スニーズ・コメンツ #20 [c o m m e n t s]

村上 春樹 『そうだ、村上さんに聞いてみよう』(大疑問205)
♭ シャガールの青
tumuziさん、こんばんは。「シャガール ── ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」(東京藝術大学大学美術館)も「カポディモンテ美術館展」(国立西洋美術館)も涼しくなってから行こうと思っていたのに、無料観賞券の有効日が会期途中で切れている。セコくなったなぁ‥‥「期間限定招待券」ですか。8月の猛暑日にオロオロ、フラフラ、ヘロヘロ、観て来ました。上野の美術館へ行く時は藝大に限らず、鴬谷駅で降りて歩きます。シャガールは動物(牛、馬、驢馬、山羊など)の表情が良いですね。パルミジャニーノの〈貴婦人の肖像画(アンテア)〉のモデルは「高級娼婦」という説もあるそうです。
by sknys (2010-09-03 00:26)
♭『サヴァビアン』
miyucoさん、こんばんは。大島さんはサバとのコミュニケーションが上手く行かなかったみたいですね。この時の悔恨が後に多くのネコたちを飼うことになる遠因の1つのような気がします。『猫の品格』(文藝春秋 2009)の中で青木るえかは、大島弓子だから許されているようなところがあるけれど、「困った猫おばさん」ではないかと書いている。実写版映画『グーグーだって猫である』(2008)の配役にも異を唱えている。ヒロイン役は○泉今日子ではなく、□△◇☆!‥‥「そうだ、そうだ!」と思わず膝を叩きました。
by sknys (2010-09-18 01:26)
♭『英雄の書』 宮部 みゆき
miyucoさん、こんばんは。『英雄の書』(毎日新聞社 2009)は『ブレイブ・ストーリー』(角川書店 2003)や『ICO』(講談社 2004)よりも面白い。ファンタジー作品なのに、勧善懲悪の物語になっていないし、オルキャスト・ユーリの兄(森崎大樹)も還って来ない。「黄衣の王」を退治してスカッとしたい人はRPGでもやってろ!‥‥っていうことでしょう。小説はアニメやゲームよりも複雑怪奇で奥深い(罪深い?)物語であることを実証している。『模倣犯』(小学館 2001)で暴走した作者(紡ぐ者・咎人)の「鎮魂の書」という感じもありますね。続編もありそうなので、愉しみです。美しく成長した「女狼」ユーリの活躍を読みたいなぁ。
by sknys (2010-09-22 21:00)
♭『床下の小人たち』 メアリー・ノートン
びっけさん、こんばんは。『床下の小人たち』シリーズの語りは重層的ですね。メイおばさんが少女ケイトに話した「借り暮らしの小人たち」は、メイおばさんの弟が子供の頃に語った話。その弟はインド育ちで身体の弱い、大変な「からかいや」で、さらに、もう1人の語り手であるトムじいさんも「五郡きっての大うそつき」だった。つまり、少年たちの「作り話」ではないかという可能性が、逆に「床下の小人たち」のリアリティを担保している。殆どカート・ヴォネガットの小説と同じ構造ですね。
by sknys (2010-09-27 01:14)
♭ Blume 花 ── 「見ぃつけたっ(二番煎じ)」
バットレディみたいな上半身ヌードの「ジャケ写真」が気になっていたけれど、実は女性写真家クリスタマス・クローシュ(Kristamas Klousch)のセルフ・ポートレイトだった。彼女の公式サイト(selfportraiture)にエロティックでデンジャラスな写真の数々がアップさていている。コスプレ女王のシンディ・シャーマン(Cindy Sherman)よりも若くて美人かしら?
