オレンジとレモン [m u s i c]
ロアルド・ダール 「お茶の子さいさい」
深夜にTVをザッピングしていたら、小鳩くるみ嬢が「マザー・グース」の講義をしている。「マザー・グースの世界」(NHK 教育)──ちょうど〈ロンドン橋おちる〉のパートが終わって、〈オレンジとレモン〉が始まるところだった。原詩の解説、日本語訳詞、遊び方‥‥と、女子生徒の前で授業をした後で実際に歌って遊んでみせる趣向。これには眠気も一瞬で醒めましたね。というのも、以前〈オレンジとレモン〉について調べようとした際に、谷川俊太郎訳『マザー・グースのうた』(草思社 1976)に載っていた〈オレンジとレモン〉の唄が、全4巻336篇を集大成(訳詞・原詩・解説・総索引つき)した文庫版『マザー・グース』(講談社 1981)に何故か収録されていなかったので、長年疑問に思っていたからだ。それが先夜、なぜ教会の鐘の音が「オレンジとレモン」と鳴る(聴こえる?)のか、どうして最後に(子供たちの)首がチョン斬られるのか、どんな遊び唄なのか?‥‥という長年の疑問が僅か10数分で見事に氷解してしまった。
鷲津名都江(aka 小鳩くるみ)に感謝感激‥‥という訳で図書館で検索してみると、彼女は「マザー・グース」に関する本を既に何冊も出版しているし(実際に3年半ロンドン留学もしている)、英語原詩&日本語詞で歌った「マザー・グース」のCDも昨年2月にリリースしたばかり。小鳩くるみと言えば30年以上前のTVで、少女童謡歌手というよりは「歌のおねえさん」──別役実の「不条理童話」を朗読しては泣いていた清純派女優の田島令子と並んでNHKの幼児番組でお馴染みの「姉キャラ」だった──や『エースをねらえ!』に続いて上戸彩主演で昨年4月から実写ドラマ化(ブルマじゃないの?)された『アタック No.1』のヒロイン鮎原こずえ役(声優)で活躍していた。あれから幾星霜‥‥そんな彼女が鷲津名都江(目白大教授)として今、教壇に立って学生たちに「マザー・グース」を教えている。彼女を夢先案内猫に〈オレンジとレモン〉を味わってみよう。
-
Oranges and Lemons, Say the bells of St. Clement's.
You owe me five farthings, Say the bells of St. Martin's.
When will you pay me? Say the bells of Old Bailey.
When I grow rich, Say the bells of Shoreditch.
When will that be? Say the bells of Stepney.
I'm sure I don't know, Says the great bell at Bow.
Here come a candle to light you to bed,
Here come a chopper to chop off your head.
「オレンジとレモン」と 鐘ならすよ セント・クレメント
「5ファージング貸した」と 鐘ならすよ セント・マーチン
「いつ払うのか?」と 鐘ならすよ オールド・ベイリー
「払えるとき」と 鐘ならすよ ショーディッチ
「それはいつ?」と 鐘ならすよ ステップニー
「知るもんか」と 鐘ならすよ ボウ
ベッドへと照らす ろうそくが来るぞ!
ホラ おまえの首をはねに 首切り人来るぞ!
(訳・鷲津 名都江)
『マザー・グースをくちずさんで』(求龍堂 1995)は副題に「英国童謡散歩」とあるように、豊富なカラー写真や図版、イラスト(絵本)、楽譜、原詩、日本語詞、なぞなぞ、案内地図(ロンドン市内)、エッセイ‥‥を所狭しと詰め込んだ大型ムック本。監修・文の鷲津名都江の他に谷川俊太郎や堀内誠一が文章を寄せている。『マザー・グースをたずねて』(筑摩書房 1996)は朝日新聞日曜版に1年間連載(1995ー96)されていたコラム(全51篇)を1冊に纏めたもので、見開き各2ページに文(2篇)と、カラー写真や図版を交互に挟み込んだカラフルなエッセイ集。著者はロンドン留学中の最後の夏休みに「マザー・グース」縁の地を訪ね歩き、取材〜リサーチを重ねた。この旅行中に撮った多くの写真が本書にも掲載されているが、3年半の留学中に撮り溜めた写真(フィルム)は何と4000枚以上にも及ぶという。
『よもう うたおう! マザーグース』(講談社 2004)は「マザー・グース」の楽譜と原詩、日本語詞、イラスト、コラムを1年(12ヵ月)に振り分けて再構成した横長の楽譜&詩歌集。〈オレンジとレモン〉の唄は10月に入っている。恐らく同名のCDと連動した企画本だと思われるが、著者の日本語詞は実際に歌うことも考えて訳されている──その点が他の訳者の「日本語詞」とは一味違う──ので、メロディの付いている唄の多くは殆どそのまま「歌詞」として歌える。『よりぬきマザーグース』(岩波書店 2000)は谷川俊太郎訳の「マザー・グース」の中から彼女自身が50篇を厳選したベスト版。英語詩も併録、巻末に編者の短い「解説」も付いた〈岩波少年文庫〉の中の1冊である。草思社版『マザー・グースのうた 第4集』に入っていた〈オレンジとレモン〉も再録されているので、参考までに引用しておきましょう。
