久しぶりの渋谷。緊急事態宣言解除前の祝日(春分の日)だったが、人出はコロナ前の8割くらいだろうか。メディアはスマホの位置情報(GPS)を基にした「人流データ」を連日伝えているけれど、実態を反映しているとは思えない。スマホの電源を切っていたり、携帯していない人たちはカウントされないのだから。タワレコからディスクユニオン(DU)へ行くと、驚いたことに営業終了(3/16)していた。中古センターはパンク・ヘヴィメタル館と統合されて移転していたのだ。「HULIC & New UDAGAWA」 の地下に新オープン(3/17)した「Rock In Tokyo」はロック大型専門店。中古品主体で、新譜(新品CD)は少ない。店舗スペースはタワレコに較べるまでもなく狭いけれど、皮肉なことに客密度は高かった。店内を物色して、Shameの2ndアルバム《Drunk Tank Pink》(Dead Oceans 2021)の未開封品を入手した。新店舗の場所を訊いた旧店舗4Fの 「クラブミュージックショップ」 で貰ったチラシのクーポン(¥100 OFF)を使ったので、タワレコよりも約千円安かった。
1995年スコットランド・グラスゴーで結成されたポスト・ロック・バンドMogwai。彼らの音楽活動は四半世紀に及ぶ。バンド名は映画 「グレムリン」(Gremlins 1984)に登場する謎の生物に由来する。「モグワイ」(mogwai)は広東語で「悪霊・悪魔」の意味である。主人公の女友達ケイトを演じたフィービー・ケイツ(Phoebe Cates)の娘グレタ・クライン(Greta Kline)がSSWフランキー・コスモス(Frankie Cosmos)としてデビューするに至る月日の流れに思いを馳せたりして‥‥10thアルバム《As The Love Continues》(Rock Action 2021)は全11曲・61分。見開き紙ジャケ仕様。「猫ジャケにゃん!」 ではないかと喜び勇んで購入したけれど、気になって調べてみたら、1910年ロシアで撮影された「白狐の剥製」(a stuffed white fox)のガラス・ネガ画像だった。どう見てもネコでしょう、キツネには見えないにゃあ。アルバム・カヴァは太い尻尾がトリミングされているので、ネコに見えたのかもしれない。
Songs: Alphabet / Nigel Hitter / Born In Luton / March Day / Water In The Well / Snow Day / Human, For A Minute / Great Dog / 6/1 / Harsh Degrees / Station Wagon
Songs: To The Bin My Friend, Tonight We Vacate Earth / Here We, Here We, Here We Go Forever / Dry Fantasy / Ritchie Sacramento / Drive The Nail / Fuck Off Money / Ceiling Granny / Midnight Flit / Pat Stains / Supposedly, We Were Nightmares / It’s What I Want to Do, Mum