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ダリとリア [a r t]

  • 私が以前モデルをやっていたことにちなんで、『アイ・アム・ア・フォトグラフ』と名付けたアルバムが、クリスマスの後で発売された。それは私が「スキャンダルに満ちた、セックス・シンボル」ということを基本として、大々的に発売キャンペーンが始まった。新聞はこれを大いに喜んだ。私は前にデイヴィッド・ボウイというバイセクシャルの恋人だったし、性的な両性趣味の天才ダリがパトロンだった。そこから私が神秘的な両性具有者になるにはもうわずかだった。数日のうちに、私はトランシルヴァニアのドラキュラと同じ、生まれながらの異性化願望の持ち主ということで有名になった。この考えはまだロンドンでは根強い人気の『ロッキー・ホラー・ショー』の歌からの借り物だった。ハスキー・ヴォイスの神秘的なブロンドがたぶん男だという考えは、メディアを喜ばせた。私はテレビ出演やインタヴュー、写真取材などを申し込まれた。私は『プレイボーイ』のドイツ版のために、ヌードモデルになることに同意した。
    アマンダ・リア 『サルバドール・ダリが愛した2人の女』

  • 〈ダリ回顧展〉(上野の森美術館)は長蛇の列だった。「90分待ち」というアナウンスに嫌気が差し、その日はチケットだけ購入して帰途に着く。後日出直した時は行列こそ短かったものの(15分待ち)、館内は大混雑!‥‥〈ダリ展〉(新宿・伊勢丹美術館 1982)の悪夢がフラッシュ・バックしたのだった。都内で開催された「シュルレアリスム展」を観て来て不思議に思う。何故ダリの人気だけが突出しているのかと。ガラ=サルヴァドール・ダリ財団(スペイン)とダリ美術館(アメリカ)から、油彩60点を中心に、グアッシュや素描27点を展示。会場は「ダリとシュルレアリスム」「ダリと家族」「ダリとカタルーニャ」「ダリと偏執狂的・批判的方法」「ダリの晩年」の5つのテーマに分かれている。

    サルヴァドール・ダリ(Salvador Dali 1904ー1989)はスペイン・カタルーニャのフィゲラス生まれ。マドリッドの学生時代に2人に友人、フェデリコ・ガルシア・ロルカとルイス・ブニュエルに出会う。キュビスムやピュリスム(純粋主義)の影響下、キリコやミロ風の絵を描く。1929年、シュルレアリスム運動に参加するが、「オートマティスム」という「陰気な潜在意識の作用」に疑念を抱いていたダリは「偏執狂的・批判的方法(メトード・パラノイアック・クリティック)」という「錯乱現象の解釈的・批判的連想に基づく非合理な認識」方法を編み出す。1934年、友人ポール・エリュアールの元妻ガラと結婚。レーニンヘの冒涜やヒトラーヘの関心がシュルレアリストたちを激怒させ、1939年にグループから除名された。古典主義ヘの回帰とカトリック信仰ヘの帰依。アメリカ進出と商業主義は「ドル亡者(Avida Dollars)」というアンドレ・ブルトンの有名なアナグラムで批判された。

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    長い首、広い額、カモメ眉毛、長く伸びたモミアゲ、オレンジ色の夕焼け、カダケス近郊の海岸線、ピンクからブルーにグラデートする海の色‥‥仲代達矢似の自画像は海面から首を出した「怪獣」にも見えなくもない 〈ラファエロ風の首をした自画像〉(1921頃)。ダリの妹アナ・マリアを描いた一連の作品の1つで、キリコ〜デルヴォ風の遠近法の奥にカダケスの海と一艘のボート、彼女のロール髪が3匹のイモ虫に見える 〈妹の肖像〉(1925)。輪切りパン、籐カゴ、白いテーブルクロスの質感が光の中で際立つ写実的な静物画 〈パン籠〉(1926)。キリコ〜タンギー風の幾何学的な人物(四角錐+円錐)の周囲にヌード女性の胴体、腐敗したロバや魚、三角定規と「聖セバスティアン」‥‥頭部にある青い静脈の透けた赤い手首が禍々しい〈器官と手〉(1927)。

