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カタール・サッカー・クエスト 1 [s o c c e r]


  • © 2022 DeFodi Images via Getty Images


  • 例年6月に開幕するFIFAワールド・カップ(W杯)大会だが、開催国が初の中東カタールということから11月に遅延された。それでも30℃を超える暑さだというから油断ならない。出場国内のリーグ戦を中断して行われるので、選手のコンディションは上がっている。その反面、怪我などによる故障者も懸念される。強豪国ドイツ、スペインと同じ 「死の組」(グル ープE)に入った日本代表は「ベスト8」を目指すという。1次リーグを突破することが既成事実になっているけれど、サムライ・ブルーが決勝トーナメントに進出するということは少なくともドイツかスペインどちらかの敗退を意味する。優勝候補と目される2強豪国に2敗すると「ベスト16」にも上がれない。どうして「優勝を目指す」と宣言しないで、「ベスト8」 などという中途半端な目標を掲げるのだろうか。日本代表に慢性的に欠乏しているのはリオネル・メッシのように前線からのアグレッシヴな守備はしないけれど、1試合で確実に1点を取れるエース・ストライカーの存在である。フォワードが守備に貢献して無失点で引き分けても、得点しなければ試合に勝てない。

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  • イングランド 6 ── 2 イラン(11/21 ハリファ)Group B
  • 反スカーフデモに連帯する意志表示としてイラン代表は国歌を斉唱せず、イングランド選手も試合前のピッチ上で片膝を着いて外国人労働者の多数死に抗議した。前半8分、イランのDFホセイニとバッティングしたGKベイランヴァンドが脳震盪で倒れて試合が一時中断、GKホセインと交代するアクシデントがあった。5バックで守備を固めたイランが持ち堪えたのは30分まで。35分、左クロスをMFベリンガムがヘッドでゴール右上に決める。43分、マグ ァイアのヘッドの落としをMFサカが左足ボレー、46分(アディショナル・タイム(AT)は14分)、FWスターリングが左足アウトでゴールし、前半をイングランドの3点リードで折り返す。後半イランは3選手を交代して4バックとしたが、イングランドの猛攻は止まらず 、17分、サカがDF2人を躱し、左足で4点目を奪う。20分、イランはFWゴリザデのスルーパスをFWタレミが決めて1点を返す。25分、イングランドは4選手を交代させると、26分にFWラッシュフォード、45分にMFグリーリッシュが追加点を奪う。58分(ATは10分)、VAR判定でイランのPKとなり、タレミが2点目を決めたが、イングランドの圧勝だった。

  • デンマーク 0 ── 0 チュニジア(11/22 エデュケーション・シティ)Group D
  • デンマーク代表は開催国カタールの人権問題に抗議するメッセージを込めたユニフォームを着て試合に臨む。チュニジアは4バックではなく、3バック(3・4・3)にしたことでミラーゲーム(対戦チームと同じフォーメーション)となった。チャンピオンズリーグ(CL)で顔面骨折したMFスヒリは黒いマスク(フェイスガード)を着けて先発出場。デンマークはキックオフ直後から、黒ヒゲ軍団の気迫溢れる猛攻に押され気味。前半12分、DFドレーガーがミドルシュートを放つ。23分、縦パスからゴール前に抜け出したFWジェバリがネットを揺らすがオフサイド(AIによる半自動オフサイド・システム)となった。43分、ジェバリがGKシュマイケルと1対1になるものの好セーヴされた。45分、MFデレーニが膝を負傷してMFダムスゴールと交代。後半20分、デンマークは3人を交代させて4バックに変更した。24分、MFエリクセンの右上シュートはGKダハメンにセーヴされ、CKからの零れ球をFWコーネリウスがヘッドで飛び込むがポストに弾かれた。終盤は両チーム共にミス・パスやトラップ・ミスを増えて、今大会初のスコアレス・ドローとなった。

