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サキ短篇傑作集 [c o m i c]



「異色作家サキ短編」(少年マガジン 1970)はサキ原作の7つの短篇を7人のマンガ家が競作するシリーズ。真崎・守、松本零士、辰巳ヨシヒロ、上村一夫、川本コオ、池内誠一、石原春彦による「短篇」(24〜29頁)は原作を忠実に再現したものから、舞台設定を外国から日本へ移したり、大胆に改変・翻案したものまで、ヴァラエティに富んでいる(毎号1作ずつ7回の連載だったと記憶されがちだが、真崎・守と松本零士、辰巳ヨシヒロと上村一夫の4作は2作ずつ同じ号(27と28号)に掲載された)。数多いサキ原作の中から選ばれた7篇が各作家の意向によるものなのか、編集部が指定したものだったのかは不明。サキの切れ味鋭い「ショート・ショート」と呼ぶべき短篇作品は残酷非情で怪奇趣味に溢れ、人生の皮肉に満ちていて、原作は言わずもがなマンガも40年後に読んでも面白い。モンティ・パイソンにも通じる英国流の「黒いユーモア」‥‥午後の紅茶と奇妙な味のスイーツは美味しいけれど、舌の先に痺れたような苦味が長く残る。

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  • ● 運命(運命)真崎・守
  • 財布の中の全財産(小銭)でバスの乗車券を買った青年が海辺の町へ辿り着く。犯罪者の墓場として海ほど相応しい場所はない。雨宿りした民家の老人に失踪した「坊っちゃん」と間違えられた逃亡者。耄碌じじいかと疑うが、その息子の部屋に案内された主人公は4年前のカレンダー(1966)と自分に瓜二つの人物が写っている肖像写真を発見して驚愕する。翌日、海岸を散歩する青年は村人たちの白い目に不審なものを感じるが、老人に訊ねても4年前のことは何1つ知らされない。屋敷の女主人である「おばさま」も主人公の前には1度も姿を現わさない。ある夜、「じい」が就寝中の青年に村の異変を伝える。浜に用意した舟で逃げた方が良いと言う。海辺を駆ける青年を待ち伏せしていた男が銃を構えて発砲する。主人公が犯罪者となった罪状も、4年前に起こった事件も、行方不明の息子が村人たちから恨まれる理由も最後まで明らかにされない。サキ原作の 「運命」(The Hounds of Fate)の主人公マーチン・ストーナーは失踪したトム・プライクに間違えられ、村に帰って来たマイクル・リーに銃口を向けられる。カフカ風の不条理が渦巻く、謎の多い短篇である。

  • ● 妄想鬼(スレドニ・ヴァシュタール)松本 零士
  • 夜霧の彼方から顔のない紳士が現れて、走行中のクラシック・カーを停める。同乗を断る女性ドライヴァに首のない男が襲いかかり、犠牲者の頭部を持ち去る。稲妻が光る夜、4階建ての屋敷の中で会話をする主治医と後見人のデ・ロップ夫人。不治の病の少年コンランディは密かに屋敷から抜け出して、ペットの鶏とスレドニ・ヴァシュタールの棲む小屋へ行く。何者かに虐殺された看護婦。命よりも大切な友人(鶏)を肉屋に持って行き、屠殺してシチュー用の鶏肉にしたデ・ロップ夫人。コンランディは檻の中のスレドニ・ヴァシュタールに後見人の殺害を頼む。鍵のかかった檻から抜け出て看護婦を喰い殺したスレドニ・ヴァシュタールは偉大なる「4次元イタチ」だったのだ。小屋の鍵をベッドに置いて、デ・ロップ夫人を誘き出す。医者と共謀して毎日少しずつ毒入りの食事を与え、少年の莫大な財産を横領しようと企んでいた後見人が死す。しかし、それだけでは終わらない。作者は 「スレドニ・ヴァシュタール」(Sredni Vashtar)を換骨奪胎して、怪奇趣味からSFに作り変えた。フェリーニの「悪魔の首飾り」を想わせる冒頭のカット(2頁)は原作にはない。

