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小町娘レメディオス・バロ [a r t]


  • Simpatia 1955, Creation of the Birds 1957, Papilla Estelar 1958, Mimetismo 1960, Embroidering the Earth's mantle 1961, Trasitoen Espiral 1962 © Remedios Varo


  • するとシーツの向こうはじを持った小町娘のレメディオスは、相手を哀れむような微笑を浮かべて答えた。/ 「いいえ、その反対よ。こんなに気分がいいのは初めて」 / 彼女がそう言ったとたんに、フェルナンダは、光をはらんだ弱々しい風がその手からシーツを奪って、いっぱいにひろげるのを見た。自分のペチコートのレース飾りが妖しく震えるのを感じたアマランタが、よろけまいとして懸命にシーツにしがみついた瞬間である。小町娘のレメディオスの体がふわりと宙に浮いた。ほとんど視力を失っていたが、ウルスラひとりが落ち着いていて、この防ぎようのない風の本性を見きわめ、シーツを光の手にゆだねた。目まぐるしくはばたくシーツにつつまれながら、別れの手を振っている小町娘のレメディオスの姿が見えた。彼女はシーツに抱かれて舞いあがり、黄金虫やダリヤの花のただよう風を見捨て、午後の四時も終わろうとする風のなかを抜けて、もっとも高く飛ぶことのできる記憶の鳥でさえ追ってはいけないはるかな高みへ、永遠に姿を消した。
    ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』


  • 百年の孤独(新潮社 2024)ガブリエル・ガルシア=マルケス
  • ラテン・アメリカ文学の傑作が翻訳刊行から52年の時を経て、6月に初文庫化された。単行本や全集版も出ているのに、なぜか売れまくっている。特別仕様の 「金スピン」(紐栞)ということで売れているとも思えない。ところがもっと不思議なことがあった。手許にある単行本(1999)の表紙がレメディオス・バロの〈螺旋の路〉(Trasitoen Espiral 1962)だったこと。トマス・ピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』(サンリオ文庫 1985)の表紙に〈大地のマントを織り紡ぐ〉(Embroidering The Earth's Mantle 1961)が使われたのには真っ当な理由があった。メキシコ・シティで開催されていた 「レメディオス・バロ絵画展」 を観た主人公エディパ・マースが〈大地のマントを織り紡ぐ〉の前で泣くのだから。『百年の孤独』にはレメディオス・モスコテ、レメディオス(小町娘)、レナータ・メレディオスという3人の女性が登場するけれど、メキシコに亡命したスペインのシュルレアリスム画家とは関係はなさそうだ。それでは、なぜレメディオス・バロの絵画が表紙に採用されたのだろうか?‥‥新潮文庫のカヴァ装画はバロではなく、三宅瑠人。解説は筒井康隆である。

  • 何人かの作家が小説の中で、彼女の姿を部分的に、あるいは全体的に取り挙げています。最も有名なのはアメリカのトマス・ピンチョンです。彼は1966年に発表した最初の小説『競売ナンバー49の叫び』の中で、主人公のエディパ・マースをメキシコでバロの展覧会に登場させ、エディパは〈大地のマントを織り紡ぐ〉という絵画の前で涙を流します。〔‥‥‥〕彼女を知っていて、彼女と彼女の絵画について書いたオクタビオ・パスはバロを彼女の文学的神話と結びつける上で最も重要な作家の一人であり、ある意味で彼女の主な創造者でもあることは間違いありません。その証拠は1966年に出版された有名な散文詩 「レメディオス・バロの幻影と絶望」 です。また1967年にはガブリエル・ガルシア=マルケスの有名な本『百年の孤独』が出版されました。その本についてどこにも言及されていないのですが、裸で純真無垢に歩き回り、全ての男性が恋に落ちる美女レメディオスのキャラクターは画家レメディオス・バロからインスピレーションを受けており、彼女の絵画やパス〔引用者註:オクタビオ・パス〕の詩のように彼女は本から姿を消し、高みに持ち上げられ、目に見えない旅に向かって風に運ばれます。
    アンパロ・セラーノ・デ・ハロ「レメディオス・バロの作品における言葉と絵画」


