スニーズ・コメンツ #13 [c o m m e n t s]
♭ コッペパン雲
mironさん、こんばんは。青空を見上げて白い雲を眺める。何かが隠れている?‥‥と空想している間に、その姿が消えてしまう。Mac OS Xの青い空には「クッキー」(COOKIES)が隠れていた。こんな謂われがあったのね(Emacsのクッキーレシピ)。
by sknys (2008-12-07 21:16)
♭ 用事の後の散策(前半)
テレマーカーさん、こんばんは。MOT(東京都現代美術館)の帰りに、木場公園に何度か寄ったことがあります。木場駅からは少し歩きますが、周囲の視界が開けているので気分が良い。公園のベンチに「真っ白い美ネコ」が寝そべっていました。いくら敷地が広いからって、犬を放して散歩するのは無神経ですよね。ネコとは仲良くなれるんですが、犬は苦手なのだ(1度噛まれたことがある)。ランダム・バナー(?)、サイドバーで元気に生きているハーボット君、ヘッダから広告と検索ボックスも消えて、冬の青空(写真)のようにスッキリ爽快です。
by sknys (2008-12-12 23:29)
♭「七瀬ふたたび」 最終回 ── 正美ふたたび?
- 蓮佛版『七瀬ふたたび』(NHK 2008)の隠された真実 !?
- 「ネズミが罠に掛かった」‥‥西尾正人に情報を流したのは一体誰か?(七瀬を撃てなかった笹倉尚吾のはずがない)
- 七瀬を森の中で撃ったのは一体誰か?(負傷した西尾には無理だろう)
- 悪の組織「パクス・シエンティア」の陰謀はネットで告発されたのか?(恐らく闇に葬られた可能性が高い)
- 実はフリージャーナリストの大野(堀内正美)が悪の手先だったのです!
♭「星に住む人々」 樹村みのり
miyucoさん、こんばんは。最初に読んだ樹村みのり作品は「おとうと」(COM 1969)だった。次が「解放の最初の日」だったかな。当時は「少女マンガ」未体験の穢れを知らない美少年だったので、樹村みのり=少女マンガ(家)というイメージもなかった。別コミを手にしたのは「菜の花畑シリーズ」が載っていたから。「24年組」と呼ばれる少女マンガ家たちの作品に接するわけですが、樹村みのりは「24年組」の中でも異質な存在だった。「星に住む人びと」の岡崎郁子が病院の壁画を描いたように、「水子の祭り」の野沢伸子も山岳病院に壁画(等身大自画像)を描く。花びらはヒラヒラ飛ばないし、ゴージャスな薔薇も背負わない。花瓶に生けた菊の花が事故死したクラスメートの佐藤くんの「生」を呼び起こす「見えない秋」。少女・長谷川祐子の「生」の記憶と「死」の不条理が交錯する。ジョニ・ミッチェルやジャクソン・ブラウン、ニール・ヤング‥‥が実名で登場する「40−0」。樹村みのりは特別で、稀有なマンガ家なのです。
by sknys (2008-12-22 21:20)
♭ 2008年まとめ ── 帰って来たエロ男爵!
yubeshiさん、お久しぶりです。元気そうなので安心しました。12月になって、ヘッダに突然「ヘンなもの」が付いたり、データ・センターの「もらい事故」で10時間も止まるなど、相変わらずのソネ風呂です。「ベスト・アルバム 2008」の選考は、購入したものの1回も聴いていないアルバムが結構あるので大変です。某WAVEの閉店セール(~1/12)で、旧譜CDばかり買っているから?‥‥¥263のCDを買い漁る一方で、レコード店でCDを買う時代は終わったのかもしれないという感慨が湧いて来ます。The CureのDeluxe Edition 2CDや《Bowiemania》(Naive 2007)というカヴァ・アルバム(1曲目はEmilie Simonの〈Space Oddity〉)を見つけて、「これは、ゆべしさん向きだなぁ〜」と思ったり‥‥。
by sknys (2008-12-31 15:56)
♭ 納まっていませんが。
こにゃさん、こんばんは。リニューアル後の「鈍重ブログ」に反して、3年目は異常に速かった。ブロガー歴3年は中堅、それとも、まだペーペーなのかな?‥‥実はソネ風呂に登録してから2週間くらい放ったらかしにしていた。こにゃさんの3年前は抜き足差し足ニャンコ足‥‥という感じですね。2008年のラスト・コメント、138番目の外コメです。良いお年をお迎え下さい。
by sknys (2008-12-31 23:35)
♭ ビートルズ ソロ・イヤーズ
モバサムさん、こんばんは。今回は掛け値なしの力作ですね。解散後のポール(とモバサムさん)の混乱ぶりが偲ばれるリストだなぁ。一肌脱いで、思いつくままに(出来るだけ被らないように)ソロの時代の10曲をリスト・アップしてみました。
- Mind Games(1973)
「Mind Guerrilla」というフレーズがカッコ良いレゲエ・ソング - Junk(1970)
学生時代にポールのギター奏法をコピーしました(F#m → C#7 → F#m → Dmaj7‥‥Dm7 → A → E → A) - Give Me Love (Give Me Peace on Earth)(1973)
ジョージの至福千年「桃源郷ソング」ですね - Another Day(1971)
ジョンの〈眠れるかい?〉で痛烈に皮肉られた名曲。Aメロからポール節全開で、サビ部分は3拍子になっています - Gimme Some Truth(1971)
赤裸々&丸裸でシンプルな歌詞よりも、こっちの方がジョンらしい? - Far East Man(1974)
メジャー7thを多用したファンタスティックなフェイヴァリット曲。〈Crackerbox Palace〉も捨て難いけれど - Uncle Albert / Admiral Halsey(1971)
前半曲のコード進行が変わってる。ポール得意のメドレー・ナンバー - Apple Scruffs(1970)
「リンゴの項(うなじ)」‥‥ビートルズ狂の女の子たちの蔑称をジョージが「愛称」に転じたのだ! - Instant Karma!(1970)
Plastic Ono Bandの中では最高のロケンロールではないかと‥‥ - Happy Xmas (War Is Over)(1971)
ジョン&ヨーコのクリスマスの定番ソング(ワルツ)。〈Mind Games〉とは従姉弟関係にある?