  • ● 人猫(トバモリー)辰巳 ヨシヒロ
  • F高原の高級別荘地に来た1人の青年。S湖畔でキャンプ中に理想の猫モリーに出会ったことが彼の長い旅の終わりを意味していた。ある上流階級のパーティに珍入した青年は長年の念願が叶ったので、今夜限りで避暑地から離れると告げる。十数年間も研究していた「動物に言葉を教え込む方法」を発見したからと。パーティのホスト森山夫妻の飼い猫モリーが室内に入って来て人語を喋り出す。しかし、それはパーティの招待客たちが耳を覆いたくなるような陰口、モリーが盗み聞いた決して他人に知られたくない秘密の会話だった。パーティの参加者たちは人語を話す猫という前代未聞の驚きよりも、モリーへの不安と恐怖で疑心暗鬼になる。ガールフレンドの後を追って森へ駆けていったモリーを銃や斧や毒入りの料理で殺そうとする人たち。ところが幕切れは呆気なかった。モリーは女友達に横恋慕していた炭置き小屋の大猫との喧嘩に敗れて、死体で発見されたのだ。後日、新聞に青年の死亡記事が載った‥‥「象に踏み殺される。◯X動物園で象をからかっていた男」。原作 「トバモリー」(Tobermory)ではブレムリ夫人の邸宅で開かれたパーティの招待客の1人、コーネリアス・アピンがドレスデンの動物園で象に殺されたというオチになっている。

  • ● 灰色の森(狼少年)上村 一夫
  • 友人のヴァン・チールに馬車で町まで送ってもらう道すがら、画家のカニンガムが不安げに問う──「きみのうちの森には野獣がいるね」。森を散策するヴァンは沼地にある岩の上で腹這いになって日光浴をしている全裸の少年を発見する。森の中に棲み、夜中に活動して野鳥や野兎、鶏、山羊、人間の子供(最後に子供の肉を食ってから2ヵ月経つ)を食べて暮らしていると嘯く妖しい美少年。夕食時、オオカミに出会ったみたいに無口なヴァンに伯母が2ヵ月前に行方不明となった子供の噂話をする。翌朝、全裸の少年がヴァンの寝室の窓から入って来る。伯母に気に入られた美少年はゲブリエル・アネストという名前まで付けてもらう。ヴァンはカニンガムの家を訪れる。馬車の中で言った「森の野獣」という言葉の真意を訊くために。果樹園の門の傍に立って落日の光を眺めていたカニンガムは見た!‥‥丘の中腹に立って同じように夕陽を見つめていた全裸の少年の姿が、陽が暮れて灰色の世界になったと同時に消えて、牙を剥き出し残忍な黄色い眼をした大きな真っ黒い狼が現われたのを。

    少年がオオカミに変身したという異様な光景をカニンガムが語り終えた時、今まさに窓の外に見える太陽が沈もうとしていた。馬車を疾駆して家路に戻るヴァン‥‥今日は近所の子供たちが茶会に来る日だったのだ。ドアを開けるや否や伯母にアネストの居場所を訊ねるヴァン。少年はトウプの子供を送って行ったという。文字通りの「送りオオカミ」になってしまうのか?‥‥「狼男」は満月に夜になると変身するというが、サキの 「狼少年」(Gabriel-Ernest)は日が暮れて灰色の世界になると同時に獰猛なオオカミと化す。ヴァンが2人に追い尾く手前で陽が落ちる。木立の陰に子供を襲うオオカミのシルエットの一部が見える。悲鳴が灰色の森に響く‥‥上村一夫の短篇はサキの原作を忠実に再現していて瑕瑾がない。登場キャラの顔立ちも日本人離れしていて、西洋人を描くのにこそ相応しい。「灰色の森」というタイトルも、別の意味に取られる可能性のある邦題よりも良くないかしら。

