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スニーズ・コメンツ #7 [c o m m e n t s]

  • ♭ びっけさんへ
  • びっけさん、こんばんは。アンドレ・ブルトンは「ギュスターヴ・モロー美術館」にランプを持って夜中に忍び込むことを夢見ていたというから、お気に入りの美術館や博物館、水族館に潜入して夜を明かすのは少年少女の世界共通の願望なのでしょう。ジュヴィナイル小説はイメージと乖離した挿絵が入っていて興醒めすることも少なくないけれど、カニグズバーグ女史には挿画も自筆で描いてしまうという強みがある。『魔女ジェニファとわたし』『ぼくと〈ジョージ〉』‥‥「ピーターラビットとわたし」の自作自演歌手が歌にする前から、E・L・カニグズバーグのファンなのだ。『ロールパン・チームの作戦』はタイトルが変わっちゃったのね(註:『ベーグル・チームの作戦』に改題された)。「鉄の魚」(1977)は『クローディアの秘密』のアダルト版かな。河野多惠子、恐るべし!‥‥超ヘヴィーなオチでゴメンなさい。次はフィリパ・ピアスの『トムまよ』を、お願いします。
                              by sknys (2007-06-08 01:28)

  • ♭ さっちゃんへ ── さっちゃんと金さんのネコ・ブログ?
  • さっちゃん、金さん、はじめまして。ここもネコ・ブログになっちゃいましたね。家猫2匹の共存は上手く行く場合と、行かない場合があるそうです。テリトリー防衛だけでなく、古参猫が後から来た猫を(嫉妬に狂って?)苛めたり?‥‥。屋内のネコ写真は難しいのよ。昼間は日向で撮るとか、夜は室内の電灯を全部点すとか‥‥天気の良い休日に、千露さんに屋外で撮ってもらってね。さっちゃんと金さんが仲良くして「奇蹟の2ショット」写真に収まりましょう。
                              by sknys (2007-06-15 23:43)

  • ♭ miyucoさんへ
  • miyucoさん、こんばんは。自画像はセルフ・イメージの投影なので、マンガ家の場合は必要以上に美化したり矮小化したりで、客体化が難しい。マンガ家自身を主人公にしたマンガとなると更にハードルが高くなる。ユーミンは手塚や石ノ森に次ぐ自画像キャラの傑作だと思います。「さかさ食パン」「縦じわ・ベートーベン」「ゲジゲジ眉毛」「鼻なし」「モンペ」「みだれ靴下」‥‥でも「グーグー」版ユーミンはリアルに老け込んじゃったかな。単行本は未読(註:『グーグーだって猫である3』を読みました)ですが、マンション猫が増えると長嶺ヤス子や笙野頼子みたいに、郊外の一戸建てに引っ越さざるを得なくなるかも。初代「ユーミン」(1976)はアンドロイド少女だったのね!‥‥すっかり忘れていました。
                              by sknys (2007-06-15 00:29)

  • ♭ 葦のはらさんへ ── 夜だ! ホタルよ!!(非表示)
  • 葦のはらさん、こんばんは。何年か前、銀座ソニービル前で、○○から来た蛍を見てあげて下さいって、お姉さんが必死に呼び込みしていたけれど、何だか悲しくなっちゃった。自然という「毛皮」を剥がされて、都心で健気に光る蛍たち‥‥。近くに蛍が棲息しているということだけで素晴しいことです。都会は「逆さホタル」ばかりなり。東日本と西日本では、蛍の種類が違うそうですね。
                              by sknys (2007/06/15 01:08)

  • ♭ こにゃさんへ
  • こにゃさん、こんばんは。今まで一度も姿を現わさなかった真犯人が最後に登場する‥‥『火車』のラスト・シーンは執筆前に決まっていたようです。カード破産から逃れようと他人に成り替ったら!‥‥という皮肉なオチが最初に明かされる。このミステリが魅力的なのは「変身願望」を満たしてくれるから?‥‥バブル経済は弾けても、バブル的な世界観から未だに抜け出せない人間や企業が巷に溢れている。保険金殺人、オレオレ詐欺、耐震強度擬装マンション、杜撰なセキュリティ(安全対策)、羊頭狗肉食品‥‥。

  • 死体をバラバラにする目的は、倒錯的な趣味があるなどのケースを除けば、ほぼ2つに限られる。1つは遺体の身元を判明しにくくするためであり、もう1つは処分を容易にするためだ。後者の理由があるために、バラバラ殺人には、案外女性が多い。
    宮部みゆき『火車』
  • 次は『クロスファイア』、それとも『スナーク狩り』?‥‥『水車館の殺人』(綾辻行人)もありますが。
                              by sknys (2007-06-24 00:16)