- オレンジとレモン セント・クレメントのかねはいう
おまえにゃ5ファージングのかしがある セント・マーティンのかねはいう
いつになったらかえすのかね? オールド・ベイリーのかねはいう
おかねもちになってから ショアディッチのかねはいう
それはいったいいつのこと? ステプニーのかねはいう
わたしにゃけんとうもつかないね バウのおおきなかねはいう
さあ ろうそくだ ベッドにつれてくぞ
さあ まさかりだ くびちょんぎるぞ
(訳・谷川 俊太郎)
〈オレンジとレモン〉の日本語詞の多くは「‥‥の鐘が言う」と直訳されている。なるほど2連目以降の歌詞は、ロンドン市内の教会の鐘を擬人化した些細な借金をめぐる問答になっているが、そう解釈すると冒頭の「オレンジとレモン」と話が繋がらない(オレンジとレモンを買うために5ファージングの金を借りたのだろうか?‥‥いずれにしても、百円程度のネコババで首をチョン斬られては堪らない!)。この唄のロング・ヴァージョンには「パンケーキにフリッター」とか「棒キャンディ2本にリンゴ1個」とか「ツルツル頭の神父さん」とか「白いエプロンのメイドたち」とか‥‥全部で16もの教会の鐘が鳴り響くのだから。想うに教会の鐘は、この唄が作られる以前から鳴っていたはずである。毎日定刻に鳴り響く鐘の音を聴きながら遊んでいた当時の子供たちが、その鐘の調べに合わせてメロディを口ずさんだ、地中海からの商船がロンドン橋やテムズ川河岸にオレンジやレモンを荷揚げしていたことに因んで「歌詞」を付けた、と考えられなくもない。
実際に教会の鐘の音が「オレンジとレモン」と聴こえるはずはないけれど、そのモデルとなったセント・クレメント教会の2説あるうちの1つ──もう1つはロンドン橋近くにあるイーストチープ(Eastcheap)の教会──、ストランド(Strand)のセント・クレメント・ディーンズ教会の鐘は、1日に4回も〈オレンジとレモン〉のメロディを鳴らすというのだから、「オレンジとレモンと聴こえる」と意訳しても強ち間違いではないでしょう。今では逆に教会の方が〈オレンジとレモン〉の唄に阿って、3月末の「特別礼拝」後に子供たちが〈オレンジとレモン〉を歌ったり、牧師がオレンジとレモンを配ったりしているという現状を慮ると、《「オレンジとレモン」と鐘ならすよ‥‥》という鷲津訳は安易な擬人化を排し、想像力の可能性を示唆した絶妙な言い回し(日本語訳詞)だと思う。ジュヴィナイル・ファンタジーの傑作、アラン・ガーナーの『ふくろう模様の皿』(評論社 1979)を挙げるまでもなく、あるものが別のものに見えたり聴こえたりするのは子供たちの持つ想像力の特権だからだ。
「マザー・グース」の唄は映画やコミック、小説、演劇、音楽、コマーシャル、新聞などに様々な形で引用されている。洋楽に限ってみてもS&Gの〈Scarborough Fair〉やTotoの〈Georgie Porgie〉‥‥The Beatlesの〈I Am The Walrus〉の中に出て来る「卵男」(Eggman)──『鏡の国のアリス』に登場する有名なハンプティ・ダンプティ(Humpty Dumpty)も元々は「マザー・グース」のナゾナゾ唄だった。アルバムで言うと捻くれブリティッシュ・ポップの至宝、XTCの《Oranges & Lemons》(Virgin 1989)‥‥ところがアルバムの中に〈Oranges & Lemons〉という曲は入っていない。Led Zeppelinの〈聖なる館〉やPJ Harveyの〈Dry〉など‥‥アルバム・タイトル曲が、そのアルバムに収録されていない──意図的というより、その多くはアナログ時代の時間的制約によるもので、大抵は次作に優先収録される──こと自体は別に珍しくないし、そもそも始めからタイトル曲が存在しないことも少なくないのだが。
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XTCの場合は、前作《Skylarking》(1986)の中の曲〈Ballet For A Rainy Day〉の歌い出し部分に「Orange and Lemon...」というフレーズが出て来るだけである。このアルバムは所属レコード会社が要請したプロデューサ、Tod Rungrenとの確執が取り沙汰された問題作だっただけに、もしかしたらAndy Partridgeはこのアルバムを〈Oranges & Lemons〉のタイトルで出したかったのかもしれない(そもそも《Skylarking》というタイトル自体が「巫山戯て」いる)。勝手な揣摩臆測は兎も角、その3年後にリリースされた《Oranges & Lemons》はアナログ2枚組の《English Settlement》(1982)と並ぶ、前作のウップンを大爆発させた傑作アルバムになっている。ところで少々話が脱線〜混線するけれど、「マザー・グース」の唄から連想したのは〈Ballet For A Rainy Day〉ではなく、同じXTCの《The Big Express》(1984)の中の〈Seagulls Screaming Kiss Her, Kiss Her〉という曲の方だったと言ったら、貴方は驚くでしょうか?
