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3ドッグズ・ナイト [c o m i c]

  • オラフ・ステープルドンの『シリウス』や丸山健二氏の『シェパードの9月』等、犬好きにはこたえられない小説は数々あるが、何と言ってもベスト・ワンはフィリパ・ピアスの『まぼろしの小さい犬』であろう。ピアスは『トムは真夜中の庭で』(岩波書店)や『ハヤ号セイ川をいく』(集英社)で知られるイギリスの女流児童文学者で、きめ細やかな心理描写に定評がある。『まぼろしの小さい犬』は、犬を飼いたいと熱望しながらロンドンの住宅事情のせいで諦めざるを得ない少年がいつしか瞼の裏に幻の小さい犬を見るようになる、という胸の痛くなる物語である。まさに犬好きにとってはバイブルで、私も小学5年生以来何度読み返したことか。少年少女学研文庫に入っていたこの本はすでに絶版らしい。もし再刊されることになれば、犬好きのための最高のプレゼントとなるに違いない。
    松浦 理英子『優しい去勢のために』

  • 犬好きの松浦理英子が小学5年生の時に読んで胸を痛めた『まぼろしの小さい犬』(岩波書店 1989)は、犬を飼いたくて堪らない少年ベンがロンドンの住宅事情から願い叶わず「幻の犬」を幻視してしまう物語である。著者のフィリパ・ピアスには『トムは真夜中の庭で』(1958)という傑作ファンタジーがあるが、箱庭的な時間ファンタジーの「トムまよ」に対して本作はレアリスムの手法で描かれている。母方の祖父フィッチ老人から誕生日のプレゼントに「仔犬」が貰えると信じ切っていたベン少年は「仔犬」の代わりに送られて来た額装された1枚の小さな絵──船乗りのウィリーおじさんが生前メキシコで購入した骨董品。少女の手の中に毛糸で刺繍された仔犬、チキチトという名のチワワ(犬種・地名)描かれている──に深く落胆する。

    目を閉じると瞼の裏に現われるチキチト‥‥レアリスムの枠内で、ピアスのファンタジックな想像力はベン少年の視る「幻の仔犬」として具象化される。祖父の家で飼われている雌犬のティリー。公立図書館でチワワ〜犬に関する図書を読み漁るベン。100匹のオオカミとロシアの雪原で闘う黒い仔犬チキチト。ベッドの隅、地下鉄車内、バスの2階、下りのエスカレータを逆に駆け昇り、教室内で自由に跳び回り、橋下のテムズ川で泳ぎ、ロンドンの霧の街中で際立つレモン色のチワワ犬。クリスマス・イヴの日、ベンは車道を渡った黒いチワワを追って夢遊病者のように歩き出し、車に轢かれてしまう‥‥《ベンは片足と、肋骨3本と、鎖骨を折った上に、脳震盪を起こしていた》。病院のベッドの上で眠るベン。リトルバリーのフィッチ家から帰る際、車内に置き忘れてなくした絵の中の毛糸の仔犬、目を閉じた時に視える小さな黒い犬、3匹の〈見えない犬〉が夢の中でグルグルと駆け回る。

    自分の犬を飼いたいというベンの願いは、長姉メイの結婚と、その姉と同居する次女ディリスの自立に伴うブルリューイット家の北ロンドンへの引っ越しという、思いがけない形で叶う。ティリーが産んだ9匹の仔犬の中の1匹ブラウン。ベンは新しい家の近郊に広がるハムステッド自然公園でブラウンと一緒に散歩することを夢見る。しかし、チキチト・ブラウンは彼が夢見た仔犬とは程遠い平凡な茶色い犬だった。再び深く落ち込むベン。ピアスは主人公が願った通りの、理想の仔犬を手に入れる安易なハッピーエンドを許さない。夕暮れて行くハムステッド自然公園で、最後にベンは幻の仔犬「チキチト」と決別して、「ブラウン」という凡庸な現実を受け入れる。初恋の女性を諦めて「現実」の恋人と結婚することに決めた青年の心情のように辛く切ないラスト・シーンだ‥‥。犬好きの元美少女・松浦理英子でなくても胸が痛くなるだろう。

