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F A V O R I T E ー A L B U M S 4 [f a v o r i t e s]

  • PARTIMPIM DOIS (Sony Music 2009) Adriana Calcanhotto


  • Adriana Calcanhottoの変名(少女時代の渾名?)アルバム第2集。少女マンガ風のデカ目(アイ・マスク)を着け、ピンクの手袋を嵌めた右手のVサインで「2」をアピール。子供のための「みんなのうた」ということでは、Arnaldo Antunesらの父兄がキッズと競演した 《Pequeno Cidadao》と同じ趣向だが、本作はレゲエやサンバのリズムに乗ってパルチンピンが伸びやかに歌う。自作・共作3曲に、Bob Dylan、Caetano Veloso、Joao Gilbertoなどのカヴァ8曲を含む全11曲 #80



  • HUNTING MY DRESS (Last Laugh 2009) Jesca Hoop


  • 《Kismet》(2007)はSony傘下のメジャー・レーベルだったのに、2ndアルバムがUKインディーズからの先行リリースとなったのは、彼女が米カリフォルニアから英マンチェスターへ活動の拠点を移したことと関係があるのだろうか。パーティ用の煌びやかな衣裳を脱ぎ捨てたことで、逆に可愛らしいヴォイスと小悪魔性が際立つことになった。紙ジャケのスリットにCDと1枚のステッカーが挿まれている。トナカイの角が頭に生えたJescaのイラスト‥‥彼女の衣裳は「鹿皮」なの? #79



  • LE CHESHIRE CAT ET MOI (Mercury 2009) Nolwenn Leroy


  • 《チェシャ猫と私》というアルバム・タイトルは『アリス』を想わせる。不思議の国のノルウェン?‥‥フェロー諸島出身のSSW、Teitur Lassenのプロデュース。Rupert Hineが作曲とコーラス、Nico Muhlyが弦楽四重奏のアレンジで参加。全11曲38分の小品ながら、Nolwenn Leroyのヴォイスを生かしたチェンバー・ポップになっている。ジャケ違いの限定盤はプラス2曲、13枚のイラスト&歌詞カード付き。コミック・絵本風のNolwenn嬢が抱いているネコが仔タヌキに見える? #78



  • HU HU HU (Sony Music 2009) Natalia Lafourcade


  • 《メキシコからこにゃにゃちわ》(2003)という邦題の国内盤が話題になったナタリア・ラフォルカデちゃんの2ndソロ・アルバム。デビュー・アルバムをリリースした時は18歳だったという早熟少女なのだ。バンド名義の《Casa》(2005)はラテン・グラミー賞(最優秀グループ・ロック・アルバム)に輝いた。ヒップホップ色の濃いラテン・ポップスから、音響〜エレクトロニカへ変身?‥‥トラのコスプレ・ジャケもシュール&ポップなアルゼンチン輸入盤。「国内盤」 も出ました #77



  • BAIONARENA (Because 2009) Manu Chao


  • 仏バイヨンヌ・アリーナ(Bayonne 2008/07/30)でのライヴ・アルバム。Manu Chaoの神髄はライヴですね。曲間なしに演奏される怒濤のコンサート。レゲエ、パンク、クンビアなど、聴衆とのコール&レスポンスも盛り上がる。Bob MarleyやJoe Strummerの霊が降りて来たような圧倒的なパフォーマンス。全33曲、2時間以上のステージを収録した2CDに、ライヴ映像やPVなどが入ったDVDを同梱。さらに縦長タイプの「限定盤」はブックレット(16P)と特大ポスター付き #76



  • EASY COME EASY GO (Naive 2008) Marianne Faithfull


  • Hal Willnerプロデュースによるカヴァ・アルバム。若い洋楽ファンは元アイドルの嗄れ声に驚くかもしれませんが、Marc RibotやBarry Reynoldsなどのサポート。Cat Power、Nick Cave、Rufus Wainwright、Antony、Keith Richardsなど多彩なゲストとデュエット。Brian Eno、Randy Newman、Smokey Robinson、Judee Sill、Morrisseyなどの選曲も渋い。〈Children Of Stone〉のカヴァにはEspersも吃驚したでしょうね。オリジナル仏盤はDVD付き2CD(全18曲)#75



  • DEAR COMPANION (Drag City 2007) Meg Baird


  • Meg Baird(Espers)の初ソロ・アルバムは純正フォーク・ソング集。暗雲立ち籠めたサイケデリックなEspersとは対照的に暖かい陽射しが降り注ぐ。清純な乙女のようなヴォイスが躰に沁み込む。トラッドとカヴァが4曲ずつ、オリジナル2曲という構成。〈Do What You Gotta Do〉はJimmy Webb、〈All I Ever Wanted〉はNew Riders of the Purple Sageのカヴァ曲。11曲目に隠しトラックとしてアルバム・タイトル曲のアカペラ・ヴァージョンが入っている。愛聴盤です #74