♭『名もなき毒』 宮部みゆき
miyucoさん、こんばんは。コンビニの緑茶やウーロン茶(紙パック)、自販機のドリンク剤に毒物を混入する連続無差別殺人事件。4件中2件の同一犯は自首、1件は自作自演の狂言、残る1件は?‥‥という、ミステリとしては変則的な展開。もう1つの「毒」を吐き散らす、困った女性が出て来ます。宮部みゆきが執拗に描くのだから、現実に存在するんでしょうね、「原田いずみ」のようなトラブルメーカーが。松浦理英子の『犬身』は『名もなき毒』(幻冬舎 2006)の裏ヴァージョンだったのか?‥‥と想わせなくもないクライマックス。京極堂の『邪魅の雫』も連続毒殺事件だった。ハードボイルドなどの「1人称ミステリ」は常に「私」が事件現場や決定的な場面に居合わせないと描写出来ないという弱点がある。秋山省吾、ゴンちゃん、古屋美知香、園田瑛子‥‥など、魅力的なサブ・キャラ多し。♪今に〜乗るわぁ〜「逆玉の輿」探偵の今後の活躍に期待です。
by sknys (2009-01-29 00:05)
♭ 早く初夏にならないかなぁ。
mironさん、こんばんは。村上春樹が長い小説(註:5年振りの新作長編『1Q84』)を書いているという噂は、miyucoさんの記事(コメントだったかな?)で知りました。出来れば上・下巻ではなく、1冊に収まって欲しいなぁ。図書館(OPAC)でリチャード・パワーズの著作を検索したら『世界は村上春樹をどう読むか』(文藝春秋 2006)がヒットした。「ハルキ・ムラカミ ー 広域分散 ー 自己鏡像化 ー 地下世界 ー ニューロサイエンス流 ー 魂シェアリング・ピクチャーショー」(The Global Distributed Self-Mirroring Subterranean Neurological Soul-Sharing Picture Show)という題で、パワーズが「基調講演」していたんですね。
by sknys (2009-02-02 02:03)
♭「8 1/2」“映像の魔術師”フェリーニ代表作、日本で初DVD化 [ZAKZAK]
catalinaさん、はじめまして。「女装」はマリオ・バーヴァの『呪いの館』の方ですね‥‥未見ですが。少女(悪魔)役のマリナ・ヤル(Marina Yaru)は600人のオーディションの中から選ばれた1人ですが、ロングとクローズアップで別人(2人1役)を起用しているとか。「アイコン少女」がマリナ・ヤルではない可能性もあるわけです。可愛いショットの方がマリナちゃんだと思いたいけれど。FLICKHEAD: Toby Dammit(Tuesday, February 21, 2006)のコメントを参照しました。
by sknys (2009-02-06 19:03)
♭ 池袋WAVEの思い出とあるバイヤーのこと - novtan別館
NOV1975さん、はじめまして。2009年1月12日に池袋WAVEが閉店しました。輸入盤から国内盤主体になってからの池袋WAVEは看板だけの「抜け殻」だったので、当然の成り行きという気もします。バイヤーの流出、転身などの裏話は興味深いなぁ。当時のスタッフが「WAVE回顧録」のような本を書けば面白いのに。記事を拝見して、WAVEでThe Happy End(英国のブラスバンド)の《Turn Things Upside Down》(Cooking Vinyl 1990)を買ったことを思い出しました。閉店セールについて書く際に、この記事を参照しました。ありがとう。
by sknys (2009-02-11 13:48)
♭ つまらないサッカー
tumuziさん、こんばんは。日本×オーストラリアは本当にツマラなかったなぁ。豪州代表に覇気がなかったのも一因かな?‥‥その前に視たポーツマス×リヴァプール(録画)とは全く別の「球技」のようです。3ー2でリヴァプールが勝った試合はエキサイティングだった。過密日程で主力選手を温存したのが裏目に出て、後半、リヴァプールはポーツマスに先制される。しかし、途中出場のカイトとフェルナンド・トーレスが39分と46分にゴールを決めて逆転!‥‥「ロング・スロー戦術」は面白いかも。プレミアにもロリー・デラップ(ストーク・シティ)という超ロング・スローで有名な選手がいますね。脚力より腕力に自信がある選手を日本代表に選ばなくちゃ。
by sknys (2009-02-14 21:15)
♭ ラヴェンダーの妖精
ぶーけさん、こんばんは。可愛い「ラヴェンダーの妖精」ですね。某チョコレートの箱の中に入っていた「妖精カード」を思い出しちゃった。でも妖精が、こんな姿で描かれるようになったのは約150年くらい前のこと。《1850年には、妖精を描くことは非常に難しかった。それは単に目にする機会がないということではなく、天使の例にみるような、それらがどんな姿をしているかを描いた絵画の先例に乏しかったという理由による》と、ティモシー・ヒルトンは書いています。興味深い文章なので、もう少し『ラファエル前派の夢』(白水社 1991)から引用しましょう。