  • ● 井戸に落ちた悪魔ちゃん(物置小屋)川本 コオ
  • 毎年夏休みになると、ヒロシ(ぼく)とユリの兄妹は田舎のおじさんの家で暮らす。小川で捕まえたカエルの肛門にストローを突っ込んで脹らます。途中で道草を食って遅れたことで 「鬼ババ」(おじさんの姉)に長時間叱られた「ぼく」は腹いせに復讐する。子供たち(いとこのタケシやキヨシや妹のユリ)の朝食の味噌汁の中にカエルを入れたのだ。10分間も絶句して激しい怒りに耐えた「鬼ババ」は優しい口調で、子供たちを白砂海岸へ連れて行くことを約束する。ヒロシ1人を除いて、悪戯した罰で「ぼく」は家で留守番することになったというわけだ。大きな池や様々な形をした岩、古井戸、虫や小さな生物が棲息する築庭に入ることも禁止されてしまう。「鬼ババ」 は禁断の楽園に通じる出入口を油断なく見張れる場所に陣取って草むしりをしている。「鬼ババ」 を注意を築庭に向けることに成功した「ぼく」は密かに北叟笑む。なぜなら「ぼく」の興味は築庭ではなく、土蔵にあったのだから。古めかしい電蓄、絹の布団が入った長持ち、剣道の道具類、ロウソク立て‥‥薄暗い土蔵の中は宝の山だっだ。

    「ぼく」の目は額装された1枚の絵画に釘付けになる。2匹の猟犬を従えて、目の前の鹿を弓矢で射る狩人。その背後の森の中に隠れて狩人の命を狙っている4頭のオオカミに強く惹かれたのだ。ヒロシの名前を呼ぶ「鬼ババ」の声を聞いた「ぼく」は土蔵から抜け出して庭に出る。すると今度は「鬼ババ」の悲鳴が聞こえて来た。築庭の中に隠れていると思い込んだ「鬼ババ」がヒロシを探しているうちに足を滑らして古井戸の中に落ちてしまったのだ。「ぼく」 は救けを求めているのは「鬼ババ」ではなく、悪魔が騙そうとしているのだと言い張って譲らない。夕方、海から帰って来たおじさんに救出された「鬼ババ」は風邪を引いて寝込んでしまう。白砂海岸へ行った子供たちも満潮時と重なって砂浜で遊べなかった。しかし、そんなことはヒロシの知ったことではなかった。「ぼく」 はオオカミどもが鹿を食っている間に狩人と犬が逃げられるかもしれないと想像する。「物置小屋」(The Lumber-Room)はニコラス少年と伯母の物語。川本コオは舞台設定を英国から日本ヘ、スグリの庭を筑庭、物置小屋を土蔵、雨水タンクを古井戸などに変更している。

  • ● おせっかい(おせっかい)池内 誠一
  • 森で一番大きな樫の木が語る。キコリ(樵)とマタギ(猟師)は先祖代々仲が悪い。キコリが木を伐れば森から動物がいなくなるし、飛び道具を持って森を彷徨つくマタギは危険極まりない。親代々から森の領地争いで憎しみ合って来たキコリとマタギ一族。キコリの主領とマタギの頭目(ゲンジ)が森の中で出合う。猟銃を構えたゲンジと手斧を持ったキコリが対峙した瞬間、強風が吹き抜けて倒れた樫の大木の下敷きになってしまう。傷ついて身動き取れない2人は互いに自分たちの子分や手下が先に救けに来ると強がる。瓢箪の中の酒を飲んで人心地着いたキコリは苦しがるマタギを見兼ねて瓢箪を手渡そうとするが、負傷して目が見えないゲンジは受け取ることが出来ない。同じ境遇の2人は次第に打ち解けて友情が生まれる。お互いに自分の仲間が先に救けに来れば、相手に誠意を示せるのに‥‥と思うようになる。風が止んだ時を見計らって、大声で救けを呼ぶ2人。キコリが遠くから駆けて来る人影らしきものを発見する。目の見えないゲンジが、お前の手下なのかと問う。しかし、返事がない。人声を聞きつけて来たのは人間ではなく、狼の群れだったのだ。原作 「おせっかい」(The Interlopers)の地主ウルリッヒ・フォン・グラドウィッツと密猟者ゲオログ・ツネイハムをキコリとマタギに置き換えている。