  • ■ レメディオス・バロの作品における言葉と絵画(2017)アンパロ・セラーノ・デ・ハロ
  • ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』(1967)の初文庫化(新潮社 2024)を糸口とするレメディオス・バロ(Romedios Varo 1908-1963)への旅路はアンパロ・セラ ーノ・デ・ハロの論考に辿り着いた。単行本(1999)の表紙がレメディオス・バロの〈螺旋の路〉(1962)だったのはレメディオス・モスコテ、レメディオス(小町娘)、レナータ・メレディオスという3人の登場人物名に留まらない秘めたメッセージが隠されていた。デ・ハロによると、「裸で純真無垢に歩き回り、全ての男性が恋に落ちる」 美少女レメディオス(小町娘)はレメディオス・バロからインスピレーションを受けているという。54歳で亡くなったバロへのオマージュだったのだ。『百年の孤独』の中で文字通り 「昇天」 するレメディオス(小町娘)について、「どこにも言及されていない」 と書いているので、デ・ハロの発見なのかもしれない。彼女はメキシコ・シティで開催されていた 「レメディオス・バロ絵画展」 を観た主人公エディパ・マースが〈大地のマントを織り紡ぐ〉(1961)の前で泣く、トマス・ピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』(1966)のエピソードも紹介している。

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  • メキシコ・シティに行ったとき、二人はどうしたはずみか、スペインから亡命して来た美しいレメディオス・バロの絵画展にさまよいこんだ。ある三部作の中央の、「大地のマントを織りつぐむ」 と題された画のなかにはハート型の顔、大きな目、キラキラした金糸の髪の、き ゃしゃな乙女たちがたくさんいて、円塔の最上階の部屋に囚われ、一種のつづれ織りを織っている。そのつづれ織りは横に細長く切り開かれた窓から虚空にこぼれ出て、その虚空を満たそうとかなわぬ努力をしているのだ。それというのも、ほかのあらゆる建物、生きもの、あらゆる波、船、森など、地上のあらゆるものがこのつづれ織りのなかに織り出されていて、そのつづれ織りが世界なのである。エディパは意固地にこの画の前に立ち尽くして泣いた。だれもそれに気づかない。エディパはダーク・グリーンの球形サングラスをかけていたのだ。一瞬、眼窩のまわりがピッタリふさがっていて、涙はひたすらに流れ出し、レンズと眼のあいだの空間を満たし、乾くことがなくなるのではないかと思った。
    トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』


  • □ 競売ナンバー49の叫び(サンリオ文庫 1985)トマス・ピンチョン
  • 1964年夏、エディパ・マースはカリフォルニアの不動産王ピアス・インヴェラリティの遺産執行人に指命されたことを知らされる。バー〈スコープ〉のトイレの壁に喇叭の落書きを見つけたエディパは共同執行人の弁護士メツガー、ロック・グループのザ・パラノイズ(マイルズ、ディーン、サージ、レナード)、精神分析医ヒエリアス博士、科学者ジョン・ネフ ァスティス、ヨーヨーダイン社長のスタンレー・コーテックス、17世紀劇作家リチャード・ウォーフィンガーの『急使の悲劇』、演出家ランドルフ・ドリブレット、ヨーヨーダインの社員マイク・ファローピアン、切手蒐集家ジンギス・コーエン、エモリー・ボーツ教授などから情報を得て、ピアスの偽造切手コレクションの背後に隠れている地下郵便組織「トライステロ」の存在に迫るのだが‥‥エディパとピアスがメキシコ・シティで観た 「レメディオス ・バロ絵画展」 の〈大地のマントを織り紡ぐ〉(1961)も象徴的に使われている。