    〈早春の日々〉(1929)は素晴しいシュルレアリスム絵画。画面を上下に分割する地平線。青い空、灰色の地面、遙か彼方に消失する黒い階段(直角三角形)に様々なイメージ=オブジェが置かれている。幼児期のダリの写真(コラージュ)、椅子に坐る斜め後ろ向きの男、拷問台(?)の上に腹這いになった男に馬乗りになって両手で頭を押さえつける男、レモン形の体内に色鉛筆(赤・青)、山羊、杖を持った男を内臓する鳥、「大自慰者(グランド・マスタベータ)」であるダリ自身の横顔に貼り付いたバッタと左耳を噛む壷形の女、白髭男(父)に財布を手渡そうとしている白いドレスの金髪少女(彼女のシルエットが男根!)、船上で遊戯する若者たちを描いたリトグラフの前のエロティックな男女──白い猿グツワを噛まされ跪く、鉢植え植物と両手が同化したスーツの男と、両脚を開いて台石に坐る、ピンク色のノースリーヴから2つの乳房が突き出し、赤い女性器を想わせるネクタイを締めた赤い花のような顔から羽虫が飛び出している女‥‥。

    ヴァイオリンのヘッドや家具の猫脚のようなS型の渦巻き装飾の上に坐っている異形の男の性的欲望で肥大化した左手(自慰行為を暗示)、背中に貼り付いているオナペット女(コラージュ)、血で穢れ排泄物に塗れている 〈手(良心の呵責)〉(1930)。植物の髪、赤いブーケの胸‥‥人型の窪みのある赤いソファの前でポーズを取るレオノーラ・キャリントン風の青い女性、柔らかい時計、グランドピアノ、引き出しのある胸像、赤いエレヴェータ(?)の中にジッパーの付いた毛皮が詰まっている 〈奇妙なものたち〉(1935)。大砲から白馬と顔のない天使、柔らかい砲弾(?)が吐き出され、キューピッドが目を覆い、木の枝に引っ掛かっている、チェロを弾く金髪女性の顔に1匹の蜘蛛と蟻が這い回っている 〈夜のメクラグモ‥‥希望!〉(1940)。

    〈記憶の固執の崩壊〉(1952ー1954)はダリの代表作 〈記憶の固執〉(1931)を20年後にリメイクした作品。オリーヴの樹の枝に引っ掛かり、水中で浮游する柔らかい時計。犀の角や直方体の金属板、赤い目の魚、眠るグランド・マスタベータ‥‥当時の原子物理学、相対性理論や遺伝子工学によって裁断・分解されている。 〈焼いたベーコンのある自画像〉(1941)は絵の中の台座に「Soft Self Portrait」と記されているように、こんがり焦げ茶色に焼かれたダリの顔が大小の松葉杖で支えられている、どこかユーモラスで憎めない「反心理学的な自画像」。 〈ヴォルテールの見えない胸像〉(1941)は「ルビンの壺」のように《相互に他を排除する選択的な読みに委ねられる2重イメージを創造する》(クリストファー・マスターズ)トロンプ・ルイユ的絵画の1つ。白と黒の衣裳を纏った2人の女性の顔がヴォルテールの目の部分に重なっている。この「2重イメージ」に比べると、2枚の同一絵画を左右の目で視ることで3次元化する「立体鏡作品」は、今日のステレオグラムを体験した鑑賞者にとってインパクトに欠ける。

    ダリのトリヴィアリズムが躍如するのは大作の中ではなく、小品においてである。24年前の〈ダリ展〉で最も印象に残っているのは、夥しい人混みを除けば、一番小さなタブローだった。幸いなことに〈ダリ回顧展〉でも、それに匹敵する作品(31.0×23.0cm)が展示されていた。 〈3層に区切られたガウディ風女性の舌先の上にカダケスの完全なイメージを吐き出すディオニュソス〉(1958ー60)──アルチンボルド風の「ワインの男」と「果物の女」が左右に並んでいる。この判じ物みたいなタイトルと絵だけでは何だか判らないが、隣にある〈エロティックな変形〉(1957)という習作が謎解きをしてくれる。男は上から順にワイン・ボトル / サクランボ / 本、女はワイン・グラス / ブドウ / ミカンの3層で出来ているのだ。女のグラスに赤ワインを注ぐ行為が、あからさまな「顔射」を連想させて面白い。