                        *

    『ルーとソロモン』(白泉社 1976ー81)は大型犬ソロモン苦難のラプソディである。長女のピアに強請られて犬を飼うことになったウォーカー夫妻が血統書付きの仔犬ジーンと抱き合わせでペットショップに押し付けられた交配失敗犬のソロモン。その後ジーンを手放すことになり、哀れソロモンはピアの絶好のイジメ対象となって一方的に虐待される。唯一の味方はソロモンが来てから産まれた次女のルー(ルシール)で、「ルーのワンワン」と呼んで懐いていた。しかしイジケ雑種犬のソロモンはルーの真意を汲み取れず、2人の関係に齟齬が生じている。そんなソロモンの口癖は「食ってやる !!」‥‥。次から次に降り罹るソロモンの受難‥‥ルーの舌噛み事件、お喋りオウムとの確執、疑心暗鬼とジレンマの日々、野球でドジって記憶喪失、ニワトリとの強制同居、美少女シンシアへの禁断の初恋、エスカレートする性悪ピアの容赦ないSM攻撃‥‥ソロモンの苦悩と悲痛はデフォルメ〜百面相の眉間の皺のように深く心に刻まれる。美形獣医の(デイヴィッド)ボウイ先生や、ピアの理想の恋人(ブライアン)イーノなどのネーミングに、洋楽ロック好きの作者・三原順らしい拘泥りが感じられる。

    お買い物の金を落として自殺未遂、木菟のヒナ鳥(ズグ)に対する自己嫌悪、ルーに羊の縫いぐるみをXmasプレゼントする心優しさ‥‥次第にソロモン・ウォーカーは作者・三原順とオーヴァーラップして行く。冒頭2頁分のネーム空白に続いて《作者 極度の怠慢性ウツ病 及び 原稿拒否症の為 / 書くべき台詞を忘れ去り 音声が途絶えております / 今 しばらくお待ち下さいませ》というナレーションが入る「!‥?‥!?」。筋肉疲労を風邪ひきと誤解されて大切に扱われるソロモンは内心オドオド、風邪薬アレルギーで本当にダウン‥‥「〆切りは / 寄せ来るは / 最終頁は近づくは!」「ああ!そして / 話を持ち越して / しまった今 !!」「夜がこわい」‥‥と、ソロモンに独白させる「ソロモン・ウォーカーは悪い奴」。ピアにもピアの言い分がある。堕胎した幻の弟ジョセフの命日(「屋根の上の犬」)や苦手なダンス・レッスンの日々(「あなたに捧げる花言葉」)などで描かれるピアの複雑な心情が、単なるSMギャグで終わらせない『ルーソロ』の物語に深い陰影を与えている。

    「ホリデイ・片想い」は珠玉の短篇と呼ぶに相応しい異色作。ヒロインのサム(サマンサ)は、1ヵ月間の予定で親戚のリジーおばさんの家へ遊びに行く。チャールズ兄さんとの言わずもがなの会話。駅で待ち構えていたのはリジー家のロバート、ピアと悪友ドロシー、そしてソロモン。いつもよりパワーアップした「地獄の軍団」3人娘によるソロモン虐めの日々が始まる。ヴァレンタイン・デイにサムはソロモンに手作りチョコをプレゼントしようとする。激辛チョコと誤解したソロモンは拒否するが、サムに泣き付かれて破れかぶれで丸ごと喰ってしまう。サムの母親の早すぎる死、サムの残したソロモンの似顔絵、ソロモンの哀しみ、墓地のラスト・カットが胸に痛い。魔法使い修業中のトム(トマシーノ)の叶えた「3つのお願い」──〔1〕雪かき〔2〕救急箱〔3〕温泉旅行──の3番目でミニチュア手乗り犬と化してしまったソロモン君。「3つのおねがい あのねのね 3」と最終回「オール・オーバー・ナウ」で描かれるヌイグルミ犬の快適生活は、もしかしたらそれがソロモンの真の姿かもしれないというクマのプーさん的な寓話性を示唆する。もちろん期限付き(5泊6日)の変身なので、魔法が解ければ元の姿〜日常に戻るのだが‥‥。

