スニーズ・コメンツ #67

ヤマザキ　私たちは寄生したり寄生されたりしながら生きている。自我ではコントロールできない生き様というか、他者に操られているようなところもありますよね。
養老　操られているって言えば、最近は、それが猫だっていう説まであるからね。ついに猫は犬を超えちゃった。あれは宇宙人だよ。人間を上手に使ってね。
ヤマザキ　それは猫をバステトという神として崇めていた古代エジプト人にもわかっていたことですね。自分の村の猫が隣村に行ったきり帰ってこない、となると所有権をめぐって戦争が起こっていたこともあったそうです。/ そういえば星新一の小説に、宇宙人が地球にやって来て、この惑星における生態系のトップにあるのは何かと観察した結果、一番強いと思っていた人間が猫の言いなりになっているのを見て、猫が地球という惑星における最大の支配力を持った生物だと結論づけることになる、というのがありました。
養老　そう思うと操る、操られる関係って結構わからないんだよね。
ヤマザキマリ・養老 孟司 『地球、この複雑なる惑星に暮らすこと』

b 坂本龍一■新潮2022年7月号

山田風太郎の『あと千回の晩飯』（朝日新聞社 1997）は飄々としていたけれど、教授の連載はシリアスそうですね。年末に買い替えたノートブック（MacBook Pro 14-inch）が悪い円安で、5万7千円も値上がりしちゃいました。嬉しいような、悲しいような複雑な心境です。画質（Liquid Retina Display）が良すぎて、ネコ写真をブログ用にリサイズするとボケてしまう。
by sknys (2022-06-23 21:02)

b 岐阜アートフォーラム「コネクト展Ⅲ 2022」

《ダ偶》の「ダ」って、｢ダンボール｣ の「ダ」だったんですね。＊＊からメールが来ました。中日新聞夕刊「ゼロからのナゴヤアイドル学」にレナぴょんが載ったという。しーちゃんならば目にしているはず。カワイレナ（写真前列左）ちゃんを応援してあげてね。 by sknys (2022-06-25 12:07)

b 最近私の食べたもの── 猫キャップ２

早々と梅雨明けしたのに、７月になってから元総理の暗殺、ゲリラ豪雨、コロナ感染者数が１日10万人に迫るなど、俄に雲行きが怪しくなって来ました。暗雲立ち籠める雨空のように憂鬱な気分を払拭する明るい話題をお届け。｢ねこねこキャップ第２弾｣ がスタート！‥‥茶トラ、ハチワレ、クロ、シロの４種＋レア。今回もシークレットは三毛ちゃんでした。
by sknys (2022-07-14 23:15:20)

b 山下達郎■SOFTLY

ヤマザキマリは高一の時、｢PIL（引用者注：Public Image Ltd）などのパンクに傾倒し、坊主頭にして夜中にロンドン系の音楽をかけているディスコに通っていた｣。17歳で単身イタリア留学して画学生となるが、イタリア詩人と同棲中に極度の窮乏生活に陥る。フィレンツェの老作家が薦めたイタリア語版『砂の女』（1962）を読んで、安部公房の世界観に引きずり込まれた。日本の母親（ヴィオラ奏者）に連絡して、安部公房の本を送ってくれるように頼み、小説、評論、エッセイ、戯曲などを「寝る間も惜しんで読み漁った」という。
高校時代に安部公房を愛読していましたが、元パンク少女ほどは読んでいません。山下達郎の肖像画は写実的ですが、安部公房はイラスト風に描いています。
by sknys (2022-07-24 20:41)

b TOAST Neil Young with Crazy Horse #3

英ガーディアン紙のキティ・エンパイア（Kitty Empire）嬢によると、このアルバムはBooker T & The MGsとレコーディングした《Are You Passionate？》（Reprise 2002）を優先させたために、お蔵入りになったという。ニール・ヤングは「とても悲しかったので、（《Toast》を）出せなかった」と語っているけれど。〈Quit〉と〈Goin’ Home〉の２曲が丸かぶりしているし、〈Boom Boom Boom〉は 〈She’s A Healer〉の異名同曲じゃないの？（註：彼女のレヴューでは触れられていないけれど、〈How Ya Doin’?〉と〈Mr. Disappointment〉も同じ曲です）
by sknys (2022-07-26 22:08)

b 三ノ輪から来たハルコ猫さん

ハルコさんのご冥福をお祈りします。つむじさんに愛されていたんですね。＊＊親水公園の ｢茶トラ｣（写真のネコ）が亡くなり、先日も近所の「白黒ネコ」が急逝しました。茶トラは腎臓が悪かった。最期を看取った女性は弱って倒れているのに、誰も助けようとしなかった（と怒り心頭）。病院で点滴したら元気になったけれど、自宅に保護した１カ月後に亡くなり、＊＊のペット霊園に納骨したそうです。白黒ネコの世話をしていた女性は前日まで変わりなく食事をしていたのに、とショックを隠せません。家ネコは家族に看取られて天寿を全うするのに対し、外ネコは誰の介護も受けられず、誰にも知られずに亡くなることも多い。２匹のネコは手厚く葬られたようで、少し安堵しました。
by sknys (2022-08-01 23:52)

b 暑中お見舞い申し上げます

暫く更新されなかったので、ちょっと心配していました。実は＊＊一家がコロナに感染して、レナちゃんもグループ（手羽セン）から離脱しちゃった。中日新聞の〈ゼロからのナゴヤアイドル学〉に載ったのに。
by sknys (2022-08-03 22:05)

