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F A V O R I T E ー C A T S 2 [f a v o r i t e s]

Chitora 2006
常に動き回って一時も落ち着くことのないチトラちゃん(♪疲れを知らないチトラのよぉ〜にぃ〜〈シクラメンのかほり〉の替え歌で)。稀に静止している時は胸部が波打っている。広い外界が珍しいのか、ネコ仲間たちと遊ぶのが愉しいのか、いつも元気に跳び回る。好奇心で一杯のビックリ眼(まなこ)です(写真は右目にピントが合っている)。桜の樹の上に昇って、降りられなくなった夜もあったなぁ。ちょっぴり賢そうに写っているところと、背景の緑のボケ具合がポイントかな...#079


Gon 2007
とかく人もネコも見かけに拠らないもの。鋭い眼光、特大ボタ餅のような横長顔、ズッシリと重そうな胴体、極太の黒い尻尾 ‥‥強面の怪傑ゾロみたいなデブ猫「ゴン」は、その外見に反して人懐っこい。少々お天気屋さんなところもあって、近寄って来てスリスリしたかと思えば、急に離れて行って知らんぷり‥‥。久しぶりに道端で逢って懐旧を暖めようとしたら、飼主宅の方へ足早に歩いて行って、玄関の横に穿たれた四角い穴の中に消えてしまったのだ(ニャロメ)。ゴン君の気...#078


Fu 2007
T小学校前の車道を隔てた路地の奥に4〜5匹のネコたちが棲息している。飼い猫にしては用心深く、人と一定の距離を保つ。そんな中で、フウだけは近寄っても逃げないどころか向こうからスリスリして来る。鋭い目をしてフウは一体何を見つめているのだろうか。奥の塀の上で赤子の夜泣きのような艶かしい声で鳴くネコがいる。ここのネコたちは彼女の存在が気になるらしい。今年(2008)の冬は異常に寒かったので、カメラを持つ手の先から冷えて来る。それに加えてデジカメ...#076


Taki 2007
今では見かけなくなって久しいけれど、タキちゃんは人懐っこく愛嬌もあった。2回目の登場で、1枚目はユーモラスな「猫背」写真。今回はキリリとした「男前」に写っています。同じネコでも表情は千差万別で、その日の天候状態や時間帯、本人の気分や機嫌によって、それこそネコの目のようにコロコロと変わる。あの見返りタキちゃんだと言わなければ、別のネコだと思う読者も少なくないでしょう。彼の特徴は右耳の先にある小さな傷痕‥‥雄同士の喧嘩で負った名誉の勲章なのか...#074


Milk & Ado 2007
良く似たネコ兄弟姉妹がS川緑地の草叢に隠れている。白と黒の牛柄のブチ。2匹揃って撮影者を直視(カメラ目線)しているのは珍しいかもしれない。未知の人間を発見して敵か味方か品定めをしているのだろうか。双方ともに微動だにしない、相撲で言うところの睨み合いが続く(撮影者は笑顔ですが)。人馴れしているネコなら近寄って来るし、警戒しているネコはソソクサと逃げ出す。大抵のネコは数秒で相手を見切って、さも興味を失ったように目線を反らすのだが‥‥。ミルク(...#073


Kate 2007
ホームレス、サラリーマン、アベック、コギャル、ゴスロリ少女(近くにライヴハウスがある)などが屯するI袋東口P' PAR CO裏の駅前公園‥‥その公園内にあるミニ神社「I袋水天宮 」はノラ猫たちの絶好の溜り場になっている。彼らも何者かに見守られているという安堵感があるのでしょうか。ケイトちゃんは未だ子猫の面影が残る小顔のネコですが、左前脚を浮かせた緊張気味の表情から「美」が流出している。もしかして怯えているのかな?‥‥《美は恐怖そのものから絞り出せる》...#072


Ryu 2007
ネコの生態はミステリアスで、何を考えているのか分からない。テリトリー内を精力的に徘徊。空の鳥をジっと見つめる。躰を横たえて微睡む。置き物のように坐って身動き1つしない ‥‥。リュウは遠い目をして一体何を見ているのだろうか。ミ ーナは隣家の門柱の上で何を思っていたのか。ハナは図書館のエントランスで誰を待っていたのか?‥‥そんなネコたちの姿が記憶の彼方から甦ると、「空の色ににている」(1980)に登場した三毛猫のチィのように行方不明にになる前兆だ...#070