雨の海辺、船上デート、躊躇い勝ちな彼女が「ボク」の傍に坐っている。波は絵の具で塗られたみたいで、海はドンヨリと薄暗い。黒い海岸線は凪いでいて、空ではカモメたちが啼いている──「キス、ハー、キス、ハー」(彼女にキスしろ、キスしろ!)と。英国らしい暗鬱な天候、鬱屈した出口なしのサウンド(間奏のユーフォニアム・ソロが効いている)、モンモンと煩悶する欲情‥‥カモメの啼き声が強迫観念のように内気な「ボク」に襲いかかって来る。一種の極限状態の中で「啼き声」が、まるで空耳アワーや幻聴のように聴こえてしまう。この曲を作曲していた時に、少年時代に馴れ親しんだ〈オレンジとレモン〉のメロディ(鐘の音)がAndy Partridgeの頭の片隅で鳴り響いていたのではないか!‥‥「ボク」は彼女にキス出来たのだろうか。〈オレンジとレモン〉の唄で仲睦まじく遊んでいた幼年期とは打って変わって、思春期の男女交際は洋の東西を問わず難しいものですね。
《English Settlement》に収録されている〈Senses Working Overtime〉という曲の最終連には《trying to taste the difference 'tween the lemons and limes, the pain and the pleasure and the church bells softly chime...》という印象的なフレーズもあった。過重労働で躰はクタクタに疲れているけれど、逆に精神は昂っていて、五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)が異常に冴え渡っている(所謂ランナーズ・ハイ)状態を歌った万能感漲るクレイジーな英国風牧歌で、フットボール状の地球を宇宙へ蹴り跳ばしたり、ビスケット型の地球を齧ったり?‥‥。「オレンジとレモン」ならぬ「レモンとライム」の違いを味わった後で「教会の鐘が優しく鳴る‥‥」というのだから、この曲にも〈オレンジとレモン〉の甘酸っぱい記憶や柑橘系の芳香が詰まっているのかもしれません(カモメの「空耳」より「レモンとライム」の違いの方が説得力あるって?)。
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〈オレンジとレモン〉を味わう際に、ジョージ・オーウェルの『1984年』は欠かせない。1度でも、この近未来SF小説を読んだことのある人なら憶えているだろう。単に作中に「オレンジとレモン」の唄が出て来るだけでなく、物語の通低音として、不穏なBGMのようにストーリの裏で絶えず流れていたことに‥‥。それどころか「オレンジとレモン」は主人公にとって暗示的な意味を持つ。『オーウェルのマザー・グース』(平凡社 1998)の著者・川端康雄のように「オレンジとレモン」の唄の内容通りにストーリが展開して行くという論考もあるくらいだ。ちょうどアガサ・クリスティのミステリィや、あるジャズの曲と同調して展開するサルトルの『嘔吐』みたいに?‥‥。《ウィンストンはくたくたに疲れてゼラチンのようになっていた。(‥‥中略)あらゆる感覚は研ぎ澄まされたように鋭くなった》という文章は、XTCの〈Senses Working Overtime〉とも逆シンクロしている。ユートピアとディストピアの違いはあるけれど、当然Andy Partridgeは『1984年』も読んでいるはずだ。
ヴァージン時代のアルバム全11タイトル──XTCのオリジナル盤10+変名(The Dukes Of Stratosphear名義)1枚──は2001年にリマスターCD化されている。音質的には向上したもののインナー・スリーヴが、お粗末この上なかった。アナログ盤の仕様を忠実に再現したと言えば聞こえは良いけれど、LPジャケットを単に縮小コピーしただけの手抜きスリーヴ(8頁)で、アルバムによっては歌詞部分の文字が完全に潰れてしまって判読出来ない。《English Settlement》に至っては日本盤歌詞カードのコピーを使用するという為体。一方、国内リマスター盤は「紙ジャケ仕様」で、どっちもどっちの悩みどころ。日本人リスナーは特に紙ジャケCDを有り難がっているようだが、LP盤と勝手が違って意外とCDが取り出し難いし、一部マニアの欲しがるレア商品(帯つき!)という以外、殆ど魅力が感じられないからだ。今回〈Seagulls Screaming...〉や「Orange and Lemon...」の歌詞を確認するためにレコード棚の奥から、蒸気機関車の車輪を象った変形ジャケやラピスラズリ色のアナログ盤を引っ張り出さなければならなかった。
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- 〈オレンジとレモン〉の総閲覧数が10000pvを越えました(2011/06/06)
- エピグラフを追加しました。(『ヘンリー・シュガーのわくわくする話』(評論社 1979)所収)。『奇才ヘンリー・シュガーの物語』(2006)で、「oranges and lemons」を「通りゃんせ」と訳す柳瀬尚紀のセンスは?‥‥(2008/08/19)
- 〈オレンジとレモン〉の閲覧数が1000pvを越えました(2006/08/03)。読者の皆さん、御愛読ありがとうございます。アクセス解析をしたことがないので分かりませんが、鳥山さんのリンク効果大でしょうか? ‥‥〈レモン缶漏れ〉も宜しくね
- ノエルかえるさんから、「オレンジとレモンは硬貨のこと」ではないかという指摘を受けました。詳しくはコメント欄を御覧下さい
- 「SWEET MELODY MOTHER GOOSE」で〈オレンジとレモン〉や〈ハンプティ・ダンプティ〉の唄(メロディ)を試聴可能
- マザー・グース関連のHPでは鳥山淳子さんの「大好き!マザーグース」が 丁寧に作られています
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oranges & lemons / sknynx / 011
- 著者:鷲津 名都江
- 出版社:求龍堂
- 発売日:1995/12
- メディア:大型本
- 目次:はじめに「現代に生きるマザー・グース」/ マザー・グース ビジュアル散歩 / うたうマザー・グース、読むマザー・グース / マザー・グースの故郷イギリス / マザー・グースのロンドンガイド / ロンドン・ガイドマップ / マザー・グースをつかまえた!/ ユニークな主人公たち / 画家がとらえたマザー・グース / マザー・グースのナンセン...
- 著者:鷲津 名都江
- 出版社:筑摩書房
- 発売日:1996/06/10
- メディア:単行本
- 目次:英国への招待 / キラキラ星 / 猫にバイオリン / バレンタイン・デー / ネコちゃん、ネコちゃん / パンケーキ・デー / ブラック・シープ / ラッパ水仙 / オレンジとレモン / アリスの中のマザー・グース / グッド・フライデー / 丘を越えて / メイ・クィーン / メイ・ポール・ダンス / ハンプティ・ダンプティ / 花嫁の必需品 / リーズのおばあさん / ロン...