  • ♭ モバサム41さんへ
  • モバサムさん、こんばんは。「♪ モ、モ、モバサム中年探偵団 モト美少年探偵団」(註:M団長からクレームが来たので修正しました)‥‥ちょっと違うか。小林少年が尾行や拉致の途中に落として行く少年探偵団のバッヂが欲しかった。夢の競演「ルパン対ホームズ」には血沸き肉踊ったなぁ。小林信彦氏が乱歩のアシスタントをしていた時に「小林君」と呼ばれていたそうです。乱歩「小林君、何か面白いネタはないかね?」 小林「先生、東京タワーという鉄塔が建ちました」(出典を忘れてしまったので、ウロ覚えです‥‥誰か教えて下さい!)。今日の1曲:The Mabuses《The Melbourne Method》(Rough Trade 1994)を忘れちゃ困るなぁ。

                              by sknys (2007-07-11 21:50)

  • ♭ mironさんへ
  • mironさん、こんばんは。『意味がなければスイングはない』は図書館から借りて読んだので、腰巻きの文章(月が消え、恋人に去られ、犬に笑われても、/ なにがあろうと音楽だけは / なくすわけにはいかない。)は未見でした。連想したのはマザー・グースの有名な唄。

      えっさか ほいさ
      ねこに バイオリン
      めうしがつきを とびこえた
      こいぬはそれみて おおわらい
      そこでおさらはスプーンといっしょに おさらばさ
                                   (谷川俊太郎・訳)

      Hey diddle diddle,
      The cat and the fiddle,
      the cow jumped over the moon;
      The little dog laughed
      To see such sport, And the dish ran away with the spoon.

    バイオリン(fiddle)、月(moon)、犬(dog)が入っています。アナログ盤のことを「お皿」と言いますね。日本だけの符牒(DJ用語?)かもしれませんが。「すみれ」が英訳で何て訳されているか気になります。「Violet」や「Pansy」ではなく、やっぱり「Sumire」でしょうか?
                              by sknys (2007-07-16 22:16)

  • ♭ モバサム41さんへ
  • モバサム41さん、こんばんは。この記事「美少女人形フランシーヌ」はシンクロニシティ90%ですね。澁澤龍彦が「スーパー・インテリ」と呼んだ種村季弘氏のアクロバティックな文章のファンだし、〈四谷シモン ── 人形愛〉にも行ったし、サイド欄にシモン氏が案内する〈澁澤邸の映像〉を貼りました。「人形」との出会いはリカちゃんでも、ベルメールでも、シモンでも、土井典でもありません。中学生の時に読んだ『夢魔の標的』のクルコちゃん。『わたしの人形は良い人形』とか、人形=ホラーのイメージなんです。球体関節人形、人体解剖標本、ミイラや即身仏‥‥昨今の婦(腐?)女子の皆さんは大好きみたいですが。
                              by sknys (2007-07-16 00:50)

  • ♭ びっけさんへ
  • びっけさん、こんばんは。《Solitude Standing》(A&M 1987)の輸入アナログ盤はS谷タワレコに入荷した直後に買ったんですよ(店員が「Suzanne Vega」のコーナーに運んで来た)。舌っ足らずのヴォイスと、彼女(の長い顔)が好きだったの。〈Tom's Diner〉のオリジナルはアカペラ・ヴァージョンで、後にグラウンド・ビート風にリミックスされて大ヒットしました。その後の彼女(のアルバム)は、Mitchell Froomのプロデュースで革新的なサウンドに「変身」する‥‥。余計なアドヴァイスかもしれませんが、YouTubeに楽曲の映像(PVやライヴ)がある場合は、miyucoさんのように、縮小(170x140px)してサイドに貼っちゃった方が簡単ですよ。
                              by sknys (2007-07-19 00:49)

  • ♭ kovaioさんへ ──左腕を骨折!
  • kovaioさん、ご愁傷さま。全く音沙汰がないので、忙しいのかなぁ‥‥と思っていました。鉄製のマンホールって、水に濡れると滑りやすい。雨の日のNIKE AIR FORCE 1もツルツル滑って、超危険!‥‥マンホールは避けて歩いています。高校の体育で柔道が必修だったせいか、躰が無意識に受け身を取るので、転んでも骨折したことは1度もありません。手術しないで良かったですね‥‥Macの呪いかもしれませんよ。
                              by sknys (2007-07-23 21:54)

