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ネコ・ログ #3 [c a t a l o g]

  
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♯19│サクラ│ノラ猫 ── S公園でウラ番張ってたよ
人を怖れず、かと言って一方的に懐くわけでもない。K図書館前の石畳の上で寝転がっている姿は唯我独尊、独立不覊と呼ぶに相応しい。気が向けば膝の上に乗るし、来館者の背後から図書館の中(自動ドア)へ入ろうとする。ある日、忽然と姿を消してしまったサクラ。チトラの女飼主の話では図書館に務める女の子──T区立図書館の業務は2004年4月から民間業者に委託された──に貰われて行ったという。アメリカの某図書館ではマスコットとして名物猫ちゃんが飼われているのに‥‥。ウラ番のサクラ(精神的支柱?)を失って、S公園内に棲息するノラ猫たちは散り散りバラバラ状態!‥‥猫たちにイタズラする不届きな子供たちも多くて、以前のように石畳の真ん中で人目も憚らず優雅に寝転んでいる幸福な光景は消え去ってしまった。サクラがK図書館に住み着いで、閉館後の人気のない館内を徘徊する姿を想像する。今は飼主と一緒に幸せな日々を送っていることを願うだけです。

♯20│マグ│飼い猫 ── M治通りのマンション猫ちゃんなのだ
M治通りに面したマンションの前で猫が鳴いている。引っ越す際に元住人が捨てて行ったたのだろうか?‥‥建設工事中の隣の塀の隙間から歩道に出て来て広い車道を望む。猛スピードで走り去る往来のクルマは猫の目に一体どのように映っているだろうか(機械仕掛けの気狂いじみた獣たち?)。警戒心は残っているものの人馴れしている。ある日、写真を撮っていると少女2人が近寄って来て猫と遊ぶ。1人の少女が手首からパステル色のミサンガを抜いて猫の前に置くと口で銜えて建物の隙間に隠れてしまった。外階段で遊んでいるのを時々見かける。もう1匹、茶色い猫もいるようだ。この写真は顔の下部分とボディの白色が同化して、白い顎髭のサンタクロース猫のような不思議な効果を生んでいる。

♯21│アオ│捨て猫 ── C公園に捨てられていた仔猫です
B図書館裏の草叢に捨てられていた2匹の仔猫。ミカン箱の中に入っていた可愛い仔猫に思案顔の大人たち。自力でキャット・フードは食べられるのだろうか、ミルクは飲めるのか、スポイトで口腔へ注入しなければダメなのではないか?‥‥この日は図書館への道すがらS川沿いの遊歩道でカラスに襲われていた1匹の仔猫──ミカン箱の2匹よりは一回り大きくて、ネコというよりクマのヌイグルミに似ている──を救出したので、3匹の捨て猫の去就について思い悩むことになった。公園内を通りがかる人たちは一応に可愛い可愛いと撫でたり抱いたりしてくれるが、自分が飼うことに対しては概ね慎重だ。このまま公園に放置すればカラスの餌食になることは目に見えている。ネコ・ウォッチャーの1人は「ちょうど食べごろ!」などと憎まれ口を叩く。犬猫病院もネコ・ヴォランティアも仔猫を預かる余裕がない。誰1人として引き取り手がないまま、陽が落ちて夜の帳が降りる‥‥。結局、3匹の仔猫を食料と水と一緒にミカン箱の中に入れ、板と石で蓋をして茂みの奥に隠す。翌朝(月曜日)、ケータイで仔猫たちの写真を撮っていた女性が3匹を引き取ってくれたという。3つの小さな命は、救われたのだ。

♯22│マロン│ノラ猫 ── S川緑地で丸肥り?
S川緑地には10匹以上のノラ猫たちが棲息している。毎日食料を運んで来るオバさんたちもいて、ひもじい思いはしていないらしい。ここの猫ちゃんたちは逞しいわよ。ウチの猫なんて可愛げがない‥‥と笑いながら、ケータイで撮った愛猫写真を見せてくれる女性もいる。一般に飼い猫の目は優しい。ノラ猫は怯え、警戒し、威嚇する鋭い眼差し。丸々と肥っているマロンは捨て猫かもしれない。少なくとも人間とのコンタクトを拒絶していない。興味深そうな目で撮影者を見つめている。

♯23│コメット│ノラ猫 ── 額の「流星」がオシャレでしょう?
S川緑地には同じような顔立ちと柄模様の猫たち(兄弟姉妹?)が何ペアか混じっていてトランプの神経衰弱のように見分け難いのだが、コメットは額の「三日月」「流星」が目印。白黒模様がサッカー・ボールを想わせなくもないし、その高貴な風貌は(時代劇やSFのヒーローではなく)元イングランド代表監督のスベン・イェラン・エリクソン氏を彷彿させる。土手の壁に追い詰められて少し困っている見返り貴婦人?(性別は不明!)‥‥。光量が少ないのでフラッシュを焚いたら、白っぽい幻想的な色合いになってしまった。狙って撮ったということにしておこう。