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  • アマンダ・リアの「回想録」に登場するセレブたち──ブライアン・ジョーンズ、レオノール・フィニ、マルセル・デュシャン、パブロ・ピカソ、アンドレ・マルロー、ミック・ジャガー、マリアンヌ・フェイスフル、パティ・ボイド、セルジュ・ゲインズブール、ジェーン・バーキン、ジョージ・ハリスン、ジョン・レノン、カーク・ダグラス、ユル・ブリンナー、ブリジット・バルドー、ジミ・ヘンドリクス、グレース王妃、フランコ将軍、ジョージ・ベスト、ロートレアモン、ロベール・デスノス、オードーリ・ヘップバーン、ブライアン・フェリー、デイヴィッド・ボウイ、テレンス・スタンプ、シルヴィ・ヴァルタン、ティナ・ターナー、アンディ・ウォーホル、ロバート・メイプルソープ、ジミー・ペイジ、ヘルムート・バーガー、ミケランジェロ・アントニオーニ、アレハンドロ・ホドロスキー(ジョドロウスキー?)、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ユリ・ゲラー、ツイギー、メエ・ウェスト、ミア・ファロー、カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・サガン、デヴィ夫人!‥‥。

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    ガルシア・ロルカとの友情や妻ガラヘの愛に言及した批評は多いけれど、ダリの晩年を彩ったアマンダ・リア(Amanda Lear)に触れている文献は少ない。 『サルバドール・ダリが愛した2人の女』(西村書店 2001)は1965年から20年近くダリと親密に交際した英国とアジア系ハーフ女性の回想記である。アマンダ・リアは今風に言えばスーパー・モデル(ハーフという点ではリア・ディゾン?)。パリ〜ロンドン〜ニューヨークを飛び回る彼女は、60年代後半のポップ・カルチャーの中心に存在していた。頭の中がカラッポだったり、エキセントリックな言動で周囲の顰蹙を買うスーパー・モデルとは一線を劃す。彼女にはダリと対等に話せる知性もあったし、絵や音楽の才能にも恵まれていた。ガラ公認の「愛人」、父と娘、画家とモデル(彼の絵のヌード・モデルになったこともある)‥‥2人の間に性的な関係があったかどうか定かではないが(ダリはインポテンツだと公言していた)、「純愛」を貫いたのではないだろうか。

    1977年、アマンダが「ディスコ・クイーン」として歌手デビューしてから、2人の関係は次第に疎遠になって行く。ドイツ産のディスコ・ミュージックはヨーロッパを一世風靡したけれど、パンク旋風に巻き込まれたロック・ファンにはデイヴィッド・ボウイとの同棲や、ロキシー・ミュージックのアルバム・ジャケットのモデルとしての方が有名でしょう。ダリはパブリックなセルフ・イメージを最初に意識したアーティストだったのかもしれない(リアに「素のダリ」を見られることを嫌がった)。マドンナが公的な場所で髪の毛の黒い生え際を決して見せないように、ダリの口髭も得意気にカーヴを描く。それだけに最愛の妻ガラの死後、パーキンソン病を患った老いたダリの姿──暗闇の中で交わされるダリとリアの最後の面会シーンは、とても悲しい。

    ダリは猫が嫌いだった。アマンダ・リアとレオノール・フィニは大の猫好きだったけれど。ダリは《数が増えすぎたら、カダケス中の猫を、みんな搦め捕って、殺してしまえば良いなどと言った》。リアの手懐けた仔猫を〈可愛いイカサマ師〉と呼び、この地方の猫の駆除法と称し《猫の尻尾を掴むや振り回し、その頭を壁にぶつけて粉々にするんだ》と憎まれ口を叩いて彼女を困惑させた。その一方で、オセロット(南米産ヤマネコ)2匹を自宅のプールに投げ込んだりする。大嫌いなバッタや猫科の猛獣ライオンは描いているのに、猫はダリのカンヴァスの中に入れなかった。リアが「女装の男」だという噂が流布した根拠の1つは彼女の低音ヴォイスにあったのだろう。同じくアルト声の持ち主であるフィニはレズビアンだった。ダリの「偏執狂的・批判的方法」によって、ネコ→フィニ→レズビアンのイメージが定着していたのだろうか。そもそもダリはリアのことをレズビアンだと思い込んでいた。

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    • 〈早春の日々〉は『ダリ』(ジャン=ルイ・ガイユマン)の作品分析を参照しました

    • 『サルバドール・ダリが愛した2人の女』は『ダリ 異質の愛』(1993)の改題新装版ですが、改訳されていませんね。「1974年頃デイヴィッド・ボウイと同棲し、彼の2枚目のアルバム『フォー・ユア・プレジャー』のジャケット・モデルとなる」という「著者紹介」からしてアウトです^^

