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スニーズ・コメンツ #39 [c o m m e n t s]



  • 1890年のクリスマスに「柊の葉」に載った「猫のクリスマス舞踏会」と、「ロンドン画報」 クリスマス号に載った「猫のパーティー」は、いずれも画期的な作品だった。/ 猫に人間と同じような振舞いをさせる擬人化の手法は、すでに「子猫のクリスマス・パーティー」にも見られたが、それでも、この絵に登場する猫たちはまだ写実的に描かれている。皿を洗ったり、楽器を奏でたりする猫もいるけれども、大半は猫らしく四足で歩いている。しかし、右の二点に於ては二足歩行をし、顔のデフォルメも際立ち、「舞踏会」では人間の衣装を着ている。/ このような「人間猫」をウェインはその後たくさん描き、かれらは「ルイス・ウェインの猫」と呼ばれた。大きな目を見ただけですぐに作者が誰だかわかる、この個性的な猫たちが、長い間、どんな画家の描く猫よりもイギリスの子供たちを喜ばせたのである。
    南條 竹則 「キャットランドの猫絵描き」


  • ♭ Pennyroyal Tea
  • モバサムさん、こんばんは。「スーパー・デラックス・エディション」は誰が買うのでしょう。ビートルズは若年のファンが同じ曲を2度買いしないように配慮して、アルバムにシングル曲を収録しなかったというのに‥‥。「セックス・ピストルズのロゴ入りクレジットカード」にも違和感あり。ロックもパンクも資本主義世界で踊らされているだけなのかしら?
    by sknys (2015-06-20 22:01)

  • ♭ ダークなトーンから一筋の光をあてるような夢想の精神、ルシオ・マンテル
  • ツイッターをやっていないので気づくのが遅れてしまいましたが、Lucio Mantelさんが2月に「ツイート」していました。弦楽四重奏と共演した《Unas Horas》(Acoua 2013)の「レヴュー」を自動翻訳で読んだのでしょう。本人が読んでいるかもしれないと思うと、いい加減なことは書けませんね。驚きです。
    by sknys (2015-07-04 21:17)

    Lucio-Mantel-Twitter2015-02-04.jpg

  • ♭ Cut Piece
  • ポールが所蔵していたというマグリットの絵は〈視聴室〉(The Listening Room 1952)だったのかしら?‥‥「リンゴ」(Granny Smith 1966)は「YES オノ・ヨーコ展」(東京都現代美術館 2004)にもありましたね。鑑賞者が手に取って、齧って食べても良かったとは知りませんでした。同じく、レノン&ヨーコの《Double Fantasy》(Geffen 1980)はアナログ盤しか持っていません。
    by sknys (2015-07-07 21:08)

  • ♭ カスバにシャムはいるのか?
  • 「猫は砂漠が原産地」(クレア・ベサント)。古代エジプト時代、女神バステト(Bastet)として神格されていたネコちゃん。岩合さんもトルコ(イスタンブール)やモロッコ(マラケシュ)のネコを撮っていますね。
    by sknys (2015-07-14 00:32)

  • 猫は砂漠が原産地なので、おそらく自分で魚を捕って食べたことはなく(魚を捕まえるのがうまい猫が一種だけインドにいる)、水槽や池の金魚を捕まえたと言う場合を除き、人間が与えた魚しか食べたことがないはずだ。
    クレア・ベサント 「ネコ学入門」


  • ♭ 麗しきネコードの世界
  • 「猫ジャケリンク」ありがとう。現在80枚‥‥10枚集まったら、更新したいと思います。
    by sknys (2015-07-17 02:34)

  • ♭ ジュラシックワールド
  • ぶーけさん、こんばんは。恐竜は絶滅して、鳥類に進化したという。ヴェランダに飛んで来る鳩や雀や翡翠ちゃんを眺めていると、ちょっと切ない気持ちになります。記録的な猛暑に力尽きたのか、冷蔵庫が8月に逝きました(享年19歳)。不眠不休の酷使に耐えて来た冷凍冷蔵庫さんの冥福を祈ります。合掌。新しく迎えた冷東麗造子さんは6ドア・タイプ。長身の色白美人。彼女の特技「自動製氷」には驚きました。
    by sknys (2015-08-22 20:32)

  • ♭ 並ぶということ
  • びっけさん、こんばんは。8月4日は新宿に出ていましたが、帰宅してからJR京浜東北の架線切断事故を報りました。最近、都心の電車が止まることが多いなぁ。安全性を軽視して事故るのは以ての外ですが、車内に長時間閉じ込められるのも苦痛。長い行列も苦手にゃん。
    by sknys (2015-08-27 20:06)

    「ネコ・アイコン」に初めて気づいてくれた人がいた!‥‥ご明察の通り、ルイス・ウェインの猫ちゃんです。CDジャーナル・ムック『ねこみみ~猫と音楽~』(音楽出版社 2012)に「猫イラストレーター、ルイス・ウェインの猫ジャケ」という記事があった。図書館から借りて読んだので、付録の「ルイス・ウェイン画 本誌オリジナル猫イラスト・エコトートバッグ」は持っていませんが‥‥。集英社新書ヴィジュアル版『吾輩は猫画家である』(集英社 2015)というルイス・ウェイン伝も推薦にゃん。
    by sknys (2015-08-30 18:58)