                        *

    2005年10月2日、スヌーピーは生誕55周年を迎えた。〈スヌーピー ライフデザイン展〉(有楽町・国際アートフォーラム)は会場のA展示室を「Art Stage」「Living Stage」の2つに分けてスヌーピーをライフ・デザインする。スヌーピーの白いフィギュア(FRP製スタチュー)3体、もしくはピーナッツ・キャラ人形5体を10人のクリエータがカスタム・ペイント&コスプレ、3人の建築家が「犬小屋」を制作する「Art Stage」。村山留里子の〈鳥遊び〉〈おめかし〉〈熟睡〉は毛糸、綿、貝、竹、皮、プラスティック、ポリエステル‥‥等の素材をスヌーピーの周りにデコレートした、楽園の風景にも葬儀の祭壇にも見えるハイブリッド作品。草間彌生の3体は、お座りスヌーピーを白地に赤い水玉でペイント(鼻、耳は黒字に赤、首輪は赤地に黒)した〈水玉強迫〉、立ちスヌーピーをグリーンとイエローで網状にアクリル・ペイントした〈ネットの強迫〉、エサを食べる四つん這いスヌーピーの躰にペンネ、巻貝、螺旋、ゼンマイ、リング、円筒形状‥‥のマカロニを貼付けて合成樹脂塗装(銅色)した〈マカロニ・ドッグ、食べ物強迫〉。

    3体目のメタリックな、精密時計の内部構造が露わになったような機械仕掛けのAIBO風スヌーピーは一種異様だが、水玉&ネット・スヌーピーは草間のオブセッションが逆に鑑賞者に「癒し」として機能する逸品。倉科昌高のカスタム・ペイントは緑と金の唐草模様、白地に赤と黒の象眼、茶と白茶の木目調で、衣裳、内臓、家具の〈衣・食・住〉を表現。森本千絵のインスタレーションは3体のスヌーピーにパソコンで描いた絵・文字CGをリアルタイムで映写する。チーム☆ラボの〈花紅〉は5面モニタにモノトーンの和風な日本家屋、墨絵風の蓮の花、水墨画のドラゴン、鳥獣戯画のカエル、鶴たち‥‥とスヌーピーを映し出す。宇津木えりのスタチューアートはチャーリー・ブラウンたち5体をパンダ、羊、鳥、豹、兎の着ぐるみでコスプレさせた可愛らしい作品。アトリエワン(塚本由晴と貝島桃代)の〈犬小屋〉は「スヌーピーの家の描かれなかったコマ」に注目し、どうやってスヌーピーが屋根の上に昇ったかを考えて「電動蛇腹ハウス」を考案〜製作してしまったというユーモア溢れる実物大のモービル作品。

    「Living Stage」は個人デザイナーや各ブランド、企業とのコラボレート作品が並ぶ。吉川真由の〈ライナスの安全毛布〉は茶系統3色のウール毛布。BEAMSとUNTITLEDのプリントTシャツ。ファビアン・モンハイムのオリジナル香水〈Pefume SNOOPY 55〉。スティーヴン・ジョーンズのスヌーピーとウッドストックの首(仮面)を挿げ替えたブラックユーモアな〈ベスト・フレンド〉。4℃のダイヤモンド(K18WG)・ネックレス5点。世の男性なら是非ともスヌーピー好きの「彼女」に着せたい(脱がせたい?)Triumph製のセクシー黒レース下着(ブラジャー&ガーター&Tバック!)。池内タオルのタオルハンカチ。スクリーンに映写されるDーBROSのタイポグラフィ。美濃和紙+木舎のスヌーピー顔の卓上ライト・スタンド。前田ゆたかの〈すぬーぴー御所人形(桃の節句 / 端午の節句)〉。代官山にある「手拭い専門店 かまわぬ」のスヌーピー手拭い(売れ切れ?)。

    ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)のワイアで象ったスヌーピーの中にプリザーブド・フラワー(緑の葉と枝)を詰め込んだエコロジカルなオブジェ。三浦加納子のプレートとペディキュア・スヌーピー。バカラ(Baccarat)の24燈シャンデリア。白山陶器の4枚1組で絵が完成するパズル皿(大小8枚)と白地に藍のティーカップ。杉野宣雄の押し花を使った「だまし絵」。テオブロマ(THE OBROMA)の黒チョコ200kgで造った、犬小屋の上で眠るスヌーピー。黒田泰蔵の白磁皿5枚。帝国ホテルのオリジナル缶入りクッキー(3缶)。藤野征一郎の菓子器5皿。熊崎俊太郎がブレンドしたオリジナル紅茶〈SNOOTEA〉5種。会場内で薄く流れていた鈴木亜美のBGMだけは余計だったが、折角スヌー・ティーも紹介されているのだから、最後に紅茶とチョコのサーヴィスがあっても良かった?‥‥あの巨大なチョコレートの犬小屋をカチ割って食べたい誘惑に駆られたのだ。もっとも会場を1歩出れば、夥しいスヌーピーたちが商魂逞しく待ち構えているのだ‥‥ワン、ワン、ワン!

                        *

    • 「干支シリーズ・戌」というコンセプトの記事です(来年はどうするんだ!)。ネコは何10匹でもOKですが、イヌは3匹で手一杯‥‥ということで今回だけ「ネコ写真」は、お休みです。毎回愉しみに見に来てくれる猫好きの皆さん、ゴメンなさい

    • フィリパ・ピアスの原作は「ジュヴィナイル小説」ですが、多数決(?)で [comics] に分類しています

    • 次回は、ぶーけさんと約束したミレーヌ姫の記事をUPします

                        *



    まぼろしの小さい犬

    まぼろしの小さい犬

    • 著者:フィリパ・ピアス (Philippa Pearce) / 猪熊 葉子(訳)
    • 出版社:岩波書店
    • 発売日:1989/07/06
    • メディア:単行本
    • 目次:誕生日の朝早く / ガラスのうしろの犬 / 口に出せないことのかずかず / リトルバーリーまではとまりません / ティリーといっしょに / 約束と虹 / ひとつのおわり / ひとつのはじまり / オオカミは何百匹と死ぬ / ロンドンの犬 / クリスマスイブの事件 / フィッチおじいさんのささやき / 保養の旅 / 雨のなかの小屋 / 犬はやっぱりだめだ‥‥ / 丘からの...


    ルーとソロモン 1

    ルーとソロモン 1

    • 著者:三原 順
    • 出版社:白泉社
    • 発売日:1998/12/20
    • メディア:文庫
    • 目次:その日まで / ライト / プリーズ / イエス・イッツ・ミー / モヤ‥‥モヤ / ストップ / ウフッフッフ〜!/ 戯(そばえ)/ ハッピー・ディ / オー・マイ・ドギー!/ はばたけ光の中へ!/ ソロモンの部屋 / 知らんぷり / 部屋は北向き / 教は日曜 お買い物 /「!‥?‥!?」/ ...


    スヌーピーたち ── 50年分のHAPPY BOOK

    スヌーピーたち ── 50年分のHAPPY BOOK

    • 著者:デリック・バング (Derrick Bang) / 笹野 洋子(訳)
    • 出版社:講談社
    • 発売日:2004/10/27
    • メディア:単行本
    • 目次:「リル・フォークス」を知っている? / 全員集合! / 本当は‥‥どうなっている? / ピーナッツ・ギャグ ピーナッツ・ジョーク / ふつうじゃないコミック / アニメとドキュメンタリーと音楽と


    スヌーピー ライフデザイン展

    スヌーピー ライフデザイン展

    • アーティスト:草間 彌生 / 倉科 昌高 / 宇津木 えり / ニコライ・バーグマン ...
    • 会場:東京国際フォーラム
    • 会期:2005/11/19 ー 2006/01/15
    • メディア:デザイン