    • ダリのリンク画像を探していて〈記憶の固執なの?〉を見つけちゃいました^^

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    ダリ回顧展

    ダリ回顧展

    • アーティスト:サルヴァドール・ダリ(Salvador Dali)
    • 会場:上野の森美術館
    • 会期:2006/09/23 ー 2007/01/04
    • メディア:絵画


    ダリ──シュルレアリスムを超えて

    ダリ ── シュルレアリスムを超えて

    • 著者:ジャン=ルイ・ガイユマン(Jean-Louis Gaillemin)/ 伊藤俊治(監修)
    • 出版社:創元社
    • 発売日:2006/10/10
    • 発メディア:単行本
    • 目次:カタルニアでの少年時代 / ダリ、ロルカ、ブニュエル / オートマティスムに対抗する偏執狂的実験 /『大自慰者』から『ナルシスの変身』へ / 社交界と装飾・オブジェ・建築 / 古典主義に立ちもどった「ドル亡者」/ 資料篇


    サルバドール・ダリが愛した2人の女

    サルバドール・ダリが愛した2人の女

    • 著者:アマンダ・リア(Amanda Lear)/ 北川 重男(訳)
    • 出版社:西村書店
    • 発売日:2001/06/01
    • メディア:単行本
    • 目次:最初の出会い / ルイ十四世と宮廷 / レオノール・フィニ / 魔術‐フロイト‐お守りの棒切れ / ガラ / ロンドンでのスキャンダル / 眼鏡とチョッキ / ペルピニアン駅 / ポルト・リガット / リムジーンとミシン / リッツ・ホテル/マチルド/フェリーニ / モーゼ / 悲劇 / 男装の聖アマンダ / 父親的存在 / ダリによる美術史 /『ああ、楽園』/ スウィンギング・ロン...


    DALI(ダリ)── アート・ライブラリー

    DALI(ダリ)── アート・ライブラリー

    • 著者:クリストファー・マスターズ(Christopher Masters)/ 速水 豊(訳)
    • 出版社:西村書店
    • 発売日:2002/03/01
    • メディア:大型本


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    コメント 10

    mistletoe

    こんにちは♪
    私が一番初めに触れたシュルレアリスト...
    それはやはり小学校の頃に知ったダリでした。
    本物が観たくて親にねだって伊豆の美術館で目の当たりにし、
    感動した覚えがあります。
    ダリの宝飾展も中学生位に観て感動しました。
    最近は傾向が変わってダリとはご無沙汰でしたが澁澤展で
    何作品か久しぶりに鑑賞しました。

    写真のニャンコ....まるで緑色の鉱石の様なきれいな瞳。
    私は犬も猫も大好きです。
    by mistletoe (2007-05-11 13:22) 

    葦のはら。

    ダリ・・・!自分はあまり彼の作風が得意ではありませんが、
    強烈な個性から伝わってくるイメージにははっ!!とさせられます☆彡
    幼い頃に一度見たきりですが、忘れられないです(-_-)うーん!

    今日の猫ちゃんもまた美形ですね~~♪♪
    思わずナデ×2したくなりますが、逃げられそうです。笑。
    by 葦のはら。 (2007-05-11 18:07) 

    sknys

    mistletoさん、コメントありがとう。
    小学生でダリに目覚めちゃうなんて、早熟少女ですね。
    ご両親もダリを観賞させて良いものかどうか、さぞかし困ったことでしょう。

    澁澤展へは来週行く予定です(大混雑の展覧会は、もうコリゴリ!)。
    GWに公園で遊んでいるマー君(写真のニャンコ)を撮りました。
    涼しい睛の美形猫‥‥実はもう1匹、ロシアンブルー(?)もいたのですが。
    by sknys (2007-05-11 21:24) 

    sknys

    葦のはらさん、コメントありがとう。
    「幼い頃に一度見た」って‥‥ト、トラウマになっていませんか^^
    物質や人物が柔らかく溶解するダリの絵は「眠り」や「死」を連想させます。

