• ♭ オレンジとレモン〔music〕2006-02-11
  • この記事を書く端緒となったのは、文庫版『マザー・グース』(全4巻)に〈オレンジとレモン〉の唄が載っていなかったことと、教育TVで鷲津名都江さんの〈オレンジとレモン〉の講義を偶然に視たことである。忘れていた記憶が甦り、長年の疑問が氷解するスリリングな時間。XTCのアルバムやジョージ・オーウェルの近未来小説が全く別の相貌を帯びて立ち現われる。教会の鐘の音が「オレンジとレモン」と聴こえる不思議、なぜ子供たちの首が刎ねられなければならないのか?‥‥その昔、教会が処刑場として使われていた歴史を隠喩しているらしい。鳥山淳子さんのサイト「大好き!マザーグース」のリンク効果なのか、断突の閲覧数(Page View)である。Google検索するとトップ項目に、この記事のリンクが表示される。2番目にヒットする『オレンジとレモンのお菓子 ── CITRUS BOOK』(文化出版局 1995)が気になっています。

  • ♭ 猫にふたたび〔cat's cradle〕2006-02-21
  • お気に入りのネコ本10冊を紹介する「猫ゆりシリーズ」の第2集。タイトルは「猫にまたたび」のモジリですが、「猫ゆり3」が〈猫とおさんぽ〉だったように数字(2・3)が隠れています。俗に「ネコ本」とは猫を主人公や主題にした小説やエッセイ集のこと。タイトルに「猫・ネコ・ねこ」が入っている本も取り上げているので、羊頭狗肉ならぬ猫頭狗肉な内容になっていることも‥‥。小説やエッセイだけでなく、マンガ、絵本、写真集 etc.‥‥も積極的に紹介しています。それにしても「猫」の冠の本の多さに驚く。その一方で、タイトルに「猫」の入っていない隠れネコ本も少なくない。『さすらいのジェニー』がネコ・ファンタジーの傑作だとしたら、『夏への扉』はネコSFの代表作の1つかもしれません。猫好きの作家・吉行理恵さん、ユング派の心理療法家・河合隼雄さんが鬼籍に入られた。生前に2人の著作を紹介出来て良かったと思っています。

  • ♭ ルビー・ブルー(2005)〔rewind〕2006-01-04
  • 個人的な年間ベスト・アルバム(洋楽)10枚を1年ずつ遡って選出するシリーズの第1作目。〈ルビー・ブルー〉の閲覧数に気を良くしてシリーズ化したものの、アクセス・ランキング・ベスト10に入ったのは、この記事だけだった。内容ではなく別のところに人気の理由があるらしい。当初は〔favorites〕というカテゴリーに分類していましたが、サイド欄の「FAVORITE ー ALBUMS」と紛らわしくなって来たので〔rewind〕に改めました。文字通り1年を回顧して「巻き戻す」(英THE WIRE誌のパクリですが)。不定期更新だったのを2007年度から「回文」と共に3ヵ月に1回のペースで遡っている。1990年頃まで遡って行けたらなぁ‥‥。「FAVORITE ー ALBUMS」はリアル・タイム、あるいは過去に愛聴したアルバムをランダム(記事やコメント関連)に貼って紹介しています。

  • ♭ 猫にも出来るオリジナル・スキン 1.1〔original skin〕2006-08-16
  • タイトルが長いので通称「猫オス」。オリジナル・スキン化の方法を「猫にも出来る」易しさで解説しています。〈猫オス 1.1〉とは公式サポートに伴うCSS入れ替え後に対応した改訂版という意味。しかし、思い返せばカスタム・スキン公式サポート前の非合法「密造アップルサイダー」だった頃の方が愉しかったですね。ブロガー有志が裏技的にオリジナル・スキン改造方法を発見→口コミで広がったソネ風呂スキン化計画‥‥。カスタム・スキンが解禁され、素材やマニュアルが提供されて「さあ、どうぞ!」とアナウンスされた途端に熱が冷めちゃった、というブロガーも少なくない?‥‥「猫オス 1.1」の補足。ヘッダ部分に画像を入れない場合は単に「banner」に指定するだけでOK。〈s k n y s - s y n k s〉のようにヘッダ部分にも画像を入れたい場合は画像分割しないで「container」で指定します。この方法が公式サポート以前に上手く行かなかったのは元スキンの「banner」に画像が入っていたから‥‥「container」の上に「header」と「banner」が重なるレイヤー構造になっているのだ。それを逆手に取れば〈猫オス 4.0〉のようなことも出来るわけです。