Poe 2007
*美粧院のマスコット猫、ポー君。暫く姿が見えないので心配していたら、クルマに轢かれて亡くなっていた。車道を猛スピ ードで横断したり、駐車中のクルマの下に隠れているネコを見る度に危ないなぁと思っていただけに、ブンコと同じ交通事故に遭うとは!‥‥一瞬言葉を失う。目の前をクルマが通過すると目を瞠って不思議そうに凝視していたポー君。クルマという「 走る凶器」の存在を理解出来ないネコ族にとって、猫と自動車の共存は難しい。「クルマ社会」 の犠牲者は人間だ...#067


Puppy 2007
チワワ犬みたいなパピオン猫は人懐っこいけれど、落ち着きもない。S川緑地のネコたちを世話している人の話によると、川へ放り投げられて地元の消防団が出動!‥‥ネコ救出の大捕物騒動になったとか。救助隊はパピーの捕獲に失敗。上流にある昇降口から自力で生還したそうですが、5〜6mも落下したのに良く無傷で助かったと思う。でも、その時のトラウマ(PTS D)なのか、人間を警戒するようになってしまった。ネコにと っては晴天の霹靂‥‥生死に関わる大災難なので無理も...#065


Pinky 2007
民家の連なる細い道、普段は通らないルートを歩いていて「小さな貴婦人」に出逢った。道端の雑草を一心不乱にムシャムシ ャ食べている。ピンク色の鈴の付いた首輪と口に銜えた緑の葉 っぱのコントラストが色鮮やか。濃いベージュ色の毛並みに気品が溢れる。お食事中の彼女が撮影者に気づいて目が合った瞬間の1枚(もし美少女だったら赤面していたかもしれない)。葉っぱを銜えた顔は強張っていましたが、次第に柔和な表情へ変化して行く‥‥猫でも初体面だと緊張するんですね。...#062


Ram 2007
ラムちゃんは気紛れなネコ。近寄ってスリスリするかと思うと 、直ぐに興味を失って知らんぷり。一時も静止しないで周囲を徘徊するかと思えば、階段の上に横たわって独りで寛ぐ。毛繕いをしたり、微睡んだり、辺りを睥倪してみたり‥‥。塀の上やアパートの外階段など高い所が好きらしい。気を惹こうとして不用意に手を出したら引っ掻かれちゃいました。まさに写真に映っている姿勢。肉球を見せている右前脚で(爪を出さずにジ ャレつく飼いネコもいるけれど)。つい先ほどまで...#060


Mina 2005
純白の真綿のように柔らかくフカフカした触り心地。カッパー色の目が神秘的に光る。S公園の美猫ミーナが帰って来た!‥ ‥と言っても、写真の中での話です。人に触れるのを快く思っていないのに強く抵抗しない従順な性格。そんな彼女の美点が却って災いして、拉致・誘拐されてしまったのだろうか。優しい飼主の庇護の許で元気に暮らしていると良いのですが。今まで撮ったミケの中では1、2を争う美貌の持ち主でしょう。三毛猫のオスは染色体異常で個体数も少なく(1万匹に...#057


Rob 2007
マー君とは対照的に可愛げのないロシアン・ブルー。いつもフラフラ落ち着かず、周囲をウロウロ歩き回っているので、シャ ッター・チャンスが殆どない。初夏の陽も傾いて来たし、最後の手段‥‥というわけで、女飼主に身柄を拘束してもらいました。それで、こんな風に不機嫌顔なのか(←仏頂面で悪かったな!)。2匹を並べて「奇蹟の2ショット」も試みましたが、ちょっとピンボケ。ロシアン・ブルーは頭の良い猫で、成猫になると自分で冷蔵庫の扉を開けたりするそうですね。...#054


Marr 2007
C公園を散歩していたら近隣のオバさんが2匹の猫を遊ばせていた。マー君は睛の綺麗な白茶ネコ。ジッと対象を見つめる眼差しは凛とした気品を湛えている(やっぱり美猫は絵になるな ぁ)。毎週日曜は公園に連れて来るというので愉しみにしていたら、数週間後に行方不明になってしまった。孫に見せようと連れて行ったのが原因らしい。突然、見知らぬ家(土地)に連れて来られてビックリしたのか、外へ跳び出したっきり戻って来ないという。必死に元の家へ帰ろうとしているのか...#053