- 著者:鷲津 名都江
- 出版社:講談社
- 発売日:2004/12/20
- メディア:単行本
- Songs: A Man Of Words / Twinkle, Twinkle, Little Star / Humpty Cumpty / I Saw Three Ships / I Had A Little Nut Tree / One, Two, Three, Four, Five / Ring The Bell! / Daffy-Down Dilly / Roses ...
- Artist: XTC
- Label: Virgin
- Date: 2001/06/11
- Media: Audio CD
- Songs: Garden Of Earthly Delights / Mayor Of Simpleton / King For A Day / Here Comes President Kill Again / Loving / Poor Skeleton Steps Out / One Of The Millions / Scarecrow People / Merely A Man / Cynical Days / Across This Antheap / Hold Me .My Daddy / Pink Thing / Minia..
- 著者:ロアルド・ダール(Roald Dahl)/ 小野 章(訳)
- 出版社:評論社
- 発売日:1979/03/10
- メディア:単行本
- 目次:動物と話した少年 / ヒッチ=ハイカー / 次の物語の覚え書 / ミルデンホールの宝物 / 白鳥 / ヘンリー・シュガーのわくわくする話 / 一休み / お茶の子さいさい / 訳者あとがき
おじゃまします、素晴しいコラムです。
写しを取って、スクラップブックに入れておきたい程です。
マザー・グース「オレンジとレモン」は、知りませんでしたから、とても興味深く読みました。
XTC でしたら、「シザー・マン」をも思わせるのでは。
ところで、オレンジとレモンは硬貨のことだと、何かで読んだ気がします。辞書にも在ったような、今手元のデイリーコンサイスにはないのですけど。
早速、『マザー・グースをくちずさんで』を図書館で探してみましょう。
by ノエルかえる (2006-02-14 16:36)
・ノエルかえるさん、初コメントありがとう。
「オレンジとレモン」が「硬貨」を意味するならば、
2連以降の歌詞と繋がりますね。
XTCの公式サイトの discs (discography) 内に
各アルバムの「仮題」(殆どギャグ!)が載っています。
《Oranges & Lemons》の仮タイトルは
「Frown Turned Upside Down and Songs of Sixpence.」だった !?
〈Scissor Man〉は『ハサミ男』(殊能将之 1999)のネタ曲として有名。
回文シリーズ〈タイヤキ焼いた〉の中に登場させてみました。
ちなみに「雛菊物語」(大島弓子 1980)のXTCは、
ディスコで菊子を見失った信彦のバック──歓楽街のカンバンに
「ぴーひゃら、夢見酒、クリキン、XTC‥‥」とあります。
大島&XTCファンでなければ気づかないトリビアの泉‥‥
彼女の愛聴していたのは《Drums & Wires》ではないか、というオチです。
by sknys (2006-02-14 21:58)
こんにちわ、お返事ありがとうございます。
大島弓子は知りませんでした。
オレンジとレモンは、どちらかがペニーでどちらかが、シリングだったと思うのですが、確証がありません。(ペーパー アンド アイロン みたいですね)
それから、思い出したことがあります。最近、lady bird がてんとう虫のことだと知ったのです。ずっと鳥のことだとばかり思ってました。これも、やはり、マザー・グースにあるのですけど、その歌詞を見ると、「グレイトファイヤー」を連想させられます。ご存知おおりのことでしたかと。僕が参照したwebpage は、http://www.geocities.co.jp/Bookend/4373/vol_181.htm です。
では、また
by ノエルかえる (2006-02-15 09:32)
〈Ladybird〉と〈Great Fire〉の2曲は
《Mummer》(1983) に収録されていますね。
ご指摘の通り、〈Ladybird〉はマザー・グースの
〈Ladybird, ladybird〉を下敷きにしているはずです。
今、公式サイトで歌詞をチェックしました。
前者は可愛いテントウムシ=恋人というイメージ、
〈Great Fire〉は自宅に火を放った(自殺未遂?)
飼主のペット=「私」の視点で描かれた歌ではないでしょうか。
洋の東西を問わずペットの代表格は犬・猫ですが、
動物=テントウムシという可能性も否定出来ません。
マザー・グースの唄の中の「Your house is on fire」を
「夕焼け」や「朝日」と解釈する説もあるそうです。
《Mummer》はXTCの中では比較的地味なアルバムですが、
〈Wonderland〉や〈Ladybird〉など、名曲の入った裏名盤だと思います。
SWEET MELODY MOTHER GOOSEというHPで
〈オレンジとレモン〉や〈テントウムシ〉のメロディを試聴出来ます。
http://www.asahi-net.or.jp/~YW4Y-OOb/j-mother.html
by sknys (2006-02-15 19:14)
こんにちは。この記事は私にとって、とってもタイムリーでした。今「マザーグースって残酷」という本を読んでます。奥が深いですよね。
by ぶーけ (2006-02-15 22:15)
・ぶーけさん、コメント&nice! ありがとう。
〈オレンジとレモン〉で「首」が飛ぶのは
教会が昔、処刑場に使われていた史実に基づくそうです。
〈ロンドン橋おちる〉は「人柱」ですよね。
Roses are red, Violets are blue. ばらは あかい すみれは あおい
Sugar is sweet, So are you. おさとうは あまい あなたも すてき
時期を逸しましたが、ヴァレンタイン・デイの愛の唄です。
マザー・グース関連のHPでは鳥山淳子さんの
「大好き!マザー・グース」が丁寧に作られています。
〈バラは赤い〉の唄も「MG辞書」からコピーしました。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~torisan/
by sknys (2006-02-16 19:01)
>『ポーの一族』の中で引用されたMG
憶えているのは…『一週間』の♪ジョージィ・ポージィ♪・♪Rub a dub dub♪
『はるかな国の花や小鳥』の♪AはアップルパイのA♪
もちろん『小鳥の巣』の♪だぁれがころした クックロビン♪
それから今回のテーマ『ピカデリー7時』の♪オレンジとレモン♪
♪「オレンジとレモン」セント・クレメンテの鐘が鳴るよ
「5ファーシング貸しとくれ」セント・マーチンの鐘が鳴るよ
「それいつ返してくれんのさ」オールド・ベリーの鐘がなるよ♪
この「それいつ返してくれんのさ」がフロルっぽい云い回しで好きです。
“マザーグース”の本を初めて買ったのは堀内誠一氏の挿絵も美しい草思社版でした。
1巻が青、2巻が緑、3巻は綺麗な葡萄色、それに橙までは記憶にあるけれど
もう1冊は何色だったでしょう?