  • ♭ 哀愁のブルーマ〔culture〕2006-09-01
  • 日本におけるブルーマ衰亡史‥‥記事を読んでもらえば分る通り大変マジメな考察なんですよ。なぜ女性権利拡張運動のシンボルだったブルーマが嫌らしい「性的フェティッシュ」と化し、絶滅危惧種となってしまったのか?‥‥興味のある方は一読を勧めます。「ブルマ」でも「ブルマー」でもなく「ブルーマ」というタイトルにして検索に引っかからないようにしたつもりでしたが、殆ど効果がなかったみたいですね。最近アクセス数が急上昇しているんです(ベスト3に入る日も近い?)。原題は「Blue Bloomers」──やっぱりブルーマの定番色は「紺ソ」(榮倉奈々用語。紺ハイソックスの略)と同じく濃紺〜ブルー系ですね。Momusの〈Bluestocking〉という曲を思い出しちゃいました。閲覧数1000pv記念に綾瀬はるかの 「JUSTICE」(YouTube)を貼ったのは暴走ハードルだったでしょうか。

  • ♭ 猫のゆりかご〔cat's cradle〕2005-11-20
  • ランキングでは順序が逆になっていますが、「ネコ本」シリーズの第1弾です。〈猫のゆりかご〉というタイトルは言うまでもなくカート・ヴォネガットの同名小説からの借用(その著者も2007年4月に亡くなりました)。ネコ本10冊は楽勝!‥‥10回シリーズで全100冊紹介したいなぁと目論んでいたのに、日暮れて道遠し。〈猫ゆり3〉をUPするのに1年半も経ってしまいました。出来れば年内に〈猫ゆり4〉と思っているのですが、どうなることやら。タイトルに「猫・ネコ・ねこ」が入っているネコ本は容易に見つけられるけれど、それだけの羅列じゃ藝がない。狙い目はノン・キャット・タイトル本ですね。読んだ人にしか分からない「隠れネコ本」の名作が少なからず存在するはずです。番外編の〈猫のスリスリ〉(ネコ・ジャケ10枚)も忘れないでね。ゴロニャン。

  • ♭ バイオ女になる?〔game〕2006-03-01
  • 最近のSONYブランドの凋落はPS(プレステ)派にとっては苦々しい。初代PS1にはTVゲーム機として独特の匂いがあった。『WIPEOUT』のスピード&浮游感とテクノ・サウンドに酔い痴れ、『クラッシュ・バンディクー』の3D奥スクロール・アクションに目を瞠った。2Dアクション・ゲームを3Dポリゴン化することで密室〜恐怖の概念を演出する『バイオハザード』にも肝を冷やした(序盤でムダ撃ちをしていると弾切れ、丸腰状態になって恐怖感が倍増!)。ところが、YouTubeに分割UPされている『バイオハザード DC』(アレンジ・モード)の最速攻略(ノーダメージ・クリア)を視て目からウロコ、舌を巻く。バイオ・シリーズは殆どゾンビや敵モンスターと闘わないで(銃を撃たないで!)クリア出来るのだ。PS2はTVゲーム機というよりもDVD再生プレイヤのイメージが強い。最新情報では不振のPS3に録画機能が付加されるらしい。ブルーレイ・ディスク(BD)の録画が出来れば10万でも安いけれど。