♯24│ブンコ│捨て猫 ── 2年に満たない短い命でした
2匹の仔猫と一緒に捨てられていた母猫。C公園のネコ・ウォッチャーたちに育児放棄の「ダメ母猫」と非難されて来たけれど(それでも児童虐待の父母よりマシ?)、最近懐いて膝の上に乗ったりゴロニャンするようになった。まだまだ子供‥‥「幼な妻」だったのかもしれない。しかし、この写真を撮ってから1ヵ月後、クルマに跳ねられて急逝した。人の後に尾いて車道を渡ろうとしたのだろうか。2〜3日姿が見えないのを不審に思って捜していた人が、路肩に放置されていた遺体を発見!‥‥公園の片隅に手厚く葬られた。傷1つない綺麗な躰だったという。残された子猫たち3匹の中の2匹はカラスに襲撃されて片目しかない。既に隻眼の1匹は猫好きの女性に引き取られて溺愛されている。もう1匹も晴れて飼い猫になった。ときどき公園に遊びに来るのだが、首輪のネーム・プレートには「石松」と書かれている。

♯25│シッポ│飼い猫 ── 背中に桜ショってるんですけど
夏草や‥‥今は見る影もないのだが、S公園にも常時10匹以上のノラ猫たちが棲息していた。黒猫サクラがウラ番張っていた頃は、この場所が猫たちの「聖地」かと思えたのに。ところがシッポは青い首輪をしている飼い猫。背中(背後)に桜を背負っているので、3年前の春だろうか。(a_a)*あおさんを魅了させたマズル、品を作ったアルカイック・スマイル(?)、タヌキのみたいな極太の尻尾‥‥とても「タダの猫」とは思えない風情に満ちている。最近は滅多に見かけないので、飼主が家の外に出したがらないのかもしれません。桜に誘われて、たまたま公園に遊びに来たという感じ。

♯26│MOT│公園の猫 ── 東京都現代美術館の1Fロビーから木場公園を撮ったよ
〈田中一光回顧展〉(2003)の帰りに木場公園に寄ったら、2匹の猫が屯していた。真っ白い美猫と黒白猫。ベンチの上で優雅に寛ぐ白猫に見蕩れていたら、黒白猫を追い回して虐めるという。性悪女猫だったのか!(牝猫と決め着けている)‥‥美人なのに性格悪い女っているよね。性格ブスの美人と性格良しのブスとのオルタナ究極の選択。カバゴンと化した村上龍は「頭に○○が湧いているような女でも美人の方が良い」と仰っていますが‥‥閑話休題。10年前、MOTで観た〈シンディ・シャーマン展〉(1996)は面白かった。コスプレ・セルフポートレイトの両性具有者。「千の顔を持つ女」──猫も女も見かけだけでは、その隠された本性は分からないということでしょうか?

♯27│ミミ│飼い猫 ── 気品の溢れる美猫姫でしょ?
K仮児童遊園の石垣の上が定位置のミミ姫は器量好し。大人しい性格の牝猫ですが、基本的に触られるのは嫌いみたい。爪を立てて威嚇することがない代わりに、自ら近寄って来てスリスリすることもない潔癖性の女性を想像させます。お気に入りのミミ写真の中から、「瞬膜」が目立たない写真をUPしました。ライトブルーの柵と真紅の首輪のコントラストが爽やかでしょう。「瞬膜」ってなぁに?‥‥というネコ素人衆は『綿の国星』シリーズの「夜は瞬膜の此方」を読みましょう。〈寝図美よ これが太平洋だ〉というウクレレ歌もありましたよね。ニャーゴ。

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今までUPした記事のトップを飾ってくれた猫ちゃん(9匹)のプロフィールを紹介する「ネコ・カタログ」の第3弾です。今回も1回お休みしたので8匹になりました。飼い猫の多くは今も健在ですが、姿を消してしまったノラ猫たちの安否を確認出来ません。「ノラ猫の寿命は3年」というのは本当です。先日、久しぶりにイチゴと遊びました。幾何学パッチワーク模様の二重面相猫、人見知りの恥ずかしがり屋さん。老猫ラッキーも元気です。サムネイルをクリックすると掲載したネコ写真に、右下にあるナンバー表の数字をクリックすると該当紹介文にジャンプするように工夫しました。

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  • 諸般の事情で、丸1日近くUPが遅れてしまいました。心待ちにしていた読者の皆さん、ゴメンなさい

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ゴッホ型猫の目時計

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  • 著者:ますむら・ひろし
  • 出版社:小学館
  • 発売日:2005/04/01
  • メディア:単行本

タグ:cats catalog
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