Viee 2007
「びっくり猫屋敷のネコたち」第2章。「猫屋敷」 といっても広い庭があるわけではなく車道に面しているので、板塀の間から出て来て日向ぼっこをしたり、毛繕いをしたり、猫同士で戯れあったり‥‥ときどきクルマに轢かれそうになったりするけれど。猫と同じ高さの目線にして呼ぶと人懐っこいハルが駆け寄 って来る。彼女と遊んでいると、他の用心深い猫たちも興味を示して徐々に近づいて来る。抜き足差し足ニャンコ脚。ヴィーもハル程ではないものの適度に人馴れしている...#052


Ichigo 2007
ピアのところでも触れたように猫の場合、強さと大きさは比例しない。同じ地域に棲んでいるイチゴとスズの仲は険悪。スズを撮ろうと悪戦苦闘しているところへイチゴが近づいて来た。小さなスズが威嚇するとイチゴは怯えて逃げてしまった。可哀相なイチゴちゃん!‥‥いつもは仲良く写真を撮っているのに 、やんちゃなスズの仲間と思われたのか、この時ばかりはアパ ートの外階段の上に避難して、いくら呼んでも降りて来ない。彼女に再登場してもらったのは「怪猫2重面相」な顔...#049


Angie 2006
女子プロレスのヒール(悪玉)みたいな容姿の金髪コギャルが胡座坐りでタバコを喫っていたりする(マジ怖い!)I袋東口 、P' PARCO裏の駅前公園に個性的なノラ猫たちが棲息している。アンジーは黒いクマ取りの目許も涼しい白灰猫。一見してモノクロ画像のようですが、カラー写真です。チャコールグレ ーというより墨色と白のコントラスト、気品ある色艶、往来する人にも動じない性格‥‥かつて人に飼われていた家猫(捨て猫)ではないでしょうか。夕暮れ時のフラッシュ撮影...#045


Hal 2006
びっくり猫屋敷のハルは手招きすると遠くからでも駆け寄って来るほどの仲良し。一般の猫は近寄って来ても人と対面せずに 、何故か後方へ回り込んでから寛ぐ。まるで風避けや物陰に隠れて安心するように。同じ行動パターンを示すハルちゃんは、振り向いて躰を撫でてあげると真正面から目を合わせ、ドングリ眼でジッと見つめる。何か言いたいことがあるのかな?‥‥猫は必ず目を反らす習性なのですが。現在、見重中とは思えないあどけなさ‥‥つい「幼な妻」かと気遣ってしまうけ...#043


Mew 2006
K塚商店会の猫。〈ネコ・ログ #4〉で紹介したキョンちゃんの仲間です。一般に猫が無抵抗のバンサイ姿勢でゴロニャンするのは相手を信頼した時の甘えポーズらしいが、一瞬で身を翻して何事もなかったかのごとく一心不乱に毛づくろいを始めたりする。一体ネコ族は人間に何を期待〜要求してゴロニャンするのだろうか(この状態で迂闊に手を出すと引っ掻かれる)。やっと親密になったと思ったら、その途端に知らんぷり!‥‥気まぐれ猫ちゃんの気持ちは分かりません。他の猫た...#040


Mori 2006
昨年(2006)、クルマに轢かれて急逝したブンコの遺児。写真を見てもらえば分かるように隻眼ネコである。自己防衛出来ない仔猫を公園に捨て去る飼主が悪いのか、育児放棄の母猫の責任か、獰猛なカラスどもに襲われてしまった。仔猫の頃から人懐っこく甘えて来る。兄弟姉妹は、里親に拾われて行って家猫になったけれど、モリだけは貰い手がない。一昨年の暮れに行方不明になって、C公園のネコ・ウォッチャーたちを心配させた。でも年が開けて帰って来た!‥‥それも雪よりも...#039

                    *
  • 〈ネコ・ログ〉のダイジェスト版「FAVORITE - CATS」の第2集です

  • 〈ネコ・ログ〉の中から、お気に入りのネコちゃんを20匹ずつ紹介して行きます

  • ポラロイド風のサムネイル(ネコ写真)をリニューアルしました(2021-03-09)
                   *



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