SSブログ

スニーズ・ラブ 5 [s k n y s - l a b]

  • ♭ ジム・オルーク(2015-06-06)
  • 「RECOfan」(渋谷BEAM)には中古CDやLPが大量にストックされているけれど、余り食指は動かない。新譜も中高年のオールド・ロック・ファン向けの保守的な品揃えが中心で、Pitchforkなどでレヴューされるアルバムが店頭に並ぶことは少ない。アベノミクス以降、円安の悪影響なのか、なかなか新譜が入荷しないという事態が他の輸入ショップでも起こっている。GrouperやJessica Prattのニュー・アルバムはAmazonでもリリース直後には入手難だった。Jim O'Rourkeの14年振りのヴォーカル・アルバム(5/19)も入って来ない。ところが、先週「RECOfan」に寄ったら、《Simple Songs》(Drag City 2015)が店頭に並んでいた(Amazonよりも安い!)。新譜コーナーにあったHolly Herndonの《Platform》(4AD 2015)と共に購入しました。裏手の「BOOKOFF」にも大量の新中古本や中古CDがありますが‥‥。

  • ♭ 山手レコーズ(2015-06-13)
  • 2年振りに復活した「山手レコーズ」に行って来ました。数年前にアップル・ストア向かいの山手マンションから青山通りの方へ移転して会場が分かり難くなったものの、結構賑わっていました(開店直後は混雑のために入場制限したらしい)。狭いスペースにCDやLP、カセット、Tシャツなどが配置されている。¥1000、¥500、¥100‥‥運命の分かれ道。「大人買い」していた人もいたけれど、各価格帯から1枚ずつ購入。Pharmakon《Abandon》(Sacred Bones 2013)はUS、Islaja《Keraaminen》(Fonal 2010)はEU、Donzelle《Parle Parle, Jase Jase》(Sound Pounding 2009)はカナダ盤、 安売りクリアランスセールなのに、Grouperの《Dragging A Dead Deer Up A Hill》(Type 2008)だけは、¥5000の高値がついていた。廃盤オリジナル・カヴァの方が再発盤(Kranky 2013)よりも良いけれど、一桁違うんじゃないかしら?

  • ♭ ルシオ・マンテル(2015-06-20)
  • ツイッターをやっていないので気づくのが遅れてしまったが、Lucio Mantelさんが本ブログを「ツイート」していた。弦楽四重奏と共演した《Unas Horas》(Acoua 2013)の「レヴュー」を自動翻訳で読んだのでしょう(本人が読んでいるかもしれないと思うと、いい加減なことは書けませんね)。そんなことなど露知らず、「山手レコーズ」の帰りに、4thアルバム《Confin》 (Geiser Discos 2015) を購入。山羊の群れのスリップケースを引き抜くと、雲の上を駆ける馬のカヴァ(プラケース)が現われるアートワーク。メジャー(Sony Music)と契約しても、一切妥協のない実験精神溢れるサウンドになっているところが素晴らしい。Fito Paez(ヴォーカル)、Gillespi(トランペット)、Axel Krygier(ピアノ、フリューゲルホルン)、Alina Gandini(ピアノ)、Alejandro Franov(シタール)などがゲスト参加している。

  • ♭ ルネ・マグリット展(2015-06-27)
  • パンフレットやチケットに使われている〈ゴルコンダ〉(Golconde 1953)は空中浮游する男たちが黒い雨垂れのように見えなくもない‥‥というわけで、雨の日に2002年以来、13年振りの「マグリット展」に行って来た。マグリットの作品を時系列順に「1920-1926 初期作品」「1926-1930 シュルレアリスム」「1930-1939 最初の達成」「1939-1948 戦時と戦後」「1948-1967 回帰」の5期に分けて展示したワンフロア(企画展示室2E)構成は見やすく、マグリットの不思議な世界に浸れた。誤算は夜間開館日(20:00まで)なので、ゆっくり観られると思っていたのに、通常の閉館時刻(18:00)を過ぎてから逆に混雑して来たこと。雑踏に紛れて半券を落としたこと(係員が回収してくれた)。作品保護のためなのか冷房の効きすぎて、長時間館内にいると躰の芯まで冷えてしまうこと。美術館が防寒用のストールを貸出しているほどの寒さなのだ。ブル、ブル、にゃん。

                        *
    • 別館ミニ・ブログ「スニーズ・ラブ」シリーズの一覧集(2015-06)です^^;

    • リンク画像が左に重なって見難いので、サイドバーを右側にレイアウトしました。「SKIN SWITCHER」でデフォルトに戻せるにゃん
                        *




    Simple Songs

    Simple Songs

    • Artist: Jim O'Rourke
    • Label: Drag City
    • Date: 2015/05/19
    • Media: Audio CD
    • Songs: Friends With Benefits / That Weekend / Half Life Crisis / Hotel Blue / These Hands / Last Year / End Of The Road / All Your Love


    Confin

    Confin

    • Artist: Lucio Mantel
    • Label: Geiser Discos
    • Date: 2015/05/12
    • Media: Audio CD
    • Songs: Estrafalario / Luz del Día / Deshielo / Péndulo / Morir de Ruido / Miniatura Nro. 2 (Luna Nueva) / Otro Sobre el Tiempo / Raíz Salvaje / Es la Noche / Un Astronauta / Ahora


    マグリット展

    マグリット展

    • アーティスト:ルネ・マグリット(Rene Magritte)
    • 会場:国立新美術館
    • 会期:2015/03/25~06/29
    • メディア:絵画
    • 構成:1920-1926 初期作品 / 1926-1930 シュルレアリスム / 1930-1939 最初の達成 / 1939-1948 戦時と戦後 / 1948-1967 回帰

    コメント(2)  トラックバック(0) 

    コメント 2

    tumuzi

    ジム・オルークさんといえば、そういえば先日、知人が出ているので観に行った芝居で生演奏と歌で出ているのにでくわしました。その時は「うおぉおぉ〜!」とたいそう感動したのを覚えていますが、それがどんな演奏で歌だったのかさっぱり情景が出てこないのが不思議です。
    by tumuzi (2015-06-30 10:23) 

    sknys

    バック・ミュージシャンは全員日本人なのに完璧な英米ロック。
    日本趣味は微塵もない。
    ヴォーカルの印象は稀薄ですが、曲は作り込まれている。
    「メイド・イン・ジャパン」に価値があるのでしょう。

    P. S. 風邪で寝込み、コメントが遅れちゃいました^^;
    by sknys (2015-07-02 17:14) 

    コメントを書く

    お名前:
    URL:
    コメント:
    画像認証:
    下の画像に表示されている文字を入力してください。

    トラックバック 0