8月8日は「世界猫の日」‥‥今年も猛暑で忘れるところでした。レナぴょんは8月6日に復帰しました。
by sknys (2022-08-08 22:01)

b 004

8月16日、手羽セン（手羽先センセーション）のライヴに行って来ました。コロナ感染で一時離脱していたカワイレナ（れなぴょん）ちゃんも元気に復帰。昨年、拒食症（体重33kg）で３カ月も入院していた＊＊ちゃん（従妹の娘）は早めに渋谷に来ていて、途中で気分が悪くなったらしい（東京は36.4℃の猛暑日）けれど、回復しました。mana☆さんもコロナや熱中症に気をつけて、就職活動なさって下さいね。
by sknys (2022-08-19 21:23)

b ねこ町へ ようこそ！

日本（江戸～明治時代）にもルイス・ウェイン（Louis Wain 1860-1939）の「キャットランド」みたいな「猫町」があったのね。猫画家ウェインの描いたネコの尻尾は長いけれど、和猫（ジャパニーズ・ボブテイル）は短い。当時、日本に尻尾の長いネコはいなかったのでしょうか？
by sknys (2022-08-21 15:06)

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ブログ記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも？‥‥ というアイディアから生まれた再録シリーズの第67集です。コメントは原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認（誤記）や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明（註）をして、コメントした元記事にリンクしました。過去３ヵ月間（2022/06/01~08/31）に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。語り下ろし対談集『地球、この複雑なる惑星に暮らすこと』（文藝春秋 2022）の中で、ヤマザキマリが紹介している星新一のショート・ショート「ネコ」はネコ・アンソロジーの定番、養老先生が触れている「人間が猫に操られている」という説はトキソプラズマ（Toxoplasma gondii）のことでしょう。正確に言えばネコではなく ｢原虫｣（寄生性原生生物）に寄生されているわけですが、ネコ好きになったのはトキソプラズマ症に感染しちゃったからだったりして？

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地球、この複雑なる惑星に暮らすこと

• 著者：ヤマザキマリ / 養老 孟司
• 出版社：文藝春秋
• 発売日：2022/05/27
• メディア：単行本
• 目次：｢役に立たない｣ を擁護する / 虫と人間 / 旅する想像力 / 世界は思うよりずっと複雑だ / ひとりでに「なる」文化 / 問題山積、予想のつかないことばかり / ゼロから始める

あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション

• 著者：山田 風太郎
• 出版社：KADOKAWA
• 発売日：2011/12/22
• メディア：文庫（角川文庫）
• 目次：あと千回の晩飯 / 風山房日記 / 風来坊随筆 / あの世の辻から / 編者解題・日下 三蔵

砂の女

• 著者：安部 公房
• 出版社：新潮社
• 発売日：2022/05/22
• メディア: 文庫（新潮文庫）
• 内容: 砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編

ねこねこキャップ 2

• メーカー：サントリー
• 商品：ボス カフェベース（BOSS CAFEBASE）
• 発売日：2022/07/06
• メディア：食品&飲料
• 告知：ねこねこキャップ第2弾、もう出会えましたか？? 今回は4種類のねこちゃんと、レアなねこちゃん1種類！店頭でねこちゃん見つけてくださった方は #ねこねこキャップのいる暮らし をつけて教えてくださいね・・?

TOAST

• Artist: Neil Young with Crazy Horse
• Label: Warner Records
• Date: 2022/07/08
• Media: Audio CD
• Songs: Quit / Standing In The Light Of Love / Goin' Home / Timberline / Gateway Of Love / How Ya Doin'? / Boom Boom Boom

ねこのおもちゃ絵 国芳一門の猫絵図鑑

• 著者：長井 裕子
• 出版社：小学館
• 発売日：2015/11/25
• メディア：単行本
• 目次：はじめに / ねこビル / ねこストリート / ねこスクール / ねこレジャー / ギャラリー ・猫おもちゃ 絵のルーツ、にゃんこ先生・歌川国芳 / ねこシアター / ねこライフ / ねこvsネズミ / コラム・猫じゃ猫じゃ / おわりに

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