  • ドイツ 1 ── 2 日本(11/23 ハリファ)Group E
  • 日本は4バック(4-2-3-1)で挑んだが、再三ドイツに左サイドからの攻撃を許す。前半8分、FW前田のシュートはオフサイド判定。17分、MFキミッヒの左CKをDFリュディガーがヘディングシュートするがゴール右に外れる。33分、キミッヒからのロングボールをトラップしたDFラウムをGK権田がPA内で倒してPKとなる。MFギュンドアンがゴール中央に蹴り込んで、ドイツが先制した。40分、観客のウェーヴが起こって、競技場が大歓声に包まれる。50分、キミッヒの左足シュートを権田がセーヴ、MFニャブリの折り返しをFWハヴァーツがゴールするが、VAR判定でオフサイドとなる。後半、日本はMF久保に代えてDF冨安を入れて、3バックにシステム変更した。12分にDF長友と前田に代えてMF三笘とFW浅野、26分にMF田中に代えてMF堂安を投入。30分、足を負傷したDF酒井に代えてMF南野を入れると、左サイドからドリブルで切れ込んだ三笘のスルーパスを南野が左足でシュート、GKノイアーの弾いたボールを堂安が左足で決めて同点とした。38分、DF板倉のロングFKに反応した浅野がトラップして快速を飛ばし、角度のない右ニアサイドに突き刺して逆転した。

  • ウルグアイ 0 ── 0 韓国(11/ 24 エデュケーション・シティ)Group H
  • ウルグアイは頭突き噛みつきのFWスアレス、韓国はチャンピオンリーグ(CL)で顔面骨折したFW孫興民(英プレミアリーグ得点王)が黒いフェイスガードを着けて先発した。キックオフから韓国が攻め込み、ウルグアイが反転攻勢する展開となった。前半34分、DF金紋奐の右クロスをFW黄儀助がシュートするが、クロスバーの上に浮かしてしまう。前半43分、MFヴァルベルデの右足CKに合わせたDFゴディンのヘディングシュートは左ポストに当たる。後半19分、スアレスに代えてFWカヴァーニが入る。29分、韓国は黄儀助、MF李在成、羅相浩の3人に代えて、FW趙圭誠、MF孫準浩 、李康仁。34分、ウルグアイもMFヴェシーノとDFオリヴェラに代えて、MFデ・ラ・クルスとDFヴィーニャを投入するが、双方共に先取点を奪えず。後半45分、ヴァルベルデのミドルシュートは左ポストを直撃、孫興民の左足シュートもゴール右に外れてしまう。お互いに引き分けて、勝点1を得られれば良しとするような空気感が漂うアディショナル・タイム(7分)だった。

  • オランダ 1 ── 1 エクアドル(11/ 26 ハリファ)Group A
  • 初戦に勝って共に勝点3を得た2チームの直接対決。直前の対カタール戦でセネガルが勝利(3─1)したので、オランダが勝てば決勝トーナメント進出が決まる。前半6分、FWガクポが左足でゴール左上に突き刺して先制。このままオランダが優位に立って試合を制するのかと思われたが、エクアドルの波状攻撃が最後まで続くとは誰にも予想出来なかった。32分、FWヴァレンシアの右足シュートはGKノペルトにセーヴされる。48分、MFプラタの右CKはDFにクリアされる。零れ球に反応したMFアイルトン・プレシアードのシュートをDFエスト ゥピニャンがコースを変えてゴールイン。ところがDFポロソの位置がノペルトに関与したことでオフサイド(VAR判定)となる。後半4分、エストゥピニャンのPA左からの左足シュートはノペルトにセーヴされるが、リフレクションをガクポが右足で押し込んで同点とする。14分、ヴァレンシアのシュートがFWファンダイクに阻まるが、プラタが左足を振り抜くとクロスバーを直撃。28分、裏に抜け出したガクポがPA左からシュートを放つが、オフサイド・ディレイとなる。お互いに選手交代で打開しようとしたものの引き分けに終わった。

  • ポーランド 2 ── 0 サウジアラビア(11/26 エデュケーション・シティ)Group C
  • サウジアラビアはアルゼンチン戦で負傷交代した主力2人、MFファラジとDFシャハラニを欠く。メキシコ戦でPKを外したFWレバンドフスキは未だW杯ノーゴール。前半13分、PA右に進入したDFアブドゥルハミドの折り返しをMFカンノが右足で合わせるが、GKアルオワイスに阻止。26分、MFジエリンスキの右CKをMFビエリクがヘディングシュートするが、FWアルシェハリにクリアされる。39分、DFキャッシュのPA右からのクロスをシュートしたレバンドフスキが零れ球を折り返し、ジエリンスキが右足でゴールした。43分、PA右でパスを受けたアルシェハリの左足をビエリクが右足で蹴ってPK(VAR判定)となる。GKシュチェスニーはFWS・アルドサリのPKをセーヴし、DFアルブライクのシュートも阻止した。後半18分、MFフランコフスキの左サイドからのクロスに合わせたFWミリクのヘディングはクロスバーを直撃。21分、PA右からのクロスに合わせたレバンドフスキのシュートも右ポストに弾かれる。37分、自陣で横パスをトラック・ミスしたMFアルマルキからボールを奪ったレバンドフスキがGKと1対1になり、左足でゴールに流し込んで、W杯初ゴールを決めた。