  • ♭ びっけさんへ
  • 親愛なるリッキイ・ティッキイ・ビッキーさん。『夏への扉』と言えば、なんとか達郎ではなく竹宮惠子ですよね。「Rikki-Tikki-Tavi」『ジャングル・ブック』の中に出て来るマングースの名前というのはスゥ。姐さま指摘の通りです。ちょっと調べてみました(以下補足)。フレドリカ(リッキー)のモデルは奥さんかもしれません。ロバート・A・ハインラインの妻ヴァージニアは、子供時代にティッキー(Ticky)という愛称で父親から呼ばれていたそうです。「リッキー・ティッキー・テイヴィー」はロバートが飼っていたペットの名前だった!‥‥「マングース」ではなく「猫」だと思いますが。
                              by sknys (2007-08-06 20:35)

  • ♭ yubeshiさんへ
  • yubeshiさん、こんばんは。Talking Headsの来日公演でAdrian Belewを観たことがあります。右寄りの席(8列32番)だったので、ゾウ使いのオジさん(?)が良く見えました。ゲスト・ミュージシャンだと伝えると、連れの後輩がビックリしていた。ライヴ・ヴィデオの『Stop Making Sense』が超有名ですが、サウンド的にはAdrian Belew参加時の方が圧倒的にカッコ良いのだ!‥‥1stアルバム《Lone Rhino》(Polygram 1982)は「犀ジャケ」でしたね。手許にあるソロ・アルバムはポップな印象です。P.S. Pato Fu(2人)のインストア・ライヴに行って来ました。サイドに〈Made In Japan〉のPVを貼ってみたぴょん。Fernanda Takai嬢が日本語で歌っています。
                              by sknys (2007-08-31 01:32)

                        *

    〈s k n y s - s y n k s〉以外の記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも?‥‥というアイディアから生まれた再録シリーズの第7集です。コメントというよりも「ミニ記事」に近いかもしれません。コメント文は原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認(誤記)や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明を加え、コメントした元記事にリンクしました。過去3ヵ月間(2007/06/01〜2007/08/31)に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。「亀」と「犀」の2ジャケは動物シリーズを狙ったわけではありません。

                        *

                        *



    The Melbourne Method

    The Melbourne Method

    • Artist: The Mabuses
    • Label: Rough Trade
    • Date: 1994/04/28
    • Media: Audio CD
    • Songs: My Brilliant Way / Glass Of Bourbon / Tongues / Keeler Joins The Joyce Gang / Whose Party Is this? / Rooms / Paperplane / Lynched / Picnic In Red House / Fetch The Hammer / Oscar / Narc Fears / She Went Wild


    Lone Rhino

    Lone Rhino

    • Artist: Adrian Belew
    • Label: Polygram
    • Date: 2002/12/25
    • Media: Audio CD
    • Songs: Big Electric Cat / Momur / Stop It / Man in the Moon / Naive Guitar [Instrumental] / Hot Sun [Instrumental] / Lone Rhinoceros / Swingline / Adidas in Heat / Animal Grace / Final Rhino [Instrumental]


    ベーグル・チームの作戦

    ベーグル・チームの作戦

    • 著者:E・L・カニグズバーグ(E.L. Konigsburg)/ 松永 ふみ子(訳)
    • 出版社:岩波書店
    • 発売日:2006/09/15
    • メディア:単行本


    夏への扉

    夏への扉

    • 著者:竹宮 恵子
    • 出版社:講談社
    • 発売日:2000/02/10
    • メディア:コミック


    Rikki-Tikki-Tavi

    Rikki-Tikki-Tavi

    • Author: Rudyard Kipling
    • Publisher: Harper Trophy
    • Date: 2004/05/11
    • Media: Paperback

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    モバサム41

    sknysさん、コメントの修正をお願いします。

    モバサム中年探偵団 → モト美少年探偵団

    です。
    しつこいですが(笑)、よろしくお願い申し上げます。
    by モバサム41 (2007-12-23 19:47) 

    yubeshi

    モト美少年・イコール・美中年では?(笑)
    このシリーズはレスも入れられるともっと面白いのでしょうね。
    まぁ、それは元記事参照ってことですか。
    by yubeshi (2007-12-23 23:56) 

    sknys

    yubeshiさん、コメントありがとう。
    元イケメン俳優も齢を重ねて往年の面影無し‥‥。
    「美中年」は、なかなか存在し難い稀少種かもしれません。
    准男爵も「モト美少年探偵団」に入団しませんか?
    「美少年」だったかどうかは自己申告制です^^

    ブロガーのHNが元記事へのリンクになっているので是非参照して下さい。
    ブログ主からのクレーム、要望、ツッコミ等は、この欄で承っています。
    by sknys (2007-12-24 00:28) 

    sknys

    モバサム41さん、コメントありがとう。
    ソネ風呂のコメント(欄)は後からの修正が利かないのですが、
    ここでは特例として直しておきます(記事リンク先を間違えていました!)。
    「モト美少年探偵団」のメンバーに迎えるという条件付きで‥‥^^
    by sknys (2007-12-24 02:07) 

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