by sknys (2010-10-07 00:38)
♭ 百獣の王 ── リッキー愛死
リッキー君、こんばんは。「グリーンモンスター」の写真が痩せていたので気になっていました。写真を撮っていたネコが病気や交通事故で急逝すると、心の中に穴が空いたような喪失感に襲われます。ボクがいなくなったから、飼主や家族が悲しむんじゃないかって?‥‥そんな心配はしなくて大丈夫。つむじさんや御家族の心の中で、これからも君は生き続けるのだから。
by sknys (2010-10-12 01:23)
♭ あいちトリエンナーレ2010
しーちゃん 、こんばんは。草間彌生の「水玉模様のオブジェ」はインパクト大ですね。《真夜中に咲く花》もサイケデリックで最高!‥‥「スヌーピー・ライフデザイン展」(東京国際フォーラム 2005)で見た「水玉スヌーピー」が忘れられません。
by sknys (2010-10-14 01:01)
♭ 001
HiyoRiさん、ブログ復活おめでとう。悩み多き受験生ですね。友人関係や勉学で悩むのは学生時代だけかもしれません。成人してから後悔しないように、大いに悩みましょう。もう何年も会っていませんが、中2の姪も悩んでいるのかしら?
by sknys (2010-10-28 22:46)
♭ ニッポン洋楽ヒッツ!
モバサムさん、こんばんは。ゲイリー・パケット&ユニオン・ギャップのヒット曲〈ヤング・ガール〉(1968)が入っていないのは残念だなぁ。Ari Upの〈Young Boy〉は「替え歌」です。少女時代(当時6才)に聴いていたのかしら?‥‥某レコード店内で流れていた〈Ashes To Ashes〉がカッコ良い。ネットで調べたら、Warpaintのカヴァだった。国内盤にはボーナス・トラックとして収録されるようですが‥‥。
by sknys (2010-11-09 22:49)
♭『時計じかけのオレンジ』・・・
びっけさん、こんばんは。オーチン・ハラショーな映画ですね。試写会で観ましたが、ヴィデオでも愉しめる作品だと思います。早回しの場面を超スロー再生したりして‥‥。「雨に唄えば」はマルコム・マクダウェル(Malcolm McDowell)のアドリブだったらしい。モロコ(молоко)がロシア語で「ミルク」の意味だと知ったのは、Molokoという男女デュオがデビューした時でした。憧れのCT様(註:びっけさんの片想い人)も『時計じかけのオレンジ』が大好きだったのではないかしら?
by sknys (2010-11-18 00:13)
♭『ちびねこ絵本』 大島 弓子
びっけさん、こんにちは。『グーグーだって猫である5』(角川書店 2010)とは真逆の内容ですね。「ちびねこ」も諏和野チビ猫と同じように成長しないで幼くなって行く?‥‥池袋リブロでコミックスを買うと、次のような応対になります。
- カヴァをかけますか? いいえ
- ビニールを取りますか? いいえ
- 袋を御利用ですか? はい
by sknys (2010-11-23 13:24)
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〈s k n y s - s y n k s〉以外の記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも?‥‥というアイディアから生まれた再録シリーズの第20集です。コメントというよりも「ミニ記事」に近いかもしれません。コメントは原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認(誤記)や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明を加えてコメントした元記事にリンクしました。過去3ヵ月間(2010/09/01〜 2010/11/30)に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。訃報記事へのコメントは難しい。ブロガー本人が死んでしまった場合は安否確認も出来ないし、記事そのものも存在しないのでコメントのしようもないが、著名人、ペット、御家族‥‥の訃報は読む方も辛く哀しい。リッキー君(tumuziさんの愛猫)のコメントに1時間以上かかってしまった。『チロ愛死』(河出書房新社 2010)や『三毛猫がくれた幸福』(講談社 2010)も涙なくしては読めません。ネコは死んでも、「内なる猫」として飼主や家族の中で行き続けるはずです。