1巻の最初は御紹介の♪ばらは あかい♪
谷川氏は“ So are you”の部分を“そうしてきみも”
と訳していたのではなかったかしら?
そして出会いは幼稚園での御遊戯♪ロンドン橋落ちた♪ですが
認識したのは恐らく竹宮恵子氏の一枚絵の♪誰が駒鳥殺したか?♪
訳詩が竹宮氏自身だったかどうか、また長い連の全てが記載されていたかどうか
定かではありませんが画面構成は今も脳裏に浮かびます。
少年の姿で流血した駒鳥が、黒く塗りつぶされた頁の真ん中に
磔刑に掛かったように配置され、半ば擬人化された鳥達が周りを囲むデザイン。
綴られる謎めいた詩は淡々と繰り返され、
登場人物は舞台上に現れ証言しては袖に下がります。
殺人事件の法廷なのか?しかし自白した雀の裁かれる気配はなく葬列は進む様子。
この昏い詩が♪メリさんの羊♪と同じカテゴリの童謡と知った時は吃驚しました。
♪可愛い娘がいたってさ 恋人くるのが怖くってドアに掛け金かけたとさ♪やら
♪わたしの宝はわたしの顔よ♪という御嬢さんやらにも驚きましたが
♪おとうさまがわたしをころした♪や♪とってもだらしのない男♪
それに詩は忘れましたが、目玉から蛆が湧いている線描画の怖ろしかったこと。
マザーグースが沙翁やケルト神話同様UKの地下を豊かに流れる水脈である以上
ポップソングひとつ聞くにも知識として持っていた方が理解の深まることは自明ですし歌であるからには韻や曲調を知るために原語で口唱するのが一番でしょうが
浅学の身の届くところではなく読んで楽しむのが精一杯。
日本語詞でも唄える鷲津訳は有難い限り。図書館ででも探すとしましょう。
ブームになった草思社版の出る数年前、和田慎二の短編『キャベツ畑でつまづいて』に
白秋訳の♪ハンプティダンプティ♪が引用されているのは(作中人物としても登場)御承知かとも思います。これも比較的初期の用例ですが
(『不思議の国のアリス』へのオマージュであるこの作品には『ナルニア国物語』も引用されている)
少女漫画に初めてマザーグースを紹介したのは、みなもと太郎氏ではないかと朧な記憶が囁くのですが…御存知ありませんか?
※私の文章は全て脳内頁のみに頼っており、参照資料を持ち合わさないものですから、間違い勘違い等スルドク御指摘頂き容赦なく削除・訂正願います。
ああ、それからね、どうせ毒蛙なら黒なんかより
ヤドクガエルのド派手な赤と青がイイな。
by けろろ軍曹 (2006-02-17 21:55)
けろろサンの記憶力に脱帽です。この10分の1でもあったらなぁ〜。
草思社版「マザー・グースのうた」は第1集のみ手許にあります。
全5巻で1青、2緑、3葡萄色、4オレンジ、5ラヴェンダー‥‥
図書館で確認したら、第4集の付録に萩尾望都の
「クック・ロビンは一体何をしでかしたんだ」というエッセイがあった!
