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タイムマシンにお願い [a p p l e]



MacBook Pro(13-inch, Late 2011)を購入して丸4年になる。無償電話サポートと製品保証期間を1年から3年間に延長する「AppleCare Protection Plan」(非加入だった)も1年前に切れたので、万が一に備えてバックアップについて考えることにした。理想はOS Xの「Time Machine」とアップルのワイヤレス・ハードドライヴ「AirMac Time Capsule」を使ったバックアップだが、外付けHDDは狭いデスク・スペースを占有するし、容量が最小でも2TBある。購入時にストレージをHDD(500GB)をSSD(128GB)にカスタマイズしたMBPは1/4(約30GB)しか使用していない。もっとコンパクトで安価なバックアップ用のストレージはないかと探していて、SDカードを利用出来ることに気づいた。MacBook Airなどのストレージ容量を手軽に増設するためのSDカードがバックアップにも使えるのだ。SDカードならば省スペースで、手軽に扱える。

Mac Fan(Nov. 2015)に紹介されていた「Nifty MiniDrive」はMacBook専用のSDアダプタとmicroSDのセット。MacBookシリーズのSDカードスロットに差しても出っ張らないように工夫されている。使用する機種やディスプレイ・サイズによってスロットの形状が微妙に異なるらしく、MacBook Pro、Air、Retina、13"&15"用に4タイプある。カラーはシルバーとレッドの2色(SDスロットから見える部分)。カード取り外し用のフック付き。付属のmicroSDカード(4GB)はバックアップ用には容量不足なので、microSDXC(64GB)を別途購入した(128GBまで使用可能)。「Nifty MiniDrive」をSDカードスロットに入れるとダイアログが表示されるので、SDカードをフォーマットする。後は「バックアップディスクとして使用」をクリックするだけ。「Time Machine」の設定は超簡単だったので楽観していたのに、初回バックアップに約1日半も費やすとは!‥‥。

Time-Machine.jpg

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「Time Machine」で約30GBをバックアップするのに1日半もかかってしまった。進捗状況を示するプログレス・バーの下に「About 2 days」と表示された時には目を疑いましたが、翌日の午前中に突如として「About 2 hours」に変わった(プログレス・バーは余り信用しない方が良いかもしれない)。初回バックアップが完了すると、その後は1時間ごとに自動的に変更ファイルだけをバックアップするようになる。正確には「過去24時間分の毎時間のバックアップ。過去1カ月分の毎日のバックアップ。過去のすべての月の1週間ごとのバックアップを自動的に作成」する。バックアップ・ドライヴの容量が一杯になると、一番古いバックアップから削除されて行く。「Power Nap」に対応していればスリープ状態でもバックアップが続行されるそうですが、非リテナのMacBook Proでも動作する。内臓ストレージを圧迫する「ローカルスナップショット」の問題は「Time Machine」を一時的にオフ(OFF)にすることで、無効化(0GB)出来る。

「Nifty MiniDrive」に付属していたmicroSDカード(4GB)を使って、iPhotoに取り込んだ古い写真を外部へ退避させることにした。デジカメ(NEX-5N)からの読み込みに時間がかかるようになって来たし、容量(枚数)も増えて来たから。「Time Machine」を一時的に中止して「Nifty MiniDrive」を取り出しておく。microSDXC(64GB)に付いているSDアダプタにmicroSDカードを入れて、MacBook ProのSDカードスロットに差す。Cyber-shot(DSC-P8)で撮った写真は1.5GBほどあった。iPhotoを丸ごとバックアップする方法もあるけれど、アプリの開発自体が終了しているので、今後も使い続けられるという保証はない。「Pictures」→「iPhoto Library」のコンテキストメニューを開いて、「パッケージの内容を表示させる」(Show Package Contents)。「Masters」(オリジナル画像)、「Previews」(修整画像)「Thumnails」(サムネイル)の中の該当ファイルをSDカードにコピーした後、iPhotoを開いて古い写真を削除するだけである。

About-This-Mac-Storage.jpg

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iBook(Late 2001)のHDD(20GB)は10年間使用しても壊れなかった。電源アダプタのコードが縒れて切れ、火を噴いて断線したのを機に2011年秋に惜しまれつつ現役から引退した。ちなみにHDDは東芝製だった。2代目MacBook ProのSSD(128GB)もサムソンではなく、東芝製(APPLE SSD TS128C)だった。東芝は「不適切会計問題」や「原子力事業子会社の巨額減損処理問題」などの不祥事で揺れているが、HDDやSSDなどストレージの信頼性は高い‥‥というわけで、microSDカードも東芝製にした。ネットでは格安のSDカードが多数販売されているけれど、余り安すぎるのも気味が悪い。家電量販店で正規国内品を購入した。「アップルの公式サイト」には「原則として、バックアップ用のハードディスクには、バックアップするコンピュータの2倍以上の容量が必要です」と書いてある。MacBook Proは約30GBしか使用していないので、バックアップ用ストレージの容量は64GBあれば充分だと思う。

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Nifty MiniDrive Pro

Nifty MiniDrive Pro(MacBook Pro 13" & 15")

  • メーカー:Nifty
  • 発売日:2014/03/04
  • 型番:MD3-RP-PRO SR4G
  • メディア:エレクトロニクス
  • 付属品:microSDカード(4GB)/ 取り外し用フック


microSDXCメモリカード(MU-Bシリーズ)

microSDXCメモリカード(MU-Bシリーズ)

  • メーカー:東芝
  • 発売日:2013/06/18
  • 型番:MU-B064GX
  • メディア:エレクトロニクス
  • 付属品:SD変換アダプタ


Mac Fan 2015年11月号

Mac Fan 2015年11月号

  • 特集:アップル秋の新製品 全部欲しいぞ!
  • 出版社:マイナビ出版
  • 発売日:2015/09/29
  • メディア:雑誌
  • 目次:3年ぶりに大きく生まれ変わった Apple TVの全貌 / 知れば知るほど欲しくなる iPad Proの全貌 / 自分好みのモデルがきっと見つかる Apple Watchの全貌 / 触ると思わず欲しくなる魔法 iPhone 6s & iPhone 6s Plusの全貌 / すべて覚えて自慢したい iOS 9の新機能 / iPhoneの基本設定を100%正しく理解 / 新しいiPhoneへの移行を完全マス...

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