  • ♭ 猫皿とフェリシモ猫部の酒
  • 蝙蝠猫さん、こんばんは。猫ブランデー「CAT AT NIGHT」は昨日の新聞にも載っていました。「ヒカリエShinQs」の期間限定ショップ(2. 19~3. 4)に立ち寄ってみたけれど、人気の「ニャシュマロ」や「ニャンソウコウ」は完売。今回(8. 20~9. 2)はゲット出来るかしら。猫本専門店「書肆吾輩堂」でも「猫のアクセサリー」や「猫の置き物」を取り扱っています。
    by sknys (2015-08-27 22:21)

  • ♭ ブログ10周年
  • しーちゃん、ブログ10周年おめでとう。「10年一昔」と言いますが、長いようで短いですね(4カ月遅れのスニンクスは12月で丸10年になります)。閲覧数が少ないと落ち込む。異常に多い記事はスパム・コメントも多くて、実質どのくらいの人に読まれたのか疑心暗鬼になってしまう‥‥でも、それは本質から外れた瑣末的なこと。「好きなことをブログに書いていくことができる」幸せを噛み締めながら、ゆっくりと歩いて行きたいと思います。
    by sknys (2015-08-28 21:02)

  • ♭ サイボーグ 009ノ3(内コメント)
  • A-chanさん、初コメントありがとう。「復讐」は009だけではなく、石ノ森作品に通底するダーク・テーマの1つだと思います。たとえば、009ノ1の「古城よりの招待状」は「そして誰もいなくなった」風の復讐ミステリ、「復讐」は文字通りミレーヌに兄を殺された双子の弟のリヴェンジ‥‥。しかし、最も根源的な復讐潭はスカルマン(神楽竜生)かもしれません。父母を殺害した祖父(千里虎月)への復讐という救いようのないテーマ。親子や兄弟姉妹が「悪しき血縁」で結ばれているという石ノ森ワールドの血腥い暗渠。何の関係もない他人が復讐に巻き込まれるのは理不尽ですが、その対象が身内だったら?‥‥と考えると戦慄します。
    by sknys (2015-08-28 20:24)

                        *

    ブログ記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも?‥‥というアイディアから生まれた再録シリーズの第39集です。コメントは原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認(誤記)や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明(註)を加え、コメントした元記事にリンクしました。過去3ヵ月間(2015/06/01~08/31)に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。コメントでも書いているように、Lucio Mantelのツイートには驚きました(スペイン語を訳せる人いませんか?)。本人の与り知らないところで記事に言及され、リンクされているという不思議。ニュー・アルバム《Star Wars》(dBpm 2015)の無料配信(フリー・ダウンロード)をツイッター上で発表したWilcoにもビックリ!‥‥しかも可愛い「白猫ジャケ」なので、アルバムを買わざるを得ないのだ。

                        *






    Confin

    Confin

    • Artist: Lucio Mantel
    • Label: Geiser Discos
    • Date: 2015/05/12
    • Media: Audio CD
    • Songs: Estrafalario / Luz del Día / Deshielo / Péndulo / Morir de Ruido / Miniatura Nro. 2 (Luna Nueva) / Otro Sobre el Tiempo / Raíz Salvaje / Es la Noche / Un Astronauta / Ahora


    吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝

    吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝

    • 著者:南條 竹則
    • 出版社:集英社
    • 発売日:2015/06/17
    • メディア:新書
    • 目次:キャットランドの猫絵描き / ナショナル・キャット・クラブ / アメリカ行きと第一次世界大戦 / 万華鏡猫 / あとがき / 参考文献・引用出典一覧


    ネコ学入門: 猫言語・幼猫体験・尿スプレー

    ネコ学入門 猫言語・幼猫体験・尿スプレー

    • 著者:クレア・ベサント(Claire Bessant)/ 三木 直子(訳)
    • 出版社:築地書館
    • 発売日:2014/09/16
    • メディア:単行本
    • 目次:プロローグ / 違う世界 / 猫の言語 / 猫と暮らす / 猫との関係 / 猫の性格 / 知能と訓練 / 問題解決法 / 訳者あとがき / 索引


    ねこみみ 〜猫と音楽〜

    ねこみみ 〜猫と音楽〜

    • 著者:ねこみみ編集部
    • 出版社:音楽出版社
    • 発売日:2012/09/22
    • メディア:ムック
    • 目次:観て楽しむ猫と音楽 / 定番! 猫ジャケ100選 / ネコメンド! にゃんこサントラに進路を取れ! // 聴いて楽しむ猫と音楽 / 必聴! 猫ソング100選 necoTunes / 検証! 猫の好きな音楽とは? // 歩いて楽しむ猫と音楽 / ぶらり猫散歩~谷根千 嶺川貴子 / よりみち 猿山修 猫グッズ紹介 // 読んで楽しむ猫と音楽 / 猫とアーティスト/インタビュ...

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