日本では〈ロンドン橋おちる〉の方がポピュラーで、
今どきの幼稚園児も〈オレンジとレモン〉で遊んだりはしませんよね。
マザー・グースの1枚絵‥‥こういう(各マンガ家持ち回りの)シリーズが
連載されていた記憶が朧げながら甦って来ました。
和田慎二は「スケバン刑事」、みなもと太郎は「ホモホモ7」しか
読んでいません。
けろろサンの毒なら飲んで死んでも良いですよ。
miyucoさんの記事「スプ恋」に付けたコメントの中で、
大島弓子作品の変身コスプレ(男装・女装)ものを数点挙げたのですが、
内容確認のための本探し‥‥一体どの単行本に収録されているのか、
その本がどこに収納されているのか、失念していて捜索が大変でした。
図書館で「大島弓子全集」を参照した方が早いなと思いましたね。
その代わりに、こんな本や雑誌があったのか!‥‥と唖然としたり、
「プチコミック・大島弓子の世界 Part 2」の同シリーズ
「木原敏江の世界」を発掘したり‥‥。
「豪華アシスタント名鑑」というコラムの中で、
『銀河荘なの!』を描いていた頃に手伝ってくれたマンガ家として、
萩尾望都・大島弓子・忠津陽子・かいゆきこ(花郁悠紀子!)・
佐藤史生・城章子・伊東愛子・島津郷子さん‥‥の名前が載っています。
そう言えば『ポーの一族 3』(小学館文庫 1998)の付録マンガ
「1975年度 小学館漫画賞のしらせをうけて」に
Doziさまがアシスタントとして登場していました。
この当時は皆さん、お互いにアシし合ったりして和気藹々と
マンガを描いていたんですね。
by sknys (2006-02-18 18:17)
【ロンドン21日共同】ロンドンの観光名所ロンドン塔で飼われ、いなくなると英国が滅びるとの言い伝えがある大型のカラスが、対岸のフランスで高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)感染が確認されたことを受け、塔内に避難させられた。ロンドン塔の担当者が20日、AP通信に明らかにした。
避難したのはカラスの一種のワタリガラス。避難は「不測の事態に備えた措置」で、飼育担当の専任衛士が欧州での鳥インフルエンザの感染拡大を注視しているという。
英国には、ワタリガラスがいなくなるとロンドン塔が崩壊し英王室が滅びると、約340年前に占い師が予言したとされるなど、カラスにまつわる言い伝えがある。ロンドン塔では常に6羽が飼われているという。
(共同通信) - 2月21日11時4分更新
“24羽の黒つぐみ”ならぬ“6羽のワタリガラス”の記事。
じつに“マザーグース”の国らしいニュースなので…
♪三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい♪
なぞと高杉晋作も歌えませんな。
by けろろ軍曹 (2006-02-23 12:11)
ところで“6羽のワタリガラス”の件はどのように感じられましたかもUPして下さいな。我が国でも千代田のお城で似たような事があるのじゃないかと思うのですが (by けろろ軍曹)。
フリー百科事典『Wikipedia』で検索すると、
《ワタリガラス(Corvus corax)は、カラスの仲間。
(英名:Raven)名前の由来は、渡りをするカラスの意。
旧北区・新北区に分布する。 日本では、北海道に冬に渡ってくる。
北欧神話ではオーディンの斥侯として、
フギンとムニンの二匹のワタリガラスが登場する。
またブータンの国鳥でもある》と説明されています。
日本ではヤタガラス(八咫烏)──
《八咫烏(やたがらす、やたのからす)は日本神話で、
神武東征の際、タカミムスビによって神武天皇の元に遣わされ、
熊野から大和への道案内をしたとされる三本足の鴉》(Wikipedia)。
サッカー日本代表ユニフォームのエンブレムに
「3本足のカラス」が使われていることで有名です。
この記事だけでは判断付き兼ねますが、
「ワタリガラス」と「6羽」に何か特別な意味があるんでしょうね。
ワタリガラス(Raven)+ポー「大鴉」+Lou Reed《The Raven》
+ヤタガラス(八咫烏)で新しい記事が書けるかもしれません。
by sknys (2006-02-23 21:20)
こんにちは。sknysさん、はじめまして。
(拙ホームページの紹介もありがとうございました(^^)
>Ballet For A Rainy Day〉の歌い出し部分に「Orange and Lemon...」
知りませんでした!
次回(3/3)の更新でリンクさせていただいてもよろしいでしょうか?
「大好き!マザーグース」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~torisan/
by じゅんこ (2006-02-27 17:31)
・じゅんこサン、はじめまして。
勝手に「大好き!マザーグース」を紹介&引用してしまいました。
ビートルズや『ポーの一族』のコーナーを覗いただけですが、
丁寧に作られているなぁ‥‥と感心しました。
〈猫にふたたび〉で紹介している『さすらいのジェニー』の中に
MGが出て来ます。
エピグラム──「ねこねこ子猫 どこ行った
女王さまたずねてロンドンへ‥‥」
ルルとピーターが自己紹介する場面──
「ピーター、ピーター! そんな出だしの詩があったわね、
あとは忘れちゃったけど。‥‥」
記事中に引用した「あんた、紅茶が好き、それともコーヒー?‥‥」は
「MG辞書」で紹介されている「One, two, three」の
モジリではないでしょうか?
是非リンクして下さい。お願いします。
by sknys (2006-02-27 22:44)
♪おとこのこってなんでできてる?おとこのこってなんでできてる?
おとこのこの61%はやましさで出来ています。
おとこのこの33%は嘘で出来ています。
おとこのこの5%は元気玉で出来ています。
おとこのこの1%は汗と涙(化合物)で出来ています。
「♪かえるにかたつむりにこいぬのしっぽ♪じゃなかったのか!」
♪おんなのこってなんでできてる?おんなのこってなんでできてる?
おんなのこの48%は白インクで出来ています。
おんなのこの38%は赤い何かで出来ています。
おんなのこの10%はツンデレで出来ています。
おんなのこの2%は宇宙の意思で出来ています。
おんなのこの1%は電力で出来ています。
おんなのこの1%はやさしさで出来ています。
「♪おさとうとスパイスとすてきななにもかも♪だと思ってたのに!」
そういえばパワーパフガールズのブロッサム、バブルス、バターカップも
“おさとうとスパイスとすてきななにもかも”+“ケミカルX"で出来ていましたね。
…
by スゥ。 (2006-04-05 09:06)
スゥ。さんの成分解析は???‥‥
そこで、今までUPした記事別閲覧数ベスト3を分析してみます。
トップページに最新記事を全文UPしているので不正確ですが
(TPを開いただけでは個別の記事閲覧数にカウントされない!)、
目安程度にはなるでしょう。
第1位〈猫のゆりかご〉2位〈オレンジとレモン〉3位〈タイヤキ焼いた〉
──〈猫ゆり〉が断突のトップ‥‥2位以下とは倍以上の開きがある。
最初は「ネコ」でヒットしているのかと思いましたが、
〈猫ふた〉の伸び悩みにクビを傾げます。
〈オレレ〉は鳥山淳子さんのリンク効果、回文シリーズ第1弾の
〈タイ焼〉は、僅差で追う〈猫ふた〉と今後逆転する可能性も高い。
ちなみにワースト記事は〈モロ発〉‥‥
同ジャンルの〈フィニ少〉は人気あるのに、フ・シ・ギです。
この結果から解るのは「ネコ写真」の善し悪しが
「閲覧数」に余り関係ないこと‥‥ちょっと複雑な気分。
by sknys (2006-04-06 20:09)
そんなわけで『バジル氏の優雅な生活』再読。
かつて“花とゆめコミックス”で全巻持ってたのにチットモ記憶に残ってなくて
「ガッカリだよッ」(スケバン恐子as桜塚やっくん)
どれも心温まる傑作ですが、秀逸な教育論ともなっている(白泉社文庫)2巻収録の第三話『ロンドン橋』
明確な定義が成されていないが為に様々な解釈を許す『マザーグース』が知的好奇心をそそる題材として採られています。
『ロンドン橋』ひとつで寝不足のルイ君『マザーグーズ』全体に取り掛かったら
大変な事になりそう。
sknysサンも「睡眠不足は美容の敵」よ!?