    Dots Obsession

    水玉強迫(2005)

    • アーティスト:草間 彌生
    • 会場:東京国際フォーラム
    • 会期:2005/11/19 ー 2006/01/15
    • 写真提供:草間彌生スタジオ

    コメント(18)  トラックバック(1) 

    コメント 18

    スゥ。

    “今回だけ「ネコ写真」は、お休みで”したか。
    スヌーピーのプレートの陰にいるのじゃないかと、しばし探してしまいましたよ。
    先週の『たけしの誰でもピカソ』総集編で拝見した草間彌生女史、相変わらず凄い存在感でした。
    UPされてる画像でだって隣のスヌーピーより余ッ程…

    田辺聖子氏の書かれるエッセイに出てくる大型ヌイグルミ種のスヌー。
    アマエタの彼が発する独り言の、なんと警句に満ちている事か。
    ご夫君“カモカのおっちゃん”ご逝去後、彼がお聖さんを和ませてくれていることを願って止みません。
    最近は『しばわんこの和のこころ』の帯にも推薦文を寄せてらした聖子氏は紛うかたなき犬派ですね。
    by スゥ。 (2006-04-11 02:45) 

    sknys

    スゥ。さん、最速コメントありがとう。
    イヌ記事にネコ写真を付けるのもどうかと思って、
    今回だけお休みしてみました。
    スヌーピーのカラー・シルエット写真は(会場内が撮影禁止なので)
    寒風吹き荒ぶ夜、アートフォーラムA展示室の外から撮っています。

    先月(3月)HV特集「NY近代美術館」(NHK総合)を視ていたら、
    若かりし頃の草間彌生のフィルムが流れました。
    MoMA敷地内に全裸の若者たちがチン入して乱交パーティ!‥‥
    草間女史も60年代はムチャしてたのね。
    そのMoMAが1998年に大回顧展を開催。
    「草間の芸術をMoMAが認めるのに30年以上かかった」という
    ナレーションに目頭が熱くなっちゃった。
    美術館に所蔵〜展示されている「モノ」だけがアートじゃないぞって!

    田辺聖子とか新井素子とか、ヌイグルミ好きの女性作家は少なくないよね。
    偽悪・露悪趣味の松浦理英子が犬好きなのは不思議です。
    by sknys (2006-04-11 21:13) 

    こにゃ

    こんばんわ^^
    猫写じゃなくて残念です(わんち、も好きですけども)
    “犬”の出てくる物語といえば「動物のお医者さん」とか「フランダースの犬」
    くらいしか思い浮かびませんでした(汗)
    来年はイノシシのお話なのかしら?!
    あ、セブンイレブンのスヌーピーボウルはGetいたしましたです。はい^^
    by こにゃ (2006-04-11 23:33) 

    miyuco

    「ルーとソロモン」三原順さんは短編の切れ味が鋭かったですね。
    読んでいるわたしまでソロモンと一緒に翻弄されているようでした。
    「はみだしっ子」の番外編ラスト「オクトパス・ガーデン」もすごい短編でした。
    「スヌーピーライフデザイン展」に行ってしまったら物欲の塊になってしまうかも。
    楽しいものがたくさんありそうですね。
    水玉スヌーピー すごいです…
    by miyuco (2006-04-12 12:32) 

    sknys

    こにゃさん、コメント&nice! ありがとう。
    実は○○回文にドン引きしちゃったんじゃないかと危惧していました
    (←こんな下劣な人とは思わなかったわ‥‥もう読んでやらない!)。

    こっちも「イヌ」は3匹で手一杯。
    来年は「亥」ではなく「ブタ年?」になるでしょう。
    今回お休みしちゃったけれど、次回からは「ネコ写真」をUPして行くよ
    (フロ時計の上のサイドバーをクリックすると
    「お宝猫写真」が見れるように工夫しました。他にもあるので探してね)。