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- 著者:宮部 みゆき
- 出版社:毎日新聞社
- 発売日:2009/02/14
- メディア:単行本
- 目次:プロローグ 破獄 / 壊れてしまった大切なもの / 世捨て人の図書館 / 無名の地 / 咎の大輪 / 追跡の始まり / 事件の内側 / 囚われの姫君と白馬の騎士

- 著者:メアリー・ノートン(Mary Norton)/ 林 容吉(訳)
- 出版社:岩波書店
- 発売日:2000/09/18
- メディア:文庫
- 目次:メイおばさん / アリエッティの日記 / わたし借りにいけるわ / ポッド《見られ》る / 借り暮らしの人々 / あこがれ / 大時計の下から / アリエッティ走る / 男の子 / サクラの木の下で / 手紙 / 古いアナグマの巣 / 返事 / 嘆くホミリー / 屋根があく / 黄金時代 / 発 覚 / ぼくは借り暮らしだよ / いぶし出し / 野に逃げる / 訳者のことば / 解説・猪熊葉子
2010-12-21 00:30
コメント(10)
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こんばんは~^^
ちゃいにゃんが出るのワンセグ2だけじゃなかったです><。
ちゃんと教育テレビでやります~。リンク先間違ってました。
ごめんなさい。訂正コメントするって。。。なんて親ばかでしょう(笑)
失礼いたしました><。
by こにゃ (2010-12-21 01:03)
NHKね・・・。
「嘘をつきなさい。嘘をついてもわかるんだ。そういうのを泥棒って言うんだ」
勝手に商品(電波)を押し付けてきて金を取るって言うのは押し売りって言うんだけどな・・・。
by HOKUTEN (2010-12-21 02:30)
こにゃさん、コメントありがとう。
「2355・0655 こたつでどうぞスペシャル!」
(2010年12月23日 午前10:40〜午前11:00)ですね。
ちゃいにゃんのTV出演、愉しみだなぁ^^
再放送はあるのかしら?
by sknys (2010-12-21 22:34)
HOKUTENさん、コメントありがとう。
『1Q84 Book3』に登場するNHK集金人‥‥どこかで読んだ記憶があった。
エッセイ集などをチェックして、やっと出典を見つけました^^;
地上波は兎も角、BSは別途徴収、オンデマンドも有料というのは阿漕です。
韓国、中国、台湾など‥‥日本近隣諸国の視聴者は、無料で見られるのに。
by sknys (2010-12-21 22:49)
ちゃいにゃんがNHK教育に登場しました。
見逃した人は今夜の再放送をチェックしてね^^
(2010年12月23日 午後11:30〜11:50)
by sknys (2010-12-23 13:46)
「2355・0655 こたつでどうぞスペシャル!」
見逃しちゃった人は再々・再々々放送をチェックしてね^^;
(2010年12月30日 教育TV 午後22:35~22:55)
(2011年1月3日 総合TV 午後23:55~24:15)
by sknys (2010-12-24 00:20)
アリエッティのお話はシリーズものだったのですね。
ミレーヌ姫の今後が気になりますが。。ローランいなくてもいいのかも?
でも、初期のあの世界は他では得られないものですよね。。
by ぶーけ (2010-12-24 12:55)
ぶーけさん、コメントありがとう。
薬缶に乗って川を下ったり、気球(風船)に乗って空を飛んだり‥‥
小人たちの長い長い冒険ファンタジーです。
ミレーヌ姫のニュー・アルバムは年内に何とか入手出来そうですが、
リリース時期も変則だし、あのジャケだと‥‥ちょっと不安^^;
デビュー前に周囲の人がバタバタ死んだという「伝説」は本当ですか?
by sknys (2010-12-24 22:25)
こんばんは^^
凄い!!宣伝ありがとうございます!!
スクロールのトコだったからあっっと云う間でしたけど^^;
ちゃっかりしっかり録画して、コピーもして万全です。
ちゃいにゃんはしら~んぷりでしたけどww
by こにゃ (2010-12-25 19:24)
見せ方も不規則だし、なかなか出て来ないので焦っちゃいました^^;
分割画面だったので、ちゃいにゃんの表情までは分からなかったけれど、
地デジ大画面TVならば大きく鮮明に映っていたのかなぁ‥‥。
ド・スゥ。さまも見れたのでしょうか?
by sknys (2010-12-25 23:45)