by スゥ。 (2006-05-01 10:58)
LaLa連載中に愛読していましたが、
坂田靖子さんのシンプルで個性的な描線(バジル氏の顔)しか
記憶に残っていません。
最近はベッドに入ると5分以内にコテッと(仔猫のように丸くなって)
寝てしまうので、寝しなに本を読む間もない。
スゥ。さんのコメントに気づくのが遅れちゃいました(汗)。
反省して、サイドバーに「最近のコメント」欄を追加‥‥
「隠し部屋」にもコメントが付けられます。
by sknys (2006-05-03 14:45)
(コメント欄も含めて)とても興味深い話で盛り上がってますね。
うちの「マザー・グース」は谷川訳の講談社文庫版ですが、あまり記憶にないな~(笑)
でも、あちらの文化(サブカルも含めて)を知る上で、ギリシア神話等とともに絶対必要な知識ですよね。
by モバサム41 (2006-05-03 18:59)
モバサム41さん、コメント&nice! ありがとう。
こちらからリクエストしたみたいで、恐縮です(汗)。
記事も長いけれど、コメント欄も異常に長〜いんですよ
‥‥完読、ご苦労さまでした!
谷川訳の講談社文庫版に〈オレンジとレモン〉が載っていなかったことが、
そもそもの始まりです。
「マザー・グース」と「聖書」と「シェークスピア」が
英米文化を理解するための「三種の神器」と言われていますね。
by sknys (2006-05-03 20:04)
はじめまして。
オレンジとレモンの歌詞を探していてここに来ました。
勝手に<訳>を拝借してしまいました。
ただ訳だけコピペしようと思ったら、意外に「XTC」やら「ポーの一族」やらぼくの愛するものたちが続々登場。う〜〜む。参りました。
おばかなブログを最近書き始めました。もし不都合がある場合はコメントに入お願いします。すぐ削除いたします。
http://yabunonaka.exblog.jp/
by つむじ (2006-05-19 11:19)
つむじさん、コメントありがとう。
「不都合」なんて、とんでもありません(笑)。
長〜い記事&長コメントを最後まで完読してもらっただけで、感謝です。
マザー・グース関連のサイトでは鳥山淳子さんの
「大好き!マザーグース」が充実しています。
〈オレンジとレモン〉の訳詩は鷲津さんの方が好みかな?
XTCや大島弓子、萩尾望都、澁澤龍彦、吉岡実
‥‥カート・ヴォネガットも好きで一時期、読み浸っていました。
『タイタンの妖女』と『スローターハウス5』は傑作だと思います。
最初にUPした記事のタイトルもKVから借用しちゃいました。ハイホー。
by sknys (2006-05-19 19:50)
大変遅ればせながらお邪魔します。
そうなんですよね。XTCの記事を書く時には気づかなかったのですが(1984を読んでるにも関わらず)、ORANGES AND LEMONSはマザーグースの引用なんですよね。
SEAGULL SCREAMINGはパートリッジのお気に入りの曲だそうです。ああいう曲が趣味なんだと言うのも面白い(笑)
マザーグースは他にもロックに影響を与えていますね。ちなみに「6ペンスの歌をうたおう」とKATE BUSHの「AERIAL」の関連を記事にしようと思っていたのですが、共通する言葉が多かっただけで、確実性が薄かったのでボツにしました。
その他の記事も時間をかけて拝見しますね。とりあえず、今回はここまで。
by yubeshi (2006-07-22 17:53)
yubeshiさん、コメントありがとう。
こちらこそコメント付けに行くのが遅れちゃいました。
日本(とアメリカ)は「ロンドン橋おちる」の方が有名で、
「オレンジとレモン」の唄を知らない人が大多数だと思います。
「カモメが鳴いている‥‥」の歌は「君が傍にいると困難さを感じる」
という曲の続編でしょうか。
気難し屋のPartridge先生も、女性に対しては「奥手」なんですね。
Kate Bushには「マザー・グース」ネタの楽曲が幾つかありそうです。
上手く料理して記事にすると、鳥山淳子さんが「大好き!マザーグース」に
リンクしてくれますよ。
by sknys (2006-07-22 23:38)
こんにちわ、お久しぶりです。
自分でもブログを作りました。XTC のですけど。
それで、この御記事を私の記事中にリンクしました。
よろしかったでしょうか?
では、より一層のご活躍を、
by ノエルかえる (2006-12-11 18:51)
ノエルかえるさん、ご無沙汰しています。
XTCのブログ開設とはビックリしました !!!