    今までに紹介した猫ちゃんたちの「ネコ・カタログ」も、
    近日中にUP(臨時増刊号?)出来ると思います。
    by sknys (2006-04-12 21:37) 

    sknys

    miyucoさん、コメント&nice! ありがとう。
    「ソロモンと一緒に翻弄され」るのが快感になったりして?
    最初はLala5月臨時増刊号(1979)で済ませるつもりでしたが、
    土壇場で『ルーソロ』の文庫本2冊を熟読してしまいました
    (6〜7段目の記事は10日夜に書いたのよ!)。

    『はみだしっ子全コレクション』(1982)を押入れの奥から発掘して
    パラパラ見ていたら、「三原順先生へ100のQ&A」の中で、
    猫より犬が好き、自分のことをサド70%、マゾ30%と答えていました
    (「オクトパス・ガーデン」は『ロング アゴー』に再録されています)。

    〈Octopus's Garden〉はリンゴの作詞作曲ですが、
    ドキュメント映画『Let It Be』を観ると
    ジョージが全面的に協力しているのが判ります。
    タイトルと内容が必ずしも一致しないのは、
    題名を掲載誌に予告した後でストーリを考えているからでしょうね。

    〈スヌーピー ライフデザイン展〉は今夏以降、
    大阪〜名古屋‥‥全国巡回予定。
    草間さんのポストカード(スヌーピー3匹セット)を買っちゃいました!
    「水玉スヌー」をソロモンみたいにミニチュア化したら売れるかも?‥‥。
    by sknys (2006-04-13 00:36) 

    スゥ。

    今日は朝から戯。この言葉は『ルーとソロモン』で三原サンに教わりました。
    それからいつも日照り雨の度に「まぁ、戯ね」って口に出してみるけど
    今まで誰にも通じた事がありません。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%82%92%E4%B8%BB%E9%A1%8C%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BD%9C%E5%93%81%E4%B8%80%E8%A6%A7

    『ネコ~』の方もだけど抜け抜けのダダ漏れ。ソロモンは記載されていません。
    参考程度に…てゆーか題材自体網羅するのは非常に困難でしょう。
    新作も増えてくし、範囲だって広げれば時間空間共どこまで行っちゃうか…
    まぁWikiだから寄って集って日々更新していけばナントカなるかな?

    洗濯機回しちゃったんだけどホント微妙な空模様。
    とりあえず吉田日出子を真似て『お天気雨』でも歌ってみよう。
    by スゥ。 (2006-04-21 11:33) 

    sknys

    スゥ。さん、コメントありがとう。
    机上の「新潮国語辞典」には【戯】〔1〕たわむれること。ふざけること。
    〔2〕狂い騒ぐ。──としか載っていませんが、
    「広辞苑」には〔3〕或ところだけで降っている雨。通り雨。わたくし雨。
    むらしぐれ。日照雨。──の意味が追加されています。

    『ルーソロ』の「戯」は某角川映画のパロディにもなっているし、
    タイトル通りのオチもついている。
    三原さんは「戯」の3番目の意味を、どこで知ったのでしょう?
    (恋人イーノの髪がヅラだって、ピアは知っているのかな?)
    by sknys (2006-04-21 23:19) 

    モバサム41

    今夜は、時間ないのでTBだけ。
    また読んだら、コメント入れときます(笑)
    by モバサム41 (2006-05-27 00:34) 

    sknys

    〈お年賀〉のTBだけで充分です。
    草間彌生さんの「水玉スヌーピー」と、
    Triumph製「スヌーピーTバック黒下着」だけは見てほしいけれど(笑)。
    by sknys (2006-05-27 13:34) 

    モバサム41

    三題噺で来ましたか…
    3ドッグズ・ナイトて言うから、元ネタの話か、3大アメリカン・バンドの話か(笑…時代が違う?)と思ってたんですが。
    私には馴染みの薄い世界でしたが、心地良い「裏切り」でした。
    nice!ゼロ宣言は過去には遡及しないってことで(笑)、41押しときます。
    by モバサム41 (2006-05-28 07:50) 

    sknys

    モバサムさん、コメントありがとう。
    音楽ネタじゃなくてゴメンなさい。
    三原順さんは洋楽ロック好きなので、結構笑えるギャグ
    ──恋人イーノの髪が実はズラだった!‥‥とか
    ──が作品の中に仕込んであります。