  • C'EST SI BON (Sony / BMG 2006) Arielle Dombasle


  • ラテン・スタンダード集《AMOR AMOR》(2004)に続くカヴァ第2集。アルバム・タイトル〈C'est Si Bon〉や〈Que Sera Sera〉など15曲収録。アリエル・ドンバールは1958年アメリカ生まれながら、エリック・ロメールやアラン・ロブ=グリエの映画に出演。フランス・スペイン語に堪能な彼女ならではのアルバム。年齢を感じさせないコケティッシュな魅力はMylene Farmerにも通じる。国内・US盤とフランス盤とでは「Arielle Dombasle」のレイアウトと色が違うようです #73



  • PEQUENO CIDADAO (Rosa Celeste 2009)


  • Arnaldo Antunes、Edgard Scandurra、Antonio Pinto、Taciana Barrosの4人が可愛いキッズと競演している和みアルバム。ArnaldoやEdgardのソロ・アルバムのように尖鋭で実験的なところはないけれど、ロック、ヒップホップ、ボサノヴァ、パンク、サンバなど‥‥ブラジル版「みんなのうた」。親が子供の写真やヴィデオを撮るように、2度と戻らない少年少女時代のヴォイスを記録する「アルバム」という意図もあるようだ。3面紙ジャケ仕様、歌詞、ステッカー4種付き #72



  • 25 O'CLOCK (Ape House 2009) XTC as The Dukes Of Stratosphear


  • 1枚(2 in 1)に纏められていたXTCの変名サイケ・アルバム2種がオリジナル・カヴァでCD化された。《25 O'Clock》は6曲入りのミニ・アルバム(Virgin 1985)にデモ、エクストラ・トラックなど9曲を追加収録したハード・カヴァ仕様で、メンバーによる詳細なライナー・ノーツと歌詞ブックレット付き。〈The Mole From The Ministry〉のPVも愉しめる。残念なのは「XTC as ...」と正体をバラしてしまったこと、アナログ盤の「旧ヴァージン・レーベル」が変更されたこと #71



  • TOYSTORE (Discograph 2008) Coralie Clement


  • アルバム・タイトルの通り、ウクレレ、笛、喇叭、メロディカなど、オモチャの楽器が大活躍。安っぽいトイ・ミュージックに堕していないのはプロデュース、作詞作曲、楽器演奏を実兄のBenjamin Biolayが担当しているから。実妹のロリータ・ヴォイスを除けばBenjaminのソロ・アルバムと言っても良いほど、才能豊かな兄貴が全面サポート。レゲエ〜ダブの〈So Long Babylon〉、メロディカによるエレクトロニカの〈Tu Seras A Moi〉など、仏トリコロールカラーの変顔ジャケ #70



  • LOVETUNE FOR VACUUM (PIAS 2009) Soap & Skin


  • オーストリア・シュタイアーマルク出身のSoap & SkinことAnja Plaschgの恐るべきデビュー・アルバム。基本的にはピアノ弾き語りタイプのSSWだと思うが、驚くべきは19歳にして彼女の世界が確立されていること。仄昏くてメランコリックな儚い少女の悪夢のようなエレクトロニカ。Fenneszがミックスで参加した〈The Sun〉。Portisheadを揶揄した(?)タイトルの〈Ddmmyyyy〉は強烈。スケルトン仕様の限定盤は歌詞と自作画がスリップ・ケースの内側に書かれている #69



  • WHITE HATS (Tomlab 2006) Niobe


  • 独ケルン在住の女性NiobeことYvonne Corneliusさんの4thアルバム。「ニオベ」(ギリシア神話の女神に由来する)とは一風変わった名前だが、一度聴いたら忘れられない個性を秘めている。ロマンティックな倦怠感。コケティッシュな浮游感。ジャズやソウルっぽいところもある。〈Phoshorous〉はエレクトロニカ版のJoni Mitchellみたい。アルプスの風景に涎を垂らしている女性をコラージュした不思議カヴァ。NY録音の5thアルバム《Blackbird's Echo》(2009)もリリースされた #68