- ヴィクトリア朝が最も写実的であった段階では、妖精たちは生き生きとした強さで表現された(たとえばミレイやリチャード・ダッド)。しかしその後は気の抜けた奇想の産物へと堕していった(たとえばノエル・ペイトンやケイト・グリーナウェイ)。
by sknys (2009-02-15 23:59)
♭ ジョン・エヴァレット・ミレイ展 ── オフィーリア・クイズ
千露さん、こんにちは。〈ミレイ展〉の記事を書く時に何冊か関連書を読みましたが、「ラファエル前派」から離脱後のミレイには厳しい意見が多かった。日本の〈ミレイ展〉はテート・ブリテンの回顧展(2007-08)に較べると見劣りするところが残念です。テート・オンラインのは面白いなぁ(註:Q 4. は引っかけ問題です。選択肢をクリックすると?‥‥)。
- Q 4. ミレイがオフィーリアの肖像を描いた場所は?
- 野外(in the landscape)
- 彼の浴室(in his bathroom)
- 彼の仕事場(in his studio)
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〈s k n y s - s y n k s〉以外の記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも?‥‥というアイディアから生まれた再録シリーズの第13集です。コメントというよりも「ミニ記事」に近いかもしれません。コメントは原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認(誤記)や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明を加え、コメントした元記事にリンクしました。過去3ヵ月間(2008/12/01〜2008/02/28)に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。今回のテーマは「ラファエル前派」と「池袋WAVE閉店」でしょうか。興味のある方は〈ミレイドスコープ〉〈オフィーリア・クイズ〉や〈さようなら WAVE〉〈さようなら WAVE 2〉を参照してね。ミレイ展に〈エーリエルに誘惑されるファーディナンド〉が出品されなかったのは残念だった。
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- 出演:蓮佛 美沙子 / 塩谷 瞬 / 水野 美紀 / 小日向 文世 / 市川 亀治郎
- メーカー:ポニーキャニオン
- 発売日:2009/03/18
- メディア:DVD(6DVD)
- 収録作品:そして扉がひらく / 危険な力 / 悪魔のまなざし / 対決 / 時をのぼる / 父への鍵 / 再会、そして… / 能力の真実 / それぞれの戦い / 祈り
- Artist: The Happy End
- Label: Cooking Vinyl
- Date: 1993/11/18
- Media: Audio CD
- Songs: The Oakey Strike Evictions / Turn Things Upside Down / What Keeps Mankind Alive? / Nkosi Sikelelei' Africa/ANC / Starstruck / Sailing The Seas / The Big Rock Candy Mountain / Rhumba Por Nicaragua / ...
2009-03-11 00:30
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「世界は村上春樹をどう読むか」の基調講演読みました。
パワーズさんは、非常に知的な方ですね。
科学的にかつ的確な分析に、成る程と、うなづくことしきりでした。
このスピーチ自体、完結した一つの文学作品の風格を感じました。
囚人のジレンマが、近くの図書館にあったので、その内、読みたいと思います。
by miron (2009-03-11 20:57)
mironさん、コメントありかとう。
リチャード・パワーズの「基調講演」にはビックリ仰天、腸捻転?
村上ワールドをニューロサイエンスで解き明かしているわけですが、
「ミラー・ニューロン」という脳神経のメカニズムは初耳だった。
プレミア・リーグやセリエAをTVで視ているだけで興奮するのは、
脳内でボールを激しく蹴っていたからなのか!‥‥と納得しちゃった^^
図書館で検索していたのは『われらが歌う時』(2008)という上下2巻本。
みすず書房に負けず劣らず、新潮社の翻訳本も高くなったなぁ^^;
by sknys (2009-03-12 01:55)