  • ♭ ドラコニア少女〔books〕2006-05-11
  • 『ジェローム神父』『菊燈台』『淫蕩学校』『狐媚記』『獏園』──「ホラー・ドラコニア少女小説集成」(全5巻)という、良く考えると意味不明のシリーズ・タイトル、澁澤龍彦の小説・翻訳小説(サドの抄録)と若手日本人画家4人(会田誠、山口晃、町田久美、鴻池朋子)のコラボレート作品を解説&紹介。長らくスタンド・アローンな記事だったが、今年7月に〈ドラコニア美術館〉という記事を書き、巧まずしてシリーズ化してしまった。「偏愛的龍彦エッセイ10選」とか、「翻訳小説ベスト10」とか‥‥色々なドラコニア・シリーズの可能性が見えて来た。「迷宮美術館」(NHK)を視ていたら、ゲストに会田誠が登場して「トロンプ・ルイユ」の自作解説をしていた。当然のことながら、公序良俗のNHKでは「奴隷美少女」や「食用人造少女・美味ちゃん」の出番はありませんでした。

  • ♭ 居留守はズルい〔palindrome〕2006-06-01
  • ブロクル(Blog Cruiser)の「関心あるキーワード」にもあるように〈s k n y s - s y n k s〉は「猫」と「回文」と「洋楽」のブログである。一番最初にUPした記事が〈猫のゆりかご〉で、2番目が〈タイヤキ焼いた〉。スニーズ回文を作るようになった契機は村上春樹の回文カルタ『またたび浴びたタマ』(2000)だった。もっと反響があると期待していたけれど、ランキング10以内に入ったのはシリーズ4作目の〈居留守はズルい〉だけ。調子に乗って「なぞなぞ回文」を出題するようになってからは、本文記事よりも「なぞなぞ」の回答コメントの方が多くなってしまい本末転倒(回文だから本末転倒しても同じというギャグは無し!)。回文は単純な方が難しい。フルネーム回文(セレブ回文)は出来る名前と出来ない名前の人がいる。回文という縛りがある分だけ、箍が外れた『村上かるた うさぎおいしーフランス人』(文藝春秋 2007)よりはストイックで面白いと思うのですが。

  • ♭ 猫にも出来るオリジナル・スキン 2.1〔original skin〕2006-09-16
  • 〈猫オス 1.1〉と同じくCSS書き換え後に対応した改訂ヴァージョン。プロフィール欄をカスタムペインで作り直すのがサイド攻略の第一歩。基本的には該当ソースを表示させて、コピー&ペーストするだけです。nice! や記事数が自動更新されない点を差し引いても試してみる価値はある。ちなみに〈猫オス 4.0〉ではサイド欄のフル・カスタマイズ方法、〈猫にも出来るスキン・スウィッチ〉では読者が自由にスキンを変更出来る「SKIN SWITCHER」(by kovaio)を紹介しています。サイド欄の「カレンダー」を好みのデザイン仕様にカスタマイズすると愉しいですよ。過去カレンダーが表示されなくなってしまいますが、記事予告やイヴェント等の予定表として使えるようになります。SKIN SWITCHER の下の「Put some color on. Choose a color.」はiPod shuffleのパクリ!‥‥Appleのサイトも仕組みは同じだと思います。

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100回記念ということで、アクセス・ランキング(閲覧数)上位10本の記事について「自作解説」をしてみました。ブログ開設当初は「記事」と「一覧表」「インデックス」を分けてカウントしていたら途中から煩瑣になってしまい、通しナンバーに改めました。1つの記事は10枚(400字詰め原稿用紙)を目安にしているので、トータルで約1000(10×100)枚近く書いたことになります(手書きでは考えられない分量ですね)。400字10行のブロックを10連並べるのが、「スニーズ・スタイル」の基本型です。ランキング・ベスト5がサイド欄に、閲覧数上位20の一覧表は「ACCESS RANKING」のタイトルバー・リンクで表示されます。キリの良いところで一区切り‥‥ここらで1年間の「冷凍睡眠」に入りたいけれど、この後も「記念企画」のメジロ押しで一向に休めそうにありません。とりあえず年内は、今まで通りのスロー更新ということで‥‥。

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  • 更新が半日遅れちゃいました^^;

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  • Author: sknys
  • Provider: So-net
  • Date: 2007/08/26
  • Media: Internet