    今日、プロフィール欄から「nice! 41」カウンターを消しました(笑)。
    ソースを表示させて該当箇所をコピー〜カスタムペインにペースト、
    nice! のタグ表記部分を削除すればOK!‥‥これでスッキリ気分爽快!
    〈nice! カウンターを消す方法〉という記事を書こうかな?
    by sknys (2006-05-28 14:16) 

    モバサム41

    前々から誰かに聞こうと思ってたんだけど(でも、恥ずかしくてできなかった…笑)、リンクのさせ方ってどうするの?
    例えば、profile欄に飛ばすには?
    by モバサム41 (2006-05-28 16:08) 

    sknys

    ソースを丸ごとコピーしているので、profileも自動的にリンクします。
    記事数は自動更新しないので(記事を1つ「下書き」にしても
    数字は減らない!)、手動で更新するか、
    nice! カウンターと同じ要領で消すかの、どちらかです。
    HTMLの知識がなくても見よう見真似で何とかなります(笑)。

    タイトル(旧sknysさん)部分をオリジナルのようにリンクさせるには、
    下記のようなHTMLタグを埋め込む必要があります。

    <a href="http://blog.so-net .ne.jp/sknys/"><fon t color="#70a000">s knys</font></a>

    "#70a000"は色指定コード‥‥好きな色に変えられます。
    by sknys (2006-05-28 20:42) 

    おきざりスゥ。

    第18回高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)の絵画部門を草間弥生が受賞との報道。
    日本の女性での初受賞、の記事には驚きませんでしたが、年齢にビックリ。
                         …77かァ…恐れ入るなァ。
    「10歳から描いて描いて描きまくってきた。100歳まで生きて先駆的な仕事をした                    い」とは受賞の言葉。実行しそうですねェ。               
    by おきざりスゥ。 (2006-10-19 10:32) 

    sknys

    スゥ。さん、ベンやピーター少年のような大怪我じゃなくて良かったね。
    草間さんは若い頃、美人でしたよ。
    ヌードを披露したり、MoMAに乱入したり‥‥オノ・ヨーコと並ぶ、
    日本を代表する女性アヴァギャン・アーティストです。

    名古屋の〈スヌーピー ライフデザイン展〉が終わっていました!
    ‥‥情報が「祭りのあと」で、ゴメンなさい^^;
    http://www.tv-aichi.co.jp/event/snoopy/
    by sknys (2006-10-19 21:06) 

    びっけ

    TBありがとうございました。
    『まぼろしの小さい犬』・・・
    >初恋の女性を諦めて「現実」の恋人と結婚することに決めた青年の心情のように辛く切ないラスト・シーンだ‥‥。
    そうかぁ・・・そういう見方もあるのですね。目からウロコでした。
    どうも私は児童書の記事を書く場合、子どもの目線とか子を持つ親の視点で考える癖がついてしまっているなぁ・・・とちょっぴり反省しました。
    ★ 最後の写真(水玉脅迫)・・・スヌーピーが‘はしか’に罹っているようで、不憫ですわ。(^^;
    by びっけ (2007-06-10 21:38) 

    sknys

    びっけさん、コメントありがとう。
    もし児童書が子供たちだけのものならば、
    大人になった後で発表された新作を読む機会は永遠に失われてしまう!

    『まぼろしの小さい犬』を小学生時代に読んでいたら、
    一体どんな感想を抱いただろうか?
    ‥‥仔犬を飼いたいと思う、それとも飼いたくなくなる?

    作者のP・ピアス(86)は昨年末に亡くなりましたが、
    「トムまよ」や「ベンとチキチトの物語」は読者の中で生き続けるでしょう。
    ビーグル犬も「はしか」に罹るんですね^^
    by sknys (2007-06-11 21:00) 

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