ランチボックス(Lunchbox)はカリフォルニア・オークランドで結成された夫婦デュオ。90年代半ばから活動しているインディ・ポップ・バンドだが、2000年代に入ってから10年ほどのブランクがあった。《After School Special》(Slumberland 2020)は復活後の4 thアルバムで、Tim Brown(ヴォーカル、ギター、ドラムス)とDonna McKean(ヴォーカル、ベース)に、キーボード、ドラムス、バックアップ・ヴォーカルのサポート、Gary Olson(Ladybug Transistor)とJeremy Goodyのトランペットが加わっている。少女が子猫を抱いているアルバム・カヴァに惹かれて入手した中古盤(未開封CD)。ドナ・マッキーンの少女時代のモノクロ写真なのかしら。「猫ジャケ」 になったのはレコーディングを中断してに数カ月滞在したベルリンの学会(institute)で出逢った猫ゲイリー(Gary)に捧げた曲〈Gary Of The Academy〉に由来しているようだ。インナーとCD盤面にプリントされた黒猫がドナの恋したゲイリーちゃんなのでしょうか。全11曲・25分。見開き紙ジャケ仕様。
「年間ベスト・アルバム 2024」 の上半期(So Far)リスト 「Exclaim!'s 25 Best Albums of 2024 So Far」 を眺めていて、眠たげな灰色猫(ドアップ・イラスト)を見つけた。ケベック・モントリオールのインディ・ロック・バンド、コリドー(Corridor)の4thアルバム《Mimi》(Sub Pop 2024)だった。いわゆる「猫ジャケ」で、Jonathan Robert(ギター、ヴォーカル)の飼い猫ミミ(Mimi)の名前がアルバム・タイトルになっている(カヴァ・イラストもジョナサン・ロバート本人が描いている)。これは買うしかないと、速攻でレコード・ショップへ走ったが、5月にリリースされた輸入盤(国内流通仕様)が見当たらなかったので、直輸入CDを入手した。迫り来る「死」について歌ったという〈Mourir Demain〉、マックス・エルンスト風のアニメーション・コラージュが次から次に目紛しく高速ジャンプ走行するMVの〈Jump Cut〉など、全8曲・32分。見開き紙ジャケ仕様。
Songs: Dream Parade / Over Way Too Soon / Gary Of The Academy / Utopia / Hide And Seek / I Really Wanna Know / Before And After / Three Cheers For Autumntime / Melt Into Air / It's Over Now / After School Special
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