  • ベルギー 0 ── 2 モロッコ(11/27 アルトゥマーマ)Group F
  • FIFAランク2位のベルギーと22位のモロッコの1次リーグ2回戦。ベルギーが勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる。ベルギーの攻勢に、モロッコは堅守からの速攻で対抗する。前半46分、右サイドで倒されたMFツィエクのFKが直接ゴールに吸い込まれる。モロッコの先制点に選手もサポータも大歓喜したが、GKクルトワの前に飛び込んだDFサイスのオフサイド(VAR判定)となる。後半はモロッコも攻勢に出て、攻守が目まぐるしく入れ替わるスピーディな展開となった。7分、FWエデン・アザールのPA右からの右足シュートはGKムニルにセーヴされる。27分、DFアラーが左サイドでMFムニエに倒されてFKとなる。FWサビリの右足シュートはニアサイドに飛び込んだサイスの体を掠めてゴールインする。前半の再現ヴィデオのようだったが、オフサイドにはならず得点が認められた。36分、ベルギーはムニエに代えて怪我で欠場していたFWルカクを投入。47分、ツィエクがPA右にドリブルして右足でグラウンダーのクロスを送ると、MFアブクラルが右足でゴール右上へ突き刺す。今W杯三度目のジャイアント・キリングで、モロッコが24年ぶりにベルギーに勝利した。

  • ブラジル 1 ── 0 スイス(11/29 スタジアム974)Group G
  • ブラジルはセルビア戦で負傷したFWネイマールとDFダニーロが外れ、DFエデル・ミリトンとMFフレッジが先発した。前半27分、FWラフィーニャの右サイドからの左足クロスをFWヴィニシウス・ジュニオールが合わせるが、GKゾマーに阻まれる。31分、右サイドからカットインしたFWラフィーニャの左足ミドルシュートもゾマーの正面に飛ぶ。ブラジルは主導権を握っていたが、スイスの堅守を崩せない。44分、突然スタジアムの照明が落ちて真っ暗になり、試合が中断される。後半ブラジルはMFパケタに代えてFWロドリゴ、17分にフレッジに代えてMFギマランエスを投入。 13分、FWヴァルガスに代えてDFフェルナンデス、MFリ ーダーに代えてDFシュテフェンの2選手を交代したスイスは攻勢に出る。19分、ロドリコのスルーパスを受けたジュニオールがDFエルヴェディのタックルを躱してゴールするが、FWリシャルリソンの戻りオフサイド(VAR判定)となった。38分、ジュニオールが左サイドからカットインし、ロドリゴのダイレクトパスをカゼミーロがPA左から右足で右サイドネットに突き刺す。ネイマールを欠いたブラジルが2連勝で1次リーグを突破した。

  • エクアドル 1 ── 2 セネガル(11/30 ハリファ)Group A
  • エクアドルは引き分けでも1次リーグを突破する。勝利しなければならないセネガルは前半から攻勢に出て、10本ものシュートを放った。42分、DFディアロが自陣左サイドからFKを前線へ送ると、ボールを受けたFWイスマイラ・サールがDFピエロ・インカピェに倒されてPKとなる。FWイリマン・エンディアイエが冷静に右足でゴール右に決めて、セネガルが先制した 。 カラフル(緑・黄・赤)なコスチュームで仮装したセネガル・サポータの踊りが途切れることはない。後半は失点したエクアドルが反転攻勢に出る。22分、MFプラタが左足で右CKを蹴ると、DFトーレスがヘッドで逸らしたボールをMFカイセドが右足で合わせてゴールイン。エクアドルが同点に追いついたのは束の間だった。25分、セネガルが右サイドでFKを獲得する。MFガナ・ゲイエのクロスをFWヴァレンシアはクリアされるが、ボールに反応したDFクリバリが右足ボレーでゴール左に決めた。再び勝ち越したセネガルが日韓大会以来、20年ぶりに決勝トーナメント進出を決めた。