  • ● ひとでなし(贖罪)石原 春彦
  • ゴミ溜めの町に流れて来た母子。安アパートの外階段に坐って物思いに沈んでいた少年は1匹のトラネコと仲良くなる。しかし、飼育しているニワトリをトラネコに食い殺された思った飼主が少年の目の前でネコを撲殺してしまう。売春容疑で捕まった母親。ネズミに襲われるニワトリ。殺されたトラネコはニワトリ小屋に巣食っていたネズミを穫ろうとしていたのだった。最後の1羽を奪って逃げる少年。工事中で通行止めになっている橋の上に追い詰められた少年はニワトリを飢えたブタが群がる川へ落とす。「ハンニバル」 みたいな悪趣味なオチだが、サキの原作とはストーリが大きく異なる。原作の 「贖罪」(The Penance)はニワトリやヒヨコを食い殺していると勘違いしてブチネコを殺したオクテヴィアン・ラトルがネコを飼っていた家の3人の子供たちに2歳の娘を人質に取られて復讐される話である。白いシャツ1枚だけを身に纏い、火の点いたロウソクと懐中時計を持ってネコの墓に立ち、30分間贖罪の文句「私は浅ましいケダモノです」を繰り返すという主人公が受ける「罰」もユーモアに溢れている。原作を読んでいない読者は誤解してしまうのではないだろうか。

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    • 『妄想鬼』(奇想天外社 1979)は松本零士の短篇集と間違えられそうですね。表紙右下に黄色い字体で「真崎・守、辰巳ヨシヒロ、上村一夫、川本コオ、いけうち誠一、石原はるひこ」と表記されています^^;

    • 見出し(作品名)やレイアウト、リンク画像などを一部修整しました(2023・2・22)
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    妄想鬼 サキ短篇傑作集

    妄想鬼 サキ短篇傑作集

    • 著者:松本 零士 / 真崎・守 / 辰巳 ヨシヒロ / 上村 一夫 / 川本 コオ / いけうち 誠一 / 石原 はるひこ
    • 出版社:奇想天外社
    • 発売日:1979/06/15
    • メディア:コミック
    • 収録作品:妄想鬼(スレドニ・ヴァシュタール)/ 運命 / 人猫(トバモリー)/ 灰色の森(狼少年)/ 古井戸におちた悪魔ちゃん(物置小屋)/ おせっかい / ひとでなし(贖罪)/ 解説・中西 秀男 / 初出一覧


    サキ短編集

    サキ短編集

    • 著者:サキ(Saki)/ 中村 能三(訳)
    • 出版社:新潮社
    • 発売日:2007/09/20
    • メディア:文庫
    • 収録作品:二十日鼠 / 平和的玩具 / 肥った牡牛 / 狼少年 / 話上手 / 七番目の若鶏 / 運命 / 開いた窓 / 宵闇 / ビザンチン風オムレツ / 休養 / マルメロの木 / 親米家 / 十三人目 / 家庭 / セルノグラツの狼 / おせっかい / ある殺人犯の告白 / ラプロシュカの霊魂 / 七つのクリーム壼 / 盲点


    サキ傑作集

    サキ傑作集

    • 著者:サキ(Saki)/ 河田 智雄(訳)
    • 出版社:岩波書店
    • 発売日:1981/11/16
    • メディア:文庫
    • 収録作品:アン夫人の沈黙 / 狼少年 / 二十日鼠 / トバモリー / 刺青奇譚 / スレドニ・ヴァシュター / イースターの卵 / グロウビー・リングトンの変貌 / 開いた窓 / 宝船 / 蜘蛛の巣 / 宵闇 / 話上手 / 物置部屋 / 毛皮 / おせっかいと仕合わせな猫 / クリスピナ・アムバリーの失踪 / セルノグラツの狼 / 人形の一生 / ショック療法 / 七つのクリーム壷