  • 私はあるホテルの洗面所で金髪の小猫を洗っている。でもそれが猫かどうかはっきりしなくて、レオノーラかもしれない、だぶだぶでそろそろ洗ったほうがいいコートを着ているから。少し石鹸水で湿らせて猫を洗い続けるが、私は動揺し戸惑っている、誰を洗っているのかわからないから。誰かが、二人のどちらかだが、私に、ガンボア氏がブリュッセルに発つ前に、私に証明書つきの電報を送って、彼の家のファサードを雉鳩色で描く依頼をしたと言う。私は耐えきれない苦悩を感じたが、この瞬間ドアにノックの音がする。ドアを開けると、暗い色のマントで顔を覆い夏向きの麦わら帽子をかぶった人物が立っている。アマリージャ夫人に頼まれて来たと言う。そうだわ! それを聞いて、私には黄は調和を表す色で、私の幸運色だとすぐにわかった。その人物をなかに通したが、彼はなにか毛深くて舞台役者のように不自然だった。猫 - レオノーラの姿は消えていた。私は突然に恐怖を感じた、今に知らなくてもいいことを知る羽目になるのだ。このいわくありげな男は私にそれを伝えに来たのだ。彼はすわると、手際よく帽子や余分な髪の毛や髭をとり始めた。するとファンなのだ。彼は笑いころげて、「冗談だよ! 君にあることを知らせに来たんだ」 と言う。私はわっと泣き始めた、「あること」 が何かすぐわかったから。ひどく泣いて目が覚めた。
    レメディオス・バロ『夢魔のレシピ』


  • □ 夢魔のレシピ 眠れぬ夜のための断片集(工作舎 1999)レメディオス・バロ
  • シュルレアリスム画家が綴った 「眠れぬ夜のための断片集」。レシピと夢の記述と自動記述の 「夢のレシピ」、擬似学術論文と手紙と劇の草案など 「魔女のテクスト」、自作解説 「イメージの実験室」(モノクロ図版32点)、インタヴューと手紙 「地球の想い出」、訳者 ・野中雅代の解説 「メキシコの魔法の庭」 の全5章で構成されている。カタロニア生まれのバロは美術学校の同級生(ヘラルド・リサラーガ)と結婚後パリへ移住する。バルセロナに戻ったものの、スペイン内戦から逃れて再びパリに渡り、第二次大戦下メキシコへ亡命した。同じような境遇のレオノーラ・キャリントン(Leonora Carrington 1917-2011)と仲良くなる。「レメディオス・バロ展」(伊勢丹美術館 1999)と呼応するように出版された本書にもキャリントンとの親密な交遊が描かれている。皆川博子は『彗星図書館』(講談社 2019)の中で、バロの絵画を表紙に使用した本の1冊にトンマーゾ・ランドルフィの『月ノ石』(河出書房新社 2004)を挙げているが、トマス・ピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』とガブリエル ・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』も 「辺境図書館」 の蔵書に加えたい。

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  • 宇宙における女性の役割とは、どのようなものだろうか? バロが『地球のマントに刺繍しながら』において分析しているのはその点である。/ 絵の題名は、天と地の中間にある塔にこもって糸仕事をする娘たち、神々と人間たちを仲介する女性たちの、重要で本質的な役割を告げている。それは地球の表皮に刺繍することである。そうした意味で、この作品は『創世記』のひとつの表象かもしれないし、世界の創造や起源をめぐる問への一つの答かもしれない。/ 地球の表皮に刺繍すること、すなわち、地球のイマージュを仕立て、山や丘や谷の起伏をつけ、山岳学を構想し、さらに地球に生き物や人間を住まわせ、家々や舟をおくこと、これは神々の、あるいは創造神の役割である。こうした任務を、この絵でバロは女性に割り当てているのだが、彼女たちは機織りの能力によって、神話の女神パルカを連想させる。刺繍に従事する六人の娘たちは、女性音楽家と女性錬金術師を伴っている。その錬金術師は奇妙な棒と書物との助けを借りて、秘境の知識を参照し、突飛な妙案を準備する。その妙案から糸が編みだされ、その糸からは布地が、地球のマントが、作られるのである。
    カトリーヌ・ガルシア『レメディオス・バロ』


