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F A V O R I T E ー A R T S 3 [f a v o r i t e s]

  • キュービック・キューブ ── キュビスム展 美の革命(国立西洋美術館 2024)


  • 会期末の夜間開館日に思い立って行って来た。コロナ禍が終息したからなのか、それとも意外に人気がないのか、予約制と入場制限も撤廃されたようなので、当日券販売の窓口の列に並んでストレスなく入れた(スーパーのレシートみたいなペラペラの入場券には閉口)。しかも都内の美術展にしては程良い混み具合で、ゆっくり鑑賞することが出来た。ブラックとピカソのグレーや褐色系のキュビスム絵画は地味かもしれないと思っていたけれど、ロベール・ドローネーやフェルナン・レジェの色彩はカラフルで明るい。驚いたのは殆どの作品...#44



  • ルイス・ウェインの猫たち ── ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021)


  • ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)が猫画家ルイス・ウェイン(Louis Wain 1860-1939)に扮した伝記映画。画集や評伝はネコたちの絵画と数奇な生涯がメインだったが、映画は妹たちの家庭教師エミリー・リチャードソン(Emily Richardson 1850 -87)と長姉キャロライン(Caroline Wain 1862-1917)、飼い猫ピ ーター(Peter 1882-1898)にもスポットが当たる。ウェインは乳ガンを患っている妻エミリーの気晴しだった白黒ハチワレ猫ピーターのスケッチを何枚も描いて慰安したという。カンバーバッチは画...#44



  • シーレの生涯と章句 ── エゴン・シーレ展(東京都美術館 2023)


  • 「ゴッホ展」(2021)の当日券(チケットカウンター)は3時間待ちだ ったので、今回は近所のコンビニで発券してみた。1週間先までは売切れていて予約出来ない。ゆっくり観られる夜間開館日にしたが、ペラペラのレシート1片だった当日券よりも、入室時間や自分の名前が刻印された日時指定券の方がマシかもしれない(映画や美術展の半券を蒐集している人には味気ないけれど)。当日は時間的余裕があったので、お茶の水駅前のレコード店D**で、米SSWの3人(Phoebe Bridgers、Lucy Dacus、Julien Baker)が結成したスーパー...#43



  • ヘレーネのゴッホ ── ゴッホ展(東京都美術館 2021)


  • 小春日和、久しぶりに美術展に行こうとすると、コロナ対策なのか予め日時を決めないと鑑賞出来ない「予約制」というシステムになっていた。秋晴れで体調も良い休日に散歩がてらに美術館めぐりという気楽さが奪われてしまった。当日券の情報もSNSなどで発信されているが、美術館の窓口に行かないと入場出来るかどうか分からない。無駄足になることを懼れて早目に外出したものの、「ゴッホ展」(東京都美術館)は3時間待ちだった。暖かい陽差しを浴びながら公園で、肌寒くなってからは館内ロビーで読書に勤しむ。予約時間10分前に...#42



  • 夜廻り猫の日々 ── 「夜廻り猫」 原画展 (京王新宿店 7階イベントスペース 2020)


  • 頭の上に猫缶を載せ、縦縞半纏の懐に片目の子ネコ重郎を抱いて「泣く子はいねが〜」と呼ばわりながら夜の街を徘徊して「涙の匂い」を嗅ぎつける強面灰色ネコの遠藤平蔵。「夜廻り猫」 はツイッタから生まれた深谷かほるの8コマ・マンガである。丸善書店の一劃に、単行本の表紙などに使われたカラー原画16点、特大サイズの 「梅見の猫」 「花見の猫」、8コマ原稿12点を展示...#41


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