    そのエキセントリックな言動はマジメすぎる性格ゆえでしょうか。
    マー君(写真の美形猫)は人馴れしているので、ナデ×2しても逃げません。
    膝の上に乗せるなり、胸に抱くなり、好きにしてOKよ!^^
    by sknys (2007-05-11 21:33) 

    yubeshi

    こんばんは。またまた面白いネタをどうも(笑)
    私はずっと「アマンダ・レア」って読んでいたので、本当にリア・ディゾンが登場するのかと思っちゃいましたよ(爆)。
    BOWIE様との関係は1974年頃ですね。その頃のBOWIE様はロサンゼルスで60年の人生で最も自堕落&ワーカホリックな日々を過ごしていたので、お相手はアマンダさんだけでは無いはず。ちなみにBOWIE様のジャケットに登場したのは「PIN UPS」のツイギーさんで、この辺が誤認の原因ではないかと思います。
    ROXY MUSICの「FOR YOUR PLEASURE」は(BOWIE様のアルバムを除けば)人生で5本の指に入るくらい大好きなアルバムです。「THE BOGUS MAN」って曲はアマンダさんの事を歌った曲だと言われていますね。
    そしてモテない浮気者FERRYさんは目移りしてジェリー・ホール・・・MICK JAGGERに寝取られると「THE BRIDE STRIPPED BARE」なんて当てつけアルバム(結構好き)出して、次の「MANIFESTO」なんてカバーガールがマネキンだもんな。あっ、「FOR YOUR PLEASURE」にもダッ○○イフの曲があったぞ!!
    ・・・・すいません、思いっきり話が逸れてしまいましたm(__)m
    by yubeshi (2007-05-11 23:21) 

    モバサム41

    ダリってダリ?ってボケかませると、さらに良くなるんだけどな~(笑)
    (ネタなんであんまり教えたくないんだけど、)他にもヴァリエーションいっぱいあります。
    ダリダってダリダ?(アラン・ドロンとダリダ)
    デリダってデリダ?(ジャック・デリダ)
    by モバサム41 (2007-05-12 00:46) 

    sknys

    yubeshiさん、コメントありがとう。
    ダリ関連の文献を捜していて、リアの回想録を見つけました。
    これが意外な拾い物‥‥次から次に登場するダリとリアの友人たち、
    一緒に食事をした知人、パーティで出会った有名人にビックリ!

    アマンダ・リアが「女装の男」(身長178cm)と噂されたことや、
    BOWIEやFERRYが出て来る後半を読みながら、
    洋楽ファンの喜びそうな記事になりそうだなぁ‥‥と確信しました^^

    原題は「Persistence Of Memory」(記憶の固執)。
    本書はダリの妻ガラに捧げられています。
    ゆべしさんのコメントにあるように、BOWIEやFERRYから光を当てれば、
    もう1つの「アマンダ・リア物語」が立ち現われるはずです。

    リアがマリアンヌ・フェイスフルに貸した本を
    ミック・ジャガーが読んで〈悪魔を憐れむ歌〉を作ったとか、
    ジミ・ヘンドリクスがギター片手にロンドンの家に遊びに来たとか
    ‥‥貴重なエピソードが満載。
    日本語訳は難あり(Amazon.co.jpのカスタマーレヴュー参照)なので、
    ポップ・カルチャーやロックに詳しい美術批評家の新訳で読み直したいな。
    by sknys (2007-05-12 02:24) 

    sknys

    モバサムさん、ボケ・コメントありがとう。
    「ロリータって、ロリータ?」
    ‥‥余り知りたくないボケ・ネタ〜オヤジ・ギャグだなぁ^^

    「私はダリでしょう?」というのが、
    生誕100年記念〈ダリ回顧展〉のキャッチ・コピーでした。
    ちなみに〈ダリとリア〉の仮タイトルは〈ダリとアリ〉だったのだ!
    by sknys (2007-05-12 02:58) 

    miron

    とても面白かったです。
    ダリ展は、ただいま地元の美術館に巡回してきていて、
    今度行こうと思っています。”鶴田真由”学芸員による美術館でのトークショーを申し込んでいます。あたったら、嬉しいんだけど。
    by miron (2007-05-15 20:36) 

    sknys

    mironさん、コメントありがとう。
    巡回している〈ダリ展 創造する多面体〉は
    〈ダリ回顧展〉とは内容が違うみたいですよ(東京で開催しないのかな?)。

    いずれにしても大混雑は必至だと思うので、覚悟して行ってね^^
    鶴田真由さんが「ダリとリア」について語ったら面白そうですが、
    きっと「ダリとマユ」になるでしょう。
    by sknys (2007-05-15 23:31) 

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