  • □ レメディオス・バロ 絵画のエクリチュール・フェミニン(水声社 2014)カトリーヌ・ガルシア
  • パリ第8大学でスペイン文学・絵画を学び、女性アーティストの作品を研究するアグレジェ(教授資格保有者)によるバロの殆ど唯一のモノグラフィー。「訳者解説」 によると、「レメディオス・バロはシュルレアリスト画家か?」 という原題だが、著者の主張は副題の 「女性による創造──異種混淆と変容」 の方にあるのではないかという。〈枯葉〉(Dead Leaves 1956)の1点を除いて原画を観ることが出来なかったというのはバロの研究者としてどうかと思うが、バロの絵画をイマージュの表象する意味内容と絵画技法(色彩、フォルム、マチエール、構図)の両面から1点ずつ詳細に分析している。それだけに図版(モノクロ28点、カラー8点)はオールカラーで収録して欲しかった。エピグラフでオクタビオ・パス、マルグリット・ユルスナール、アンドレ・ブルトン、アンドレ・マルローの言葉を引用した著者も、「訳者解説」 でガルシアの分析やバロの経歴と図版(6点)を補完した湯原かの子も、トマス・ピンチョンとガブリエル・ガルシア=マルケスには言及していない。

  • バロの作品に対する反響は、近年、プロとアマを問わず、詩や短編小説、戯曲といった文学的形式をとって現われてきており、バロやその作品をテーマにした映画やバレエも上演されている。トマス・ピンチョンは1966年の小説『競売ナンバー49の叫び』で、バロの《地球のマントを刺繍する》を取り上げ、彼のヒロインの精神状態を表わす重要な隠喩として使っている。ヒロインは、広大なタペストリーを刺繍して 「空隙を埋めようと果てしない努力を続けている」 「塔に閉じ込められたひ弱な少女たち」 に感動して涙を流す。ピンチョンはバロの1回目の回顧展が開かれた年にメキシコを訪れており、バロの作品は彼の小説の図像的源泉になっているともいわれる。「バロの画集を手にして『競売ナンバー49の叫び』を読むと、しばしば、イメージと雰囲気の類似性に驚かされる。まるでピンチョンがバロにイメージを学んだようだ」〔著者註:デイヴィッド・カワート〕。
    ジャネット・A・カプラン『レメディオス・バロ』


  • □ レメディオス・バロ 予期せぬさすらい(リブロポート 1992)ジャネット・A・カプラン
  • メキシコに亡命したスペインのシュルレアリスム画家レメディオス・バロ(Romedios Varo 1908-1963)の浩瀚な伝記。豊富な図版(作品や写真 221点)を収録した大型本で、バロの画集としても愉しめる(巻頭の 「モノクロ・ポートレイト」 はケイト・ブッシュかと思いましたよ)。《2回目の個展が大成功のうちに終って1年も経たないうちに、レメディオス・バロは世を去った。まだ55歳にも届いていない、これからますます活躍が期待されていた時の突然の死である。それだけに、その死についてはいろいろな噂が飛び交った》という。心臓発作とされる急逝(1963)が惜しまれる。彼女と同じような境遇で、仲の良かったレオノーラ ・キャリントンはバロの死後、半世紀近くも長生きしたというのに。「ピンチョンはバロの1回目の回顧展が開かれた年にメキシコを訪れており」 と書かれているので、1956年でしょうか。ガブリエル・ガルシア=マルケスも回顧展を観たのかどうかは不明ですが、2人がバロのことを好きだったのは間違いありません。バロも 「子なしの猫好き女性」 だった。

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    • 「ヴァロ」(Varo)と表記して来ましたが、ここでは便宜上 「バロ」 に統一しました

    • 〈メキシコの女たち〉(2006・11・11)の見出しと記事をプチ修整しました^^;
    • 『競売ナンバー49の叫び』と『夢魔のレシピ』は再録(一部加筆・改稿)です