  • クロアチア 0 ── 0 ベルギー(12/2 アハマド・ビン・アリ)Group F
  • 前W杯2位と3位の直接対決。クロアチアは引き分けで1次リーグ突破、ベルギーは勝利しないと敗退する。開始数秒でFWペリシッチが左サイドから強烈なシュートを放つ。前半からクロアチアの攻勢、ベルギーのカウンターという展開になった。15分、左サイドからのFKを受けたFWクラマリッチがPA内でFWカラスコに倒されてPKとなる。MFモドリッチがボールをPKスポットにセットするが、FK前にオフサイド(VAR判定)の位置にいたDFロブレンが関与していると見做されて取り消される。スコアレスで折り返したベルギーは後半、FWメルテンスに代えてFWルカクを投入するが再三シュートを外した。4分、右CKのクリア・ボ ールをMFデブライネがファーサイドに送る。ルカクのヘディングはGKリヴァコビッチにキ ャッチされる。15分、デブライネのスルーパスをカラスコが右足でシュート。リヴァコビッチの弾いたボールをシュートするも右ポストを直撃。45分、左サイドからドリブルでPA中央に進入したドクの横パスをFWエデン・アザールがゴール前に送るが、押し込むだけなのにトラップミス。炎の男たちがベスト16に進出、赤い悪魔の絶望は最強度の絶望である。

  • 日本 2 ── 1 スペイン(12/2 ハリファ)Group E
  • 勝利しなければW杯が終わってしまう日本は試合開始から3バック(5–4-1)で挑んだ。前半7分、前線でボールを奪ったMF田中の右パスを受けたMF伊東がPA右から右足シュートを放つが、ゴール右に外す。11分、左ショートCKをFWオルモが右足でクロスを送り、FWモラタがヘッドで合わせるがGK権田にセーヴされる。11分、FWウィリアムズの右サイドからの後方への折り返しをDFアスピリクエタがPA右からクロスを上げると、モラタがヘディングでゴール中央に決める。スペインのボール回しに耐え切れず、39分にDF板倉、44分に谷口 、45分に吉田が続けて警告を受ける。後半、日本はMF長友に代わってMF三苫、MF久保の代わりに堂安を投入。3分、前田と三笘が前線からプレスを仕掛け、伊東がDFバルデからヘッドで奪ったボールを堂安がPA左から左足シュートすると、GKシモンの手を弾いてゴール右に入る。6分、堂安がPA右から右足でグランダーパスを送ると、三苫がGA内のライン際からゴール前に折り返し、田中が右足で押し込む。ラインを割ったかに見えたが、VAR判定で得点が認められた。1次リーグを2位通過した試合後のスペインは茫然自失状態だった。

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    • 英ガーディアンは会場建設などに携わった外国人労働者6751人が死亡したと報じた

    • ドイツ代表は右手で口を覆い隠して、「レインボー腕章」 を拒否したFIFAに抗議した

    • 64試合の視聴は気力・体力的に厳しいので、19時、22時、0時、1時のTV中継を観戦
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    Darkness Forever (Sophie's Version)

    Darkness Forever (Sophie's Version)

    • Artist: Soccer Mommy
    • Label: Loma Vista
    • Date: 2022/10/28
    • Media: Digital Track
    • Songs: Darkness Forever (Sophie's Version)


    Shotgun

    Shotgun

    • Artist: Soccer Mommy
    • Label: Loma Vista
    • Date: 2022/08/18
    • Media: Digital Album
    • Songs: Shotgun - Magdalena Bay Remix / Shotgun - slowed + reverb / Shotgun


    Sometimes, Forever

    Sometimes, Forever

    • Artist: Soccer Mommy
    • Label: Loma Vista
    • Date: 2022/06/24
    • Media: Audio CD
    • Songs: Bones / With U / Unholy Affliction / Shotgun / newdemo / Darkness Forever / Don't Ask Me / Fire In The Driveway / Following Eyes / Feel It All The Time / Still

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