料アプリを幾つかインストールした。メイン・ブラウザとして｢Firefox｣（96.0.1）を入れた。Safariを使わないのはCSSが正常に表示されないから。バナー上辺左右の角が丸くなるようにCSS（radius）で指定しているのに反映されない（FirefoxとChromeは丸く表示される）。旧MBP13インチに入れていたヴィデオ・プレイヤーがヤバいと分かったので、評判の良い「IINA」をダウンロードしてみた。詳細な設定が煩瑣だが、QuickTime Playerよりも使いやすい。｢TinkerTool｣はmacOSの隠し機能を有効化させる定番ユーティリティ。ディスプレイをスリープさせなくするアプリCaffeineが動作しないので、代わりに「Amphetamine」を入れてみた。どちらも興奮剤、覚醒剤の名称なのが面白い。｢RunCat｣はメニューバーを走るネコのスピードでCPUの使用率を教えてくれるアプリ。システム状態（CPUとメモリ、バッテリー、ストレージの使用率、ネットワークの接続状況）を素速く確認出来る。ネコやカエルなど生物系ランナーだけでなく、ロケットや雪だるまなど非生物系や季節アイテムなど自由に変えられる。

b ソング・エンド・シー（尊厳死）（2022-01-29）

『歌の終わりは海』（講談社 2021）はＸシリーズ番外編『馬鹿と嘘の弓』（2020）に続く、漢字（尊厳死）→英語（Song End Sea）→語呂合わせ日本語再変換タイトル２作目。探偵社所長・小川令子は著名な作詞家・大日向慎太郎の妻・聖美から夫の浮気調査を依頼される。ほぼ引退状態の慎太郎は閑静な高級住宅街に建つ邸宅に妻と息子と暮らし、離れには姉・紗絵子も住んでいた。小川令子と所員・加部谷恵美は監視カメラを仕掛けて慎太郎の動向を見張る。そして住人たちが出かけた無人の敷地内で死体が発見される。第一発見者は紗絵子の許を訪れた探偵・鷹知祐一郎だった。梁に架けられた紐で４mの高さに宙吊りとなった紗絵子。警察は首吊り自殺と判断するが、病身の紗絵子は車椅子生活だった。インタヴューに応じたいという大日向慎太郎の意向を請けて、加部谷恵美と親友のジャーナリスト・雨宮純が取材に赴く。本作のテーマはタイトルに隠された「尊厳死」で、姉の自殺の動機は兄から語られるが、トリックは最後まで解明されない。客演した准教授・西之園萌絵が加部谷と小川にヒントを仄めかすだけである。

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別館ミニ・ブログ「スニーズ・ラブ」シリーズの１カ月分（2022-01）です＾＾;

リンク画像が左に重なって見難いので、サイドバーを右側にレイアウトしました。「SKIN SWITCHER」でデフォルトに戻せるにゃん

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猫に学ぶ——いかに良く生きるか

著者：ジョン・グレイ（John Gray）/ 鈴木晶（訳）
出版社：みすず書房
発売日：2021/11/04
メディア：単行本
目次：猫と哲学 / 猫はどうして必死に幸福を追求しないのか / 猫の倫理 / 人間の愛 vs 猫の愛 / 時間、死、そして猫の魂 / 猫と人生の意味 / 謝辞 / 註 / 訳者あとがき