    • 記事タイトルを〈小町娘レメディオス・バロ〉に改題しました(2024・10・29)
    • 「読み解き支援キット」 はコンビニでプリントしました(A3・両面印刷・短辺綴り)
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    百年の孤独

    百年の孤独

    • 著者:ガブリエル・ガルシア=マルケス(Gabriel Garcia Marquez)/ 鼓 直(訳)
    • 出版社:新潮社
    • 発売日: 2024/06/26
    • メディア:文庫(新潮文庫 カ 24-2)
    • 内容:1967年にアルゼンチンのスダメリカナ社から刊行されて以来、世界の名だたる作家たちが賛辞を惜しまず、その影響下にあることを公言している世界文学屈指の名著。現在までに46の言語に翻訳され、5000万部発行されている世界的ベストセラー。「マジック・リアリズム」 というキーワードとともに文学シーンに巨大な影響を与え続けている

    百年の孤独

    百年の孤独

    • 著者:ガブリエル・ガルシア=マルケス(Gabriel Garcia Marquez)/ 鼓 直(訳)
    • 出版社:新潮社
    • 発売日:1999/08/01
    • メディア:単行本
    • 内容:蜃気楼の村マコンドの草創、隆盛、衰退、そして廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の誰彼に受け継がれた孤独の運命は、絶望と希望、苦悩と悦楽、現実と幻想、死と生をことごとく呑み尽くし……。1967年に発表され、20世紀後半の世界文学を力強く牽引した怒濤の人間劇場が、今、再び幕を開ける


    競売ナンバー49の叫び

    競売ナンバー49の叫び

    • 著者:トマス・ピンチョン(Thomas Pynchon)/ 志村 正雄(訳)
    • 出版社:サンリオ
    • 発売日:1985/10/15
    • メディア:文庫
    • 内容:ある夏の日の午後、エディパ・マース夫人は、ホーム・パーティから帰ってみると、自分がカリフォルニア州不動産業界の大立物ピアス・インヴェラリティの遺言執行人に指名されていることを知る。かつての愛人であり、生前どこからともなく電話をかけてきて、いろいろな声音を使ってエディパを当惑させたピアスの様々なアレゴリーや暗示...

    夢魔のレシピ: 眠れぬ夜のための断片集

    夢魔のレシピ 眠れぬ夜のための断片集

    • 著者:レメディオス・バロ(Romedios Varo)/ 野中 雅代(訳)
    • 出版社:工作舎
    • 発売日:1999/05/01
    • メディア:単行本
    • 目次:夢のレシピ / 魔女のテクスト / イメージの実験室 / 地球の想い出 / メキシコの魔法の庭(野中 雅代)

    レメディオス・バロ: 絵画のエクリチュール・フェミニン

    レメディオス・バロ 絵画のエクリチュール・フェミニン

    • 著者:カトリーヌ・ガルシア(Catherine Garcia)/ 湯原 かの子(訳)
    • 出版社:水声社
    • 発売日:2014/06/01
    • メディア:単行本
    • 目次:レメディオス・バロの研究方法 / アポリア / 新たな地平へ / 均衡 / 独創性 / 結論 バロにおけるエクリチュール・フェミニン / 図版一覧 / レメディオス・バロの略歴 / 参考文献 / 訳者解説


    レメディオス・バロ: 予期せぬさすらい

    レメディオス・バロ 予期せぬさすらい

    • 著者:ジャネット・A・カプラン(Janet A. Kaplan)/ 中野 恵津子(訳)
    • 出版社:リブロポート
    • 発売日:1992/01/01
    • メディア:大型本
    • 目次:序 / 少女時代 / シュルレアリスムへ向かって / シュルレアリストの中で / 亡命した芸術家 / 芸術家とその観衆 / 隠喩としての旅 / 変容 / 追想 / あとがき‥‥レメディオス・バロを求めて / 注記 / 展覧会 / 文献資料 / 索引

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