  • BODY LANGUAGE (Parlophone 2003) Kylie Minogue


  • ブロンド髪、濃いアイシャドー、白黒ボーダー柄のチビ短シャツ、黒タイツ‥‥Kylieさまの9thアルバム・カヴァはBrigitte Bardotを想わせる小悪魔娘。ファンク〜ヒップホップ色の濃いエレクトロ・サウンドに乗ったフレンチ・ロリータ風のウィスパー・ヴォイスで誘惑する。Tom Tom Clubみたいなラップが可愛い〈Secret〉、アナログ・シンセがブヒョブヒョとうねる〈Sweet Music〉、甘い囁き声に身も心もトロトロに蕩けち ゃう〈Chocolate〉など‥‥非CCCD仕様のユーロ盤です #67



  • BEATS AND BREAKS FROM THE FLOWER PATCH (Kindercore 1999) Kitty Craft


  • タンポポやスミレの花が咲く花畑でミツバチやテントウ虫と戯れる可愛い子猫ちゃん。思わず「ジャケ買い」した人も少なくないでしょう。優しいブレイク・ビーツと懐かしいアナログ・ノイズ。「子猫工房」こと、Pamela Valferが夢見るように歌う。初夏の昼下がり、午睡の夢?‥‥〈Make It With You〉のバ ックトラックみたいだったり、Stereolab風のドリーミングなポップスだったり。国内盤のタイトルは《お花畑より子猫がヒョッコリ Beats ‥‥》「ネコード3」 は猫イラスト集 #66



  • VISSINO KAI NERANTZI (Estia 2006) Haris Alexiou


  • ハリスさまの《酸っぱいチェリーと苦いオレンジ》。紙ジャケ仕様の国内流通CD(スペイン盤)はギリシア語とスペイン語併記の歌詞付きで、解説の中にタイトル・ソング1曲だけ日本語訳が載っているそうです。渋谷のEL SURで購入したギリシア盤(ハードカヴァ・ブック仕様)はギリシア語と英語訳の歌詞付き(40頁)。トルコ〜アラブ色が濃厚で、Sezen Aksuとの親和性も高い。5拍子や7拍子などのリズム変化も面白い。〈酸っぱいチェリーと苦いオレンジ〉は5拍子かしら? #65



  • TEILZEITHIPPIE (105 Music 2008) Annett Louisan


  • Vanessa Paradisが独逸語で歌ったら?‥‥〈I Feel Fine〉と〈Mrs. Robinson〉を足して2で割ったようなフォーク・ロック〈Sexy Loverboy〉。第1弾シングルの〈Drück Die 1〉は後半の転調が効いている。アネットの舌っ足らずなヴォイスはフレンチ・ポップスのように聴こえる。赤いクルマに凭れて8ミリカメラを回すトレンチコートの女‥‥アートワークも60年代ヌーヴェルバーグを意識。CD(4曲+PV1曲)とピクチ ャー・カード(16枚)が入った「限定盤」も出ています #64



  • MERRIWEATHER POST PAVILION (Domino 2009) Animal Collective


  • アニコレの8thアルバム。「Merriweather Post Pavilion」とは米メリーランド州コロンビアにある野外コンサート会場の名称だが、ライヴ録音というわけではない。サイケデリックな「ウォール・オヴ・サウンド」、幸福感溢れる祝祭的なコーラス&ハーモニー‥‥Panda Bearのソロ・アルバム《Person Pitch》(Paw Tracks 2007)との違いを敢えて探せば、リズム面での実験だろうか。葉っぱのジャケット・アートは知覚心理学者・北岡明佳の「錯視作品」に基づいているという #63



  • SOLOINA (Uji 2008) Lulacruza & MJ Greenmountain


  • コロンビア人の女性Alejandra Ortizとアルゼンチン人の男性Luis Mauretteの2人組ユニットLulacruzaと、米カルフォルニア出身のパフォーマー(ヴォイス、パーカッション)のコラボ・アルバム。小鳥の囀り、小川のせせらぎ、樹々の葉ずれ、などの具体音(フィールド・レコーディング)とエレクトロニクス(デジタル)の融合。民族的な打楽器のリズムが響き、童女のようなヴォイスが浮游するトライバルで幽玄な世界は、まるで森の妖精たちが密かに奏でる春の音楽会みたいです #62



  • LABIATA (Ladob / Casa9 2008) Lenine


  • レニーニ兄貴の6年振りの新録アルバム。2ギター、ドラム、ベースのシンプルな編成を軸に引き締まった演奏を聴かせる。弦楽5重奏を加えた変則7拍子ファンク、故Chico Scienceと共作したサイバー・サンバ、Pedro Luis & Parede(PLAP)と共演した金管ヒップホップ、Arnaldo Antunesとのコラボ2曲はヘヴィ・ロック‥‥パーカッシヴなギターと野性味溢れるヴォイスがカッコ良いなぁ。プラケース仕様のブラジル盤。デジパック・ユーロ盤とは音質が異なるという噂が‥‥ #61


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