    ザ・ベスト・オブ・サキ 1

    ザ・ベスト・オブ・サキ 1

    • 著者:サキ(Saki)/ 中西 秀男(訳)
    • 出版社:筑摩書房
    • 発売日:1988/05/31
    • メディア:文庫
    • 収録作品:アン夫人の寡黙 / ある死刑囚の告白 / 女性は買物をするか / ガブリエル‐アーネスト / 猟の獲物 / ハツカネズミ / エズミ / 結婚媒介人 / トバモリー / ミセス・パクルタイドの撃ったトラ / バスタブル夫人の遁走 / 名画の背景 / ハーマン癇癪王 / 反安静療法 / スレドニ・ヴァシュター / 名曲『花かずら』/ ラティスラヴ / イースターの卵 / 聖ヴェス...パルース伝 / 乳しぼり場へ行く道 / やすらぎの里モーズル・バートン / クローヴィスの弁舌 / 運命の猟犬 / 讃歌 / セプティマス・ブロープの秘密な罪悪 / グロウビー・リングトンの変貌 / メス・オオカミ / ローラ / マレット家のウマ / メンドリ / あけたままの窓 / 沈没船伝奇 / クモの巣 / ひと休み / 最も冷酷な打撃 /ロマンス売ります / シャルツ・メテルクルーメ式教授法 / 7番目のニワトリ / 盲点 / 宵やみ / リアリズム的傾向 / ヤーカンド方式 / ビザンチン風オムレツ / ネメシスの祝祭

    ザ・ベスト・オブ・サキ 2

    ザ・ベスト・オブ・サキ 2

    • 著者:サキ(Saki)/ 中西 秀男(訳)
    • 出版社:筑摩書房
    • 発売日:1988/05/31
    • メディア:文庫
    • 収録作品:夢みる人 / マルメロの木 / 禁じられたハゲタカ / クローヴィス、親の責任を論ず / 休日の仕事 / 太らせた牡ウシ / 話し上手な男 / 覇者のまもり / オオシカ / ペンのストライキ / 聖マリエさまの日 / 納戸部屋 / 毛皮 / 博愛家と仕合わせなネコ / お気に召したらお買い上げを / ルイズ / お茶 / クリスピナ・アムバリーの失踪 / セルノグラツ城のオオ...カミ / ルーイス / 大勢の泊まり客 / 罪のあがない / まぼろしの午餐 / バーティのクリスマス・イブ / 邪魔立てする者 / ラズラの餌 / ミセス・ペンザビーは例外 / マーク / ハリネズミ / 牡ウシ / モールヴェラ / ショック戦略 / 7個のクリーム入れ / 緊急用庭園 / ヒヤシンス / 戦争終結の日まで / 四角な卵 / 闇に撃った1発 / こよみ / やむを得ない事情 / 池 / 宿舎の問題

    サキ短編集

    サキ短編集

    • 著者:サキ(Saki)/ 田内 初義(訳)
    • 出版社:講談社
    • 発売日:1979/06/01
    • メディア:文庫(講談社文庫)
    • 収録作品:オオカミ少年 / 秋の公園 / たそがれ / 休日の仕事 / 開かれた窓 / サーノグレイツ家の狼 / 物置小屋 / スレドニ・ヴァシュタール / 運命の猟犬 / リアリズム / ビザンチン風オムレツ / 牝鶏 / エスメ / 話し上手 / 七番目の鶏 / 二十日ねずみ / 罪ほろぼし / バスタブル夫人の遁走 / ハイヤシンス / あとがき

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    コメント 2

    ぶーけ

    サキの短編集、昔読みましたが、綺麗に忘れています。^^;
    また読みたいです。
    by ぶーけ (2011-02-24 15:41) 

    sknys

    ぶーけさん、コメントありがとう。
    同じく忘却の彼方でしたが、再読したらメチャ面白い^^
    『妄想鬼』は入手困難なので、原作を新潮文庫か岩波文庫で‥‥。
    by sknys (2011-02-24 20:14) 

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