リンクありがとう(TBも大歓迎ですよ^^)。
サイド欄の「アクセス・ランキング」に載っているように、
〈オレレ〉の閲覧数が3000pvを越えました。
過去2ヵ月で1000以上回っている!
「マザー・グース」人気(鳥山さんのリンク効果?)なのか、
それとも隠れXTCファンが多いのか?‥‥全く分かりませんが、
UPした記事の中でダントツの1位です^^
by sknys (2006-12-11 22:00)
sknys さん、ご閲覧をありがとうございます。
とても多い閲覧回数ですね、
XTC ファンとしては、きっとXTC ファンが多い、と思いたいです。
アマゾンで、75位というのも、驚きました!
by ノエルかえる (2006-12-13 16:59)
〈オレレ〉は、他にも強力なリンクが貼られているのかもしれません。
1ヵ月に500pv以上も回っているのが不思議です^^
アクセス解析機能を付ければ一目瞭然なんですが‥‥。
米Amazonの「Best Music of 2006」は
エディタが独自に選んだ100選なので、そんなに売れていないと思います。
売り上げランクは‥‥(Amazon.com Sales Rank: #7,209 in Music )。
ちなみに2005年の第1位は、スフィアン君の《ILLINOISE》でした。
こちらも、CD5枚組の「Xmas Box」が出たばかりです。
セールス・チャート48位ですが、早くも在庫切れ!
‥‥サイドにPVを貼りました^^
by sknys (2006-12-14 01:14)
こんにちわ、まだ、このページのアクセスが多いのですね。
Milton Glaser のコメントを有難うございました。
さて、先日、植物公園に行きましたら、パンジー、ヴィオラかもしれませんが、に「ペニーイエロー」と名札があるものがありました。ペニー硬貨の色と言うことでしょうか?そうならば、オレンジズ&レモンは、硬貨のことでいいのかな、と思うのですが。グーグルで検索すると、「ペニーイエロー」と言う切手もあります、、
それから、これは私が勘違いをしていたことなのですが、『オレンジズ&レモンズ』には、ミントの香りを付けたディスクがあったと思っていたのです。それで、Mint は、造幣局のことだし、なんて思ってました。
まだ、気になってます。
では、
by ノエルかえる (2007-02-28 10:28)
ノエルかえるさん、コメントありがとう。
Milton Glaserのポスターにはビックリしました。
何故デザイン制作を依頼しなかったのか?
‥‥レコード会社が制作費をケチったのかもしれません。
「オレンジとレモン」が「硬貨」の隠喩ならば、
《Skylarking》の場合と同じように、
ヴァージン・レコードへ対する当て擦りと取れなくもない。
イメージ検索したら「Oranges & Lemons」という名前の薔薇が出て来た。
Geffenのプレスシートで、
A.Partridgeは「colors and nursery rhymes」について語っています。
各アルバムに「色イメージ」があるんですね^^
(http://www.optimismsflames.com/O&Lbio.htm)
《Oranges & Lemons》以降のアルバム名が、
1つ前のアルバムに収録されている曲の歌詞から採られている
‥‥という説もあります。
(http://blog.so-net.ne.jp/yubeshi/2005-07-02-1)
by sknys (2007-02-28 23:14)
☆ コメントどうも有り難うございました。
☆ XTCリアルタイムリスナーだったのが,『The Big Express』(当然あの動輪型ジャケットで英国盤LP保有^^;)までで,なぜか『空騒ぎ』以降は暫く間をおいた紙ジャケットCD一斉発売の時まで聴いていませんでした。理由は特にないんです。『チョークヒルズ&チルドレン』も読んだし,何かが合わなかったのだろうな。。。今でも「ねえ,神さま」を聴く度に軽い違和感を覚えるのは,やはり重低音ポップの頃のXTCが好きだからなのかなとも思います。ではでは(^o^)。
by deacon_blue (2007-03-31 20:11)
deacon_blueさん、コメントありがとう。
《The Big Express》の車輪ジャケ(英アナログ盤)はノイズが目立つので、
リマスターCDを買い直しました。
XTCはドラマーが抜けて3人組になってから下半身が弱くなりましたね
(Steve Lillywhiteのスネア音は強烈だった!)。
ベスト3は《Oranges & Lemons》《English Settlement》
‥‥あと1枚、《Drums & Wires》か《Black Sea》で悩みます^^;
by sknys (2007-04-01 01:49)
キヨシロさんの訃報に接して3時間。
泣き泣きyoutubeとニコニコ巡ってたら以下発見 ↓
http://www.nicovideo.jp/watch/nm3100437
①~⑤と分割で上がっててリンクされてる④にキヨシロさんの歌ってるのが入ってましたの。
原曲でないところが惜しいけど削除される前に一通り聞いてみるのも一興かと。
by おきざりスゥ。 (2009-05-03 02:15)
3時間も泣いていたなんて、スゥさまは激情型なんですね。
フォーク時代のRCはTVKの音楽番組で良く視ていました。
ロック・バンドになったRCは「和製ストーンズ」みたいになっちゃった。
後進のミュージシャンに与えた影響は測り知れないものがあると思いますが。
中島らもがコデイン中毒(咳止めシロップ)を忌野清志郎に告白したら、
笑われたというエピソードを思い出しました。
天国で〈言論の自由〉をデュエットしているでしょうか。合掌。
(http://botibotiikoka-bruce.blog.so-net.ne.jp/2008-07-11)
(http://www.youtube.com/watch?v=wz5-ZayI878)
ニコ動など、登録制のサーヴィスは基本的に請けないことにしているので、
残念ながら見れません^^;
